凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文庫化されるのを待っていた作品。
やっと読める時が来たからか、一気に読んでしまった。
本屋大賞を受賞したのも納得。
プロローグを読んだ時、暁美は夫に浮気をされている可哀想な女性なのかと思った。
でも読み進めていくうちに決してそんなことはなく、とてもカッコ良い自立した女性になっていて、なぜそんな状況になっているのか分かると登場人物が皆愛おしくなった。
暁美と櫂の話が交互に出てくるこの小説は、片方の話を読んでいる時はそっちに肩入れし、もう片方の話を読むと不器用な2人の愛にヤキモキし、もどかしくなる。
もっと2人とも素直になればいいのに…
自分も素直になるのは苦手だから気持ちはとっても分かるけど -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初から最後まで、話に引き込まれてどんどん読み進めていきたくなる、話としては暗めですので表現として正しくないかもですが、すごく良い一冊でした。
「事実と真実は違う」
事実に憶測・解釈が加わって生じた、真実との乖離に長年苦しみ、囚われ続けている姿は読んでて辛かった。
ただ、ここまで乖離が生じて、普通に生活することすら危うくなるのであれば、記者に真実を語ってある種の潔白は晴らして欲しかったと思いますし、従兄のクソガキこそ地獄に落ちるべき存在だと思いました。
あと、亮もかなり胸くそ悪かったです。
主人公の2人は互いに地獄を抱えながら、互いがそれを癒す唯一の存在だったと、同じ思いを持ち続けていた事と -
Posted by ブクログ
本屋大賞受賞作の「流浪の月」が周りで頻繁に話題に上がっていた。ミーハーなので同じ作者のこれが借りられたので、読んでみた。
これも人気らしく、次の人が待っています(延滞延長はできません)というので慌てて読みかけの本を後回しにした。
短編集だが、どれも亡くなった画家の鹿野くんと美術教師のうる波さん夫婦の日常に関わった人たちの話で。
鹿野くんは結婚二年目に亡くなっている。家を出てすぐ交通事故にあったのだが、うる波さんにだけ見える姿で戻ってきた。
よく考えられた珍しい設定が大成功で、死んでしまえば人は消滅して深い別離の悲しみに迷い込むが、こんなはなしになると奇妙さを超えたところで癒される、状況を -
Posted by ブクログ
汝読み終えてすぐに読んだ。
北原先生の過去について、先生と学生との子供だと考えてたけど学生を思って引き取った子であったのは衝撃でこんなにも相手を想う優しさで行動できる人がいるのだと感心した。その時点では先生は結ちゃんに対して恋愛感情ではなく、この子を助けたいという気持ちだけで私の子ですと言ったのではないかと感じた。明日見さんの親もそうだけどここに登場する親が毒親多すぎて辛かった、と同時に自分の親に感謝しようと思えた。暁美のお母さんは更生して余裕のある大人になれてよかった。どんなことがあっても精神的にも経済的にも自立した大人でありたい。
暁美の中から櫂は消えないけれど、時間が経って自分の生活 -
Posted by ブクログ
【汝、星のごとく】の続編?番外編?
北原先生の過去。
編集者さんのその後。
櫂が亡くなった後の話。
編集者さんの亡くなった作者への愛。弔い合戦に感動した。
周りになんて言われようが、僻まれ妬まれようが、大事な作家さんたちの為に自分はどう思われてもかまわない。なんなら家族まで犠牲にしてしまってる…今の令和の生き方には流行らないけど心打たれたな…
SNSでの被害で今までの人生を奪われた作家…
わたしも推してるグループのメンバーが落ち度があったにしても、そこまで炎上する?ってくらい叩かれて、グループを抜けちゃって…今まで名前しか知らないとか顔は見たことある。みたいな人がどうしてここまで叩けるんだ