凪良ゆうのレビュー一覧

  • 滅びの前のシャングリラ

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    ネタバレ

    ・この小説を読み終わってから「シャングリラ」の言葉の意味を調べた。理想郷・ユートピア。全くあらすじとかも読まずに読み始めたため、何が滅びる前の話なのかと思いながら読んだ。”隕石が地球に衝突する前の”シャングリラなのだろうけど、現実的に考えると”世の中の秩序・良心が崩れ落ちる”前のシャングリラなのだと思った。衝突する瞬間が訪れる前に、人間の欲望が溢れかえった、混沌とした世の中になっていた。
    ・何かしら大小関わらず憂い・絶望・不信感・軽蔑、負の感情を持って生きているけれど、生の終わりが見えると自分の底に潜んでいる真の欲望に従順になれたりするんだろうか。生理的欲求が満たされていればの話だが。
    ・私も

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    2026年01月12日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    ・引用
    わたしたちは親子ではなく、夫婦でもなく、恋人でもなく、友達というのもなんとなくちがう。
    わたしたちの間には、言葉にできるようなわかりやすいつながりはなく、なににも守られておらず、それぞれひとりで、けれどそれが互いをとても近く感じさせている。
     わたしは、これを、なんと呼べばいいのかわからない。


    ・感想
    世間一般からみたその人の属性や、ステレオタイプ的な型にはめられた見方は、ほんとうに愚かなことだなと思う。大多数の世間一般の人は型にはめることで勝手に結論をつけて安心してしまう思考停止に陥っている。ただ、そう言ってる自分自身もどこかで型にはめた見方をしていないか?という問いを突きつけら

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    2026年01月12日
  • 星を編む

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    汝、より好きだったかも。
    未来が見えないくらい真っ暗なところにいても結局時間は進んでいくし、みんなが想像していなかった明るい未来が待っているのかもしれない、って思わされた。
    幸せに生きてくれてて嬉しかった。

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    2026年01月12日
  • すみれ荘ファミリア

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    『汝、星のごとく』と『星を編む』を一気読みし号泣。他の凪良先生の作品も読みたいと思い、購入。しかし、なぜか、買って満足して積読本になっていました。

    新年は、積読本たちを少しでも減らす年にしたい!!と自分の中で目標を掲げ、積読本にしていた『すみれ荘ファミリア』を選びました。
    理由としては、併読している『踊りつかれて』や『殺し屋の営業術』が私には、ハードなので、箸休め的な感じで、可愛らしい表紙と表題で、きっとほんわかしていると思ったから。裏表紙のあらすじで・・・

    愛は毒か、それとも救いか。

    っていうのが多少気になりましたが、家族の物語だから、大丈夫と思っていましたが・・・
    いい意味で騙されま

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    2026年01月12日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    「老夫婦にとって男は無情な強盗であり、母親からすると愛しい息子である」
    私達人間の常識や認識は脆い。
    見たいものを見たいようにしか見ない。

    1ヶ月後に地球が滅亡する。
    当たり前や日常、善や悪は、1ヶ月後に死ぬと定められた途端、全てが変わってしまう。
    暴力や殺人が誰からも裁かれなくなり、暴力を嫌悪していた自分が、暴力で生き延びようとする。
    罪を犯したら償う、人を殺したら死刑になるかも、だったのに、虫を殺した、資源を無駄にした、何か理由がなければ人は向かってくる死をどうを受け入れるのか。
    地球が滅亡しなくても、誰もが必ず死ぬことは平等なのに、こんなにも世界が変わってしまうんだな。

    善人とか常識

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    2026年01月12日
  • 流浪の月

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    恋愛じゃない愛のかたちで、当事者にしか分からない気持ちを覗かせてもらったような何とも言えない気持ちになりました。

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    2026年01月11日
  • 星を編む

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    ずっと読みたかった続編 前作がツラ過ぎたので救いが欲しかった 私の好きな北原センセの過去がようやく知れました 

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    2026年01月11日
  • 流浪の月

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    「家内更紗ちゃん誘拐事件」
    19歳の犯人文と9歳の少女更紗が過ごした特別な時間。2人にしか分からない真実は、世間からみたら犯罪者と被害者という事実でしかない。
    事実と真実は違うのに——
    理解し難い部分もあったけど、それは私も当事者じゃないからかな?
    世間から理解されなくても、2人にしか分からないことがあって、それでも一緒にいたい。そんな2人には幸せに生きていってほしい。

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    2026年01月11日
  • 星を編む

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    ネタバレ

    汝、星のごとく を読んだ翌日にこちらも。
    「汝、」だけだと北原先生は本当に不倫しているかのような描写だったため、安心した。互助会結婚も良かったけれど、愛し合う夫婦になれた。凪いだ海のような2人の関係がずっと続いてほしいと思った。

    文章は「汝、」のほうがキレが良く、ハッとさせられることが多々あった。
    こちらは補足としてとても良い読後感。続編が読めて良かった。

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    2026年01月10日
  • 星を編む

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    良かったなぁ。
    ちょっと、春に翔ぶ、で、好きだった人のこと思い出して、夢に出てきたわ(笑)

    順番間違えた!汝、星のごとく、から読むべきだった。装丁で選んでいるが故(笑)

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    2026年01月10日
  • 星を編む

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    北原先生と結の秘めた過去を始めとして、櫂が亡くなってからのその後が描かれている。北原先生と暁海の夫婦関係がぎこちなく、素直じゃないのか、気付くのが遅いのか、夫婦にも色々な形があるのだなと思わせる。比較的穏やかに進んでいく物語。
    でも個人的には瞳子さんとお父さんは不倫の代償かなと思ってしまった。

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    2026年01月09日
  • 星を編む

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    前作では語られなかった過去と現在の話。
    どれだけの過去が人の人格を形成するのかを改めて考える一冊となった。

    私として一つ明確に理解した事は過去を振り返れる人間の強みと過去に執着される人間の弱さである。

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    2026年01月09日
  • 流浪の月

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    その人のことはその人しかわからない。その人にも実はわからないのかもしれない。真実とは何か、真実なんてものは実はないのではないか。その人が正しいと思えばそれが真実であり、それが自由。自由でありたい。無駄に人を決めつたり、傷つけたるするのはやめようと心に刻み、皆に言いたい。

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    2026年01月09日
  • わたしの美しい庭

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    “縁切り神社”と、整えられた美しい庭園が屋上にあるマンションに住む(住んでいた)人たちの短編集。それぞれに辛い過去だったり、マイノリティーだったりを抱えていますが、互いに支え合いながら暮らしていきます。
    他人は心配しているふりをして無責任にあれこれ言ってきますが、自分の気持ちや幸せは自分だけのもの。そんなことを改めて思い知らされます。
    凪良ゆうさんらしい、細やかな心理描写で胸がギュッと締め付けられるような場面もありますが、どのお話もあたたかく素敵な物語です。

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    2026年01月08日
  • 星を編む

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    深いなー
    いろいろ複雑だし、遺伝子検査でわかるだろ、とか
    ま、ツッコミどころはあるにせよ、最近流行りの結婚や家族の新しい形を提案したような作品。
    前作よりもハッピーな感じで読後感も爽やか。

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    2026年01月08日
  • 神さまのビオトープ

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    いろんな恋愛の“環境”があって、世間からはなかなか理解されない関係性があって、不思議な読書体験だった。流浪の月と少し雰囲気が似てたかな。本人たちが幸せならいいのかもなあ。

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    2026年01月08日
  • 流浪の月

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    初めはロリコンか、、、と正直思っていたが
    読み進めるにつれて事実と事実をきちんと
    理解して心の底からの2人の幸せを願っていました。現実世界でも色んな人がいる事を理解しその人の気持ちに耳を傾けることが大切だと思いました。

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    2026年01月06日
  • 流浪の月

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    自由奔放な家族から見放された引き取られた先の親戚でDVを受けるがそこから逃げることでさらなる苦難が待ち受ける。とても深刻なストーリーだが、主人公の子供の頃のあけすけな性格が心に残っているからかそこまで悲惨に感じない。
    幼女連れ去り、2か月拘束から世間が想像するのは変質者の行為だが、情報は常に何らかのバイアスがかかっており、作中でも語られる「事実はなく、出来事にはそれぞれの解釈があるだけ」そしてそれは当事者にとってもだと感じる。
    よく練られたストーリーであり、主人公と文のふたりがうまくいくのもそれぞれが抱える身体の欠如でありトラウマである故。2人に何度も苦難が訪れる事で読み手を飽きさせない。

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    2026年01月05日
  • 星を編む

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    汝、星の如くの登場人物たちにらよる短編が3作品。
    前作が、家庭環境中心にヘビーな話から、
    そして壮絶な人生を描いていたのに対して、こちらは非常に穏やかに紡がれている。
    北原先生と暁海の夫婦関係は、一般的ではないけれど理想的で、結ちゃんを引き取った北原先生の覚悟に触れて、「先生ぽいな」と感心する。
    編集者二人の話は、ここまで熱意を持って仕事に打ち込める二人がかっこいい。尊敬。
    凪良ゆうさんのこの作品のような穏やかな作品をもっと読んでいみたい。

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    2026年01月05日
  • 流浪の月

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    「汝〜」から入り、こちらへ。

    「事実と真実」という印象的なフレーズを出発点にしよう。ビジネスにおいては「事実と解釈」の峻別が大事だと新人時代の上司に口酸っぱく言われたが、生きていく上で、特に他者とパーソナルな関係を築くにあたっては事実の裏にある意図や考えおよび内的な準拠枠やトラウマ、果てはインナーチャイルドまで踏まえた思考プロセス=「真実」を経たアウトプットが行動事実であることを思い出させる。

    なぜ動物園に行ったのか。危機が迫る中で手を強く握り、握り返されたのか。

    本作は悲しい背景とそこから表出する複雑な関係性を舞台に、「優しい」他者の解釈によって汚され続ける、翻弄され続ける姿が描かれる

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    2026年01月04日