凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「いったいいつになったら、あなたは自分の人生を生きるの?」
自分の親は選べないし、生まれ育った環境は変えられない。
ましてや人間は群れで暮らす生き物で、どこかに属さないと生きていけない。
でも、どこに属するかは自分で決められる。
自分で選んだ場所に属することで、自分の人生を生きることができる。
そうでなければ、人生を常に誰かのせいにしてしまう。
誰とも比べなくていい、誰が正しいなんてことはない。
ずっとずっと同じメッセージが突き刺さる。
結局誰しもが自分で選んだ人生を生きているけれど、選択する基準が自分軸なのか、他人軸なのかは人生の幸福度に大きく関わってくると思う。
自分の意思で行 -
Posted by ブクログ
ネタバレ信士が、幸せに育った連中が子供のころの楽しかった思い出を語るのと同じ。幸せも不幸せもただの記憶で、思い出す時に嬉しくなるかムカつくかだけの違いだ。って話す場面がめちゃくちゃよかった。そういう記憶は幸せでも不幸せなものでもいつまで経っても忘れられない。こんなふうに言葉にできる信士のことを静香が、ずっとかっこいい男だって友樹に話してたのは信士のことを愛していたからだからそれが本当によかった。
罪を背負っても隠し通して、最期の日まで大切な人を、自分を守る。善悪なんて綺麗事で自分が納得できるかどうか。無理やり納得させてでも最期の日を迎える人たちの生き抜き方に出会えてよかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレプロローグを読む。妻公認の不倫、そして、白い目で見られる暁海という女性。その女性を理解し難いという思いで噂話にする近所の住民たち。
私もこの暁海という人へ好奇の目を向けることになった。
ただ、エピローグを読んで自分もただの噂話好きの島民でしかなかったのだと分かった。本人達の中にあるとても大切な思い出は本人達にしか分からず、他人の私は憐れむような目でしか見れていなかったのだ。
同じ文章でも捉え方は180度代わり、読んでいる自分でさえ、島民の噂話に対して「知ったような口を聞いて、、」と思った。要は人のことなんて知った気にならない方がいい。
櫂と暁海は、それぞれ成功を経験していると私から見ると思