凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『汝、星のごとく』の続編。
前作はクライマックスでボロボロ泣けてしまう作品で強く印象に残っていましたが、その続編ということで期待大。
内容は短編で、前作ではだいぶ謎めいた人だった北原先生の過去が明らかになるお話、前作メインキャストの櫂の漫画作品を没後にリバイバルさせようと奮闘する編集者2人のお話、前作主人公暁海と旦那である北原先生を中心に高齢になるまで、その後の生活が描かれるお話の3篇。
前作のような恋愛系の展開はなく、各編を通して、悩みながらもそれぞれが思いを貫き通す様子が描かれる。
読後は充実感でいっぱい。
良い作品・シリーズでした。 -
Posted by ブクログ
読み終わった勢いのまま、評価を。
月並みな言葉だけれど、こんなに胸をがしっと鷲掴みにされて揺さぶられた小説は初めてだった。
私とは境遇も環境も何もかも違うのに、同じ女性という性別なだけ、娘や社会人といったごく平凡な「役割」が同じというだけで、どんどん引き込まれていった。
途中は、男のいつものにえきらない部分に憤ったり、女の面倒な部分を冷笑したり、そんな流れの部分もあった。
でも、読み終わってみると、そんなごく平凡で誰もが思い当たる心の弱さや逃げみたいなものが、人生の取捨選択となり、その後に大きく影響するということをまざまざと感じさせる力強い物語だった。
こんな人におすすめ、という本で -
Posted by ブクログ
本屋大賞を受賞し、大ベストセラー小説「汝、星のごとく」の続編。映画化もされた「汝、星のごとく」を実は私はさらりと読み終えてしまっていた。特に大きな感動を得ることもなく、美しい愛情の形だなぁっとかなり遠い美しすぎる愛情の形として受け取ったのだと思う。
本作も相変わらず、主人公たちは常識を越えた選択をしていく。世間がどう思おうとも、間違っていようとも自分を生きるのだと自分らしく生きるための選択をしていく。やはりとてもできないことであるにも関わらず本作はとても身近な心として感じ取れた。
「星を編む」は続編というよりも2冊揃ってこその作品のように感じた。
美しい愛の形というよりも凛とした美しい生き方の -
Posted by ブクログ
ネタバレ自由という言葉について考えるきっかけになった。自由とは自らを生きる権利である。また、この世には正しい生き方なんて存在しない。ただ、人は何かに属さないと生きていけないから、自分が何に属すかを決めたり、選択したり、そのために時には何かを捨てることが自由だ。だから、他人から軽蔑されるような選択をすることもあるし、愛する人のために誤ることだってある。誰になんて言われようとも、怖いのは飛び越えるその一瞬だけ。
しかし、自由と自分勝手はまた違う。他人にとって余計な荷物になるようなことはしてはいけない。自分が選んだ群れの中で、依存し合うのではなく、助け合い、自由に生きることが大切である。
北原先生の存在と