凪良ゆうのレビュー一覧

  • 滅びの前のシャングリラ

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    小惑星が地球にぶつかる、というなんとも想像しがたいシチュエーション。ぶっささる!!!!とはならなかった。
    もし自分が同じ世界にいたら、さわやかのハンバーグをたらふく食べて、ダンナといつもの晩酌をして、その時を迎えたいです。

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    2026年02月01日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    ネタバレ

    以前、『汝、星のごとく』を読み、凪良ゆうさんが紡ぎ出す美しく繊細な文章に内包された重みのあるストーリーに引き込まれて、他の作品も読んでみたいと思うようになった。
    今作は、花や葉に目隠しをされた赤子の表紙がキャッチーであり、意味深だったため、手に取ることを決めた。
    世界が消滅するまでの時間に対するあらゆる登場人物の視点を描いていた。
    各登場人物は、側から見て不幸だと思われる人もいれば、本人にしかわからない苦しみを抱えている人もいたが、全員に共通しているのは、残された時間を最も幸せな形で生き切ろうとする姿だった。
    表紙の赤子には、これまでの人生で感じてきた引け目や苦しみ、葛藤などの負の感情を一掃し

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    2026年01月31日
  • 神さまのビオトープ

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    ネタバレ

    うる波と幽霊になった鹿野くん。彼らの周囲の人物のひそやかな愛の話。
    佐々くんと千花の、アナフィラキシーショックでの死。機械の親友を持つ少年、小さな子供を愛する青年。美大志望の少年と学校一の美女の関係。少し外れている愛の形を描いた作品だった。
    佐々くんと千花の話は、甲斐甲斐しく世話を焼く千花が、佐々くんの想いを勘違いしてしまったことによる悲劇だった。佐々くんが何を思っていたかはわからない。よくあるとも言い難いが、その愛憎は今回の作品の中ではわかる方の話だった。
    機械の親友を持つ少年の話と、植物性ロミオ(金沢くん)の話はそういう形の愛を取りこぼさずに拾うのか……と感じた。小児性愛への世間の目はとて

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    2026年01月20日
  • 2119 9 29

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    ネタバレ

    阿部孝嗣は、14歳の時にドールの美優シリーズに一目ぼれした。美優シリーズは400万円ほどするので、大人になってお金を稼いで、マスターになることを夢見ていた。
    中学高校大学と美優シリーズのオタクとして活動し、仲間もいた。
    大学時代、同級生が、セックスドールとして作られたシンと結ばれるのにも一役買った(前作の「ショートケーキの苺には触らないで」)

    ドールは人にそっくりのシンや美優(家事や介護用)のようなものだったが、
    戦争が起こり、全ロボットが回収され、戦争の最前線に送られることになった。
    戦争が終わって、壊れなかったロボットたちはスクラップになるか、顔をつぶして人には見えないロボットらしい顔に

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    2026年01月16日
  • 星を編む

    匿名

    無料版購入済み

    前作ではあまりに飄々としていて、ややもすれば暁海にとって「都合のいい人」感さえあった北原先生。第一編は、彼の人となりを深掘りするためにあるのだろう。

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    2026年01月12日
  • すみれ荘ファミリア

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    ネタバレ

    歪んだ愛の人ばかり。
    青子と三上のように度が過ぎてしまうと行き着く先は悲劇でしかない。
    しかし、私は母親の悦実が一番ひどいと思う。
    一吾の方を大事にするようになった過程は理解できるけど、天涯孤独になった央二の養育を拒否するのはあり得な過ぎる。 
    きっと子どもを平等に愛せないことで苦しんでいる親は世の中にたくさんいる。それでも責任は平等であるべき。
    歪んだ愛で育った子どもは、青子のように同じく歪んだ愛で人を傷つけるのだと思う。
    央二の場合は他人を傷つけないけど自己防衛で感情の欠落した人間になっている。
    育つ環境って大事だなと思った。
    最後の誕生日ケーキの場面はじーんときた。
    これから央二がどんど

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    2026年01月07日
  • 神さまのビオトープ

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    世間からは誤解され嫌悪される関係性の中に生きる2人だけの幸せ、というのは凪良ゆうさんの永遠のテーマなのだなと思った。他に読んだの、流浪の月しかないけど。

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    2026年01月05日
  • 星を編む

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    読み終えて最初に思ったのは、「これはただの続編じゃない」ということだった。『星を編む』は、『汝、星のごとく』という強い物語の“その後”をなぞる作品ではなく、あの物語の外側から、人生の余白を静かに照らすスピンオフのような一冊だと感じた。

    正直に言えば、前作を読んだときの衝撃や感動の大きさを、本作がそのまま上回るかと言われると、そうではない。けれどそれは、この物語が弱いからではない。むしろ、『汝、星のごとく』という完成度の高い物語が先にあり、その登場人物たちをすでに好きになっているからこそ、この本はより静かに、深く沁みてくるのだと思う。

    物語全体はとても静かだ。大きな事件が起こるわけでも、感情

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    2026年02月11日
  • すみれ荘ファミリア

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    「汝、星のごとく」「わたしの美しい庭」に続いて3冊目の凪良ゆうさんの小説。言葉の綺麗さ、物語の綺麗さが好きでどハマりしましたが、すみれ荘ファミリアは、人の裏の部分をテーマとした作品です。そのため物語の綺麗さは然程感じることなく、前2作に比べると「普通」な印象を持ってしまいました。とはいえ、作中に溢れている言葉の綺麗さは、さすが!!と思わされます。

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    2026年01月04日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    1ヶ月後に地球滅亡する世界。自分だったらどうするかとか考えてしまいました。最初はバイオレンスな雰囲気に馴染めずにいたけど、静香ママ登場でぐっと読みやすくなりました。絶望だけではないラストが美しい。
    読んでいて「ひとめあなたに…」を思い出したので、巻末の新井素子さんとの対談もよかった

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    2026年01月04日
  • 神さまのビオトープ

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    アイシングシュガーが一番おもしろかったかな。
    鹿野くんが自分の好みじゃなさすぎて、うる波の思いこがれる姿には共感できなかった。
    ストーリーは特筆すべき部分がなかったが、ハッとするような表現が散りばめられていた。

    これからずっとこうなのだろうか。
    定員二人の舟を、ひとりでゆらゆら漕いでゆくんだろうか。(原文から引用)

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    2025年12月23日
  • わたしの美しい庭

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    幼い頃に両親を失った百音、そんな百音を引き取ることになった縁切り神社経営者統理、ゲイであることを公表している路有。
    その3人のいろんな事情と周囲にいる人たちのそれぞれの物語。

    思いやり、というものは時には残酷な凶器に変わってしまうんだな、ということを学んだ。
    自分も自分らしく生きられたらどんなに楽だろうか…。

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    2025年12月20日
  • すみれ荘ファミリア

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    人を愛するが故の歪んだ行動をとってしまう人たち。
    親は子供を平等な愛情では愛せない。気が合う、合わないもあり、自分でも気づかないうちに左右に1人ずつ子供を載せた心の天秤が、少しずつ一方に傾いていくこともある。

    文中から
    神さまは人にとって無駄なものはなにもお与えにならない。冬が長く続き、きみの心は種のように眠っている。けれどいつかふたたび芽を出す。
    今はまだ、その芽にはなんの名前もついていないけれど。
    気づかず通り過ぎ、気付いて振り返り、慌てて戻る。間に合わないことのほうが多いが、間に合うこともいくつかはある。そして今日という日が流れ、過ぎ去り、また明日がくる。

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    2025年12月20日
  • 悩ましい彼  美しい彼3

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    初めて読んだボーイズラブの小説。今まで読んだ凪良ゆうさんの世界とはまるで違う。人気シリーズのようでこれは第3巻目だったよう。
    好きになった相手が同性だというだけで、真面目に人生を生きてる主人公2人。お互いを思いあう気持ちはなんら変わりない。
    凪良さんのあとがきによると、変人攻め萌えだが、それと同じくらい、強気で美しく、彼氏にベタ惚れしてるけど依存はしない、たまにしそうになるけど懸命に自分を律し、男として自分の足で立っている受けを熱愛しているとのこと。

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    2025年12月14日
  • おやすみなさい、また明日

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    ネタバレ

    SSがたまらなく良かった。つぐみが死ぬまで幸せに過ごせたみたいでとても嬉しい限り、、、、、、( ; ; )

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    2025年12月05日
  • すみれ荘ファミリア

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    ネタバレ

    和久井一悟
    三十三歳。実家は「すみれ荘」もちつ下宿を経営している。管理人代理。幼いころから身体が弱い。虚弱体質で高三の夏以降は入退院を繰り返して就職もできず、すみれ荘の大家代理に落ち着いている。妻を亡くしており、娘は妻の両親の下で育てられ、今年で五歳になる。

    芥一二三
    和久井が乗る自転車に衝突される。事故で右手の甲にヒビが入り、和久井に仕事を手伝ってもらうためにすみれ荘に入る。二十九歳。小説家。右目の下に涙形のほくろがある。三年前に妻を事故で亡くす。本名は斉藤央二。二十四年前に別れた一悟の実の弟。

    玉城美寿々
    二十歳ですみれ荘に入居し、六年目を迎える。PMS(月経前症候群)で体調の悩みを抱

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    2025年12月02日
  • すみれ荘ファミリア

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    兄弟の愛を書いているのかな。人は一人で生きていけないのだと感じた。自分の生き方を自らでわかっている人たちがうまく関わりあって生きている画を書いていた。自分の行動を見直すきっかけになったかも。

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    2025年12月01日
  • すみれ荘ファミリア

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    和久井一悟は33歳、実家が経営する下宿すみれ荘の管理人をしている。彼が乗る自転車に故意に当たってきた男がいた。その男は芥一二三と名乗った。すみれ荘には、玉城美寿々、上郷青子、平光隼人の3人が下宿しているが、そこへ芥も加わることに。芥は作家だというが、いったい何者か。

    表面上は穏やかな日常に見えても、その下では一人一人それぞれの感情が渦巻いていて、どことなく不穏な空気が常に漂っている。何かほんのちょっとしたきっかけで均衡が崩れてしまう危うさを孕んでいる一方、人を思い信じることの強さと喜びも確かにある現実、そのバランスをうまく取りながら、人はみな生きていく。

    ちょっとミステリー的な要素もあって

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    2025年11月16日
  • すみれ荘ファミリア

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    ほのぼの系の表紙だけど、人の弱いところをこれでもかってくらい緻密に表現してて、読んでてずーとヒリヒリした。
    凪良さんって歪んでる人間とノンデリのおじさんを描くのが本当に上手い。

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    2025年11月09日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    あと1ヶ月で地球が滅ぶとしたら、どう過ごしますか?冴えないいじめられっ子、学校のマドンナ、ナンバー1の歌姫、ヤクザ崩れの男の最期の1ヶ月とは…。 略奪殺人が普通になってしまった日本を描いているんだけど、気持ち悪さや怖さはそれほど感じない。コロナで治安が悪化した諸外国はこんな感じなんだろうか、と全然関係のない想像をした。 「やっぱり滅びませんでした~チャンチャン」ではないのがよかった。 市職員としては、「名前の漢字を言えるだけで住所教えちゃうの!?」と気になって仕方なかったヨ…

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    2025年10月26日