凪良ゆうのレビュー一覧

  • 滅びの前のシャングリラ

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    ネタバレ

    最初は、ふーんこんなものかと思って読んでた。
    中盤の静香さんらの再会や、locoの話から割と好きになった。この作者の描くストーリーはいつもそこまで響かないけど、心情描写は好きだなと思う。

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    2025年12月04日
  • すみれ荘ファミリア

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    ネタバレ

    和久井一悟
    三十三歳。実家は「すみれ荘」もちつ下宿を経営している。管理人代理。幼いころから身体が弱い。虚弱体質で高三の夏以降は入退院を繰り返して就職もできず、すみれ荘の大家代理に落ち着いている。妻を亡くしており、娘は妻の両親の下で育てられ、今年で五歳になる。

    芥一二三
    和久井が乗る自転車に衝突される。事故で右手の甲にヒビが入り、和久井に仕事を手伝ってもらうためにすみれ荘に入る。二十九歳。小説家。右目の下に涙形のほくろがある。三年前に妻を事故で亡くす。本名は斉藤央二。二十四年前に別れた一悟の実の弟。

    玉城美寿々
    二十歳ですみれ荘に入居し、六年目を迎える。PMS(月経前症候群)で体調の悩みを抱

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    2025年12月02日
  • 流浪の月

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    小児性愛者が起こした女児誘拐
    (事実は異なる)
    15年後、2人は再開し世間の偏見と抗いながら
    2人だけの関係を作っていく

    知識がないと理解し難いところもあるし
    報道だけが本当ではない。
    真実は2人しか知らない。

    社会のルール、偏見がテーマだが
    2人とその周囲の人の中にも
    理解がある人がいて救われるし
    魅力的なキャラがいて良かった。

    読みやすいし面白かったので一気読み

    先に「汝、星のごとく」「星を編む」を読んでいたので凪良さんワールドを感じれた。星を編むオススメ


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    2025年12月01日
  • すみれ荘ファミリア

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    兄弟の愛を書いているのかな。人は一人で生きていけないのだと感じた。自分の生き方を自らでわかっている人たちがうまく関わりあって生きている画を書いていた。自分の行動を見直すきっかけになったかも。

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    2025年12月01日
  • 神さまのビオトープ

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    ネタバレ

    いつ、この状況が終わるのだろう。とハラハラした気持ちで読んだ。
    鹿野くんが、うる波の幻想なのかと思ったけれど、うる波の知らない事を鹿野くんが知っていたり、本当に存在してるんだ…と思えば思うほど鹿野くんが消えてしまうのが怖かった。
    でも、ずっとずっとこのままで居られるなら…
    これほど心強いことってないなと思う。
    そりゃ鹿野くんさえ居ればそれでいい。
    そう思うよね。
    周りから見えてる事が全てではない。

    佐々くんと千花ちゃんは、途中でヤバいなと思ってたけど、彼女が直接 佐々くんの命を奪ったわけではなかったところはホッとした。まぁ、命を奪ったも同然だと思う気持ちもわかるけど。

    私も自分の感覚で、人

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    2025年11月16日
  • すみれ荘ファミリア

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    和久井一悟は33歳、実家が経営する下宿すみれ荘の管理人をしている。彼が乗る自転車に故意に当たってきた男がいた。その男は芥一二三と名乗った。すみれ荘には、玉城美寿々、上郷青子、平光隼人の3人が下宿しているが、そこへ芥も加わることに。芥は作家だというが、いったい何者か。

    表面上は穏やかな日常に見えても、その下では一人一人それぞれの感情が渦巻いていて、どことなく不穏な空気が常に漂っている。何かほんのちょっとしたきっかけで均衡が崩れてしまう危うさを孕んでいる一方、人を思い信じることの強さと喜びも確かにある現実、そのバランスをうまく取りながら、人はみな生きていく。

    ちょっとミステリー的な要素もあって

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    2025年11月16日
  • 神さまのビオトープ

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    ネタバレ

    ★★★☆☆星3【幽霊になった夫】物語のスタートからいきなり夫が交通事故に遭い死んでしまう。そして生きていたころと変わらない雰囲気のまま幽霊となって主人公うる波の前に現れる。みんな秘密を抱えていて、生きている。本人が幸せなら周りがとやかく言う筋合いはない。エピペンを隠した千花ちゃん、親友のロボットよりロボットっぽい秋くん、小四を愛する金沢くん、身内に恋する立花さん。誰もが危うい。千花ちゃんと金沢くんはちょっと受け入れられないかな。

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    2025年11月11日
  • すみれ荘ファミリア

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    ほのぼの系の表紙だけど、人の弱いところをこれでもかってくらい緻密に表現してて、読んでてずーとヒリヒリした。
    凪良さんって歪んでる人間とノンデリのおじさんを描くのが本当に上手い。

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    2025年11月09日
  • 神さまのビオトープ

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    面白いっちゃ面白いんだけど...
    1番最初の話までは面白かったけどそのあと若干の失速で、、最後はほほうだった

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    2025年10月29日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    あと1ヶ月で地球が滅ぶとしたら、どう過ごしますか?冴えないいじめられっ子、学校のマドンナ、ナンバー1の歌姫、ヤクザ崩れの男の最期の1ヶ月とは…。 略奪殺人が普通になってしまった日本を描いているんだけど、気持ち悪さや怖さはそれほど感じない。コロナで治安が悪化した諸外国はこんな感じなんだろうか、と全然関係のない想像をした。 「やっぱり滅びませんでした~チャンチャン」ではないのがよかった。 市職員としては、「名前の漢字を言えるだけで住所教えちゃうの!?」と気になって仕方なかったヨ…

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    2025年10月26日
  • 神さまのビオトープ

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    今を時めく人気作家、凪良ゆうさんが最近気になってきたので、まずこの本から読んでみました。

    主人公は〈わたし〉、鹿野うる波28歳、週5日私立高校で美術の非常勤講師をしている。結婚して2年になる夫鹿野くんが、交通事故で亡くなった。葬儀後、祭壇には遺骨があるのに、鹿野くんが縁側に現れた。

    これは連作短編集ですね。「プロローグ 秘密I」と「エピローグ 秘密II」の間に、「アイシングシュガー」、「マタ会オウネ」、「植物性ロミオ」、「彼女の謝肉祭」が収録されています。

    この本丸ごと一冊、一見しただけではわからない、当事者の心の中だけにある真実(本作においては「秘密」)について、周囲にいる人たちが意識

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    2025年10月25日
  • わたしの美しい庭

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    隣の芝生をいつだって青く感じてしまうけれど、ほんとうに自分が自分らしくいられる場所に、つまらない世間体や常識のルールを持ち込んで息苦しくさせてるのは他でもない自分自身なんだな。その時々で助けてもらう手が違うのもいいし、自分の好きな自分でいたい。

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    2025年10月25日
  • 神さまのビオトープ

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    夫の幽霊と暮らすというなんとも不思議な展開。
    この構成力こそが作家の力なんだろうなぁ。すごい、のひと言。短編作になっているけど、それぞれ楽しめます!!

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    2025年10月24日
  • すみれ荘ファミリア

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    ネタバレ

    内容は日常的な出来事で、興奮するものはなかったが、時々ハッとする一文があった。「世界は面倒なことであふれている。けれどあらゆる面倒な仕事や面倒な人間関係 のしがらみこそが、自分を支えていたりもする。それらがなければ しんどい思いをして面倒ごとに立ち向かう理由はどこにあるだろう。 そうして手間をかけるほど、ますますそれらは大事なことになっていく」
    「もう何が正しくて何が間違ってるのかわからない まるだったら 当事者がよければそれでいいじゃないか まる全ては 精錬にすることができないのなら 濁ったまま それでも少しでも良い方に進んでいきたい。」

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    2025年10月20日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    ネタバレ

    世界が終わる。それに向かっての人々の行動とか心情を細かく書いてて、本当に世界が終わるんだとしたら、こんな感じなのかなぁと想像しました。
    男の子の純粋で真っ直ぐな恋心で、物語は始まるけど、色んな人からの視点でストーリーが進んで行くので感情移入しやすく、また、登場人物の心情がほんとに細かく繊細にかかれてて、ずっしりと来た。
    ただ、終わり方がなぁ……。バットエンドでは、無いのだろうけど、幸せになって欲しかったなぁと。

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    2025年10月10日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    世界滅亡に向けて生きる。
    どんな人でも寂しさは持ち合わせているよなーと。一見満たされてそうな人でも心まで満たされているかなんてわからない。そんな人は本当に幸せだろう。ふと、「なぜ生きてるのかこんなに辛い思いをして」みんな一度はよぎるのではなかろうか。生まれてきた人が思う共通点なのかもしれない。

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    2025年10月10日
  • 美しい彼【SS付き電子限定版】

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    吃音をもつ、スクールカースト最底辺の高校生・平良は、カースト上位のグループにパシられるが、グループ内の気高く美しい清居に心酔する。

    予想していたよりザラついた話で、これぞ凪良ゆう作品…と思った。読みやすい。

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    2025年10月06日
  • すみれ荘ファミリア

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    初めて凪良さんの本を読んだ。誰でも持っているようなちょっとした悪意や偽善や無知がふくらんで現実世界に顕現したら、という感じ。ゆったりした語り口の主人公と、すみれ荘ファミリアという穏やかな調子のタイトルと表紙に誤魔化されているが、起きていることは結構えぐい(笑)みんなこれを読んでちょっと客観視して自分が行き過ぎるのを防いでいるのかな、あるいは常識的に振る舞う自分は偉い、と励まされているのかな、むしろ他人事として面白おかしく読んでるのかな??他の読者がどのような観点で楽しんでいるのか、も併せて気になる本だった。

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    2025年10月05日
  • すみれ荘ファミリア

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    ネタバレ

    寝る前にちょこちょこ読んで、やっと読み終わった本。

    まず、ミスズのPMSがキツそうすぎて読み進まなかった。
    そして隼人もまあ、業界人って・男の友情って
    そんな感じなのかな〜くらいの感想。

    しかし、
    青子さん、、、え、、、、和久井をちょっとずつ殺しにかかってたなんてすごい試み。気付かなかったわあ( ̄д ̄;)
    今までと展開なんだが違くない??
    これも愛だなんて、拗らせまくってる、これは面白くなってきた、、?!と思ったけども、
    このパートのみが最初で最後のピークって感じだった。
    といっても、悪いとわかっていることをしつつ、なぜ祈るのか、私にはよくわからなかったけどねえ。
    全体的にあんまり共感でき

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    2025年09月20日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    何となく納得できない日々に流されるまま自分を押し込めていた彼等が、滅亡に向かって混乱する世の中で本当の自分に出会い、少し自分を好きになって滅びゆくまでの過程。偽りの自分への息苦しさからの解放と世界の滅亡のコントラストが鮮やか。

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    2025年09月19日