はらだみずきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『やがて訪れる春のために』の続編です。祖母の優しさに満ちた庭を受け継いでカフェを開いた真芽のその後が書かれていました。
小説のなかで、花の香り、葉の瑞々しさ、虫達の気配などの自然と、おいしそうなマフィンや料理の香りが感じられました。
そんななかで、野菜を育てることへの理想に挑戦する姿や、時の流れによる大切な人の老いという変化を感じながらも、新たな目的を見つけて頑張る真芽達の様子に好感がもてました。
畑で農薬を使わず、自然に任せて野菜を作ることが、大変だけれどとても楽しそうでした。そして、形がよくなくても自然の土からできた野菜達が輝いているように思えました。
読み進めていくと、庭も畑もカフェも、太陽の光をたくさん浴びてこれから大きく育っていく感じがしました。登場人物達の関係も、これからが、より楽しみになる予感がしました。
未来への不安がよぎる昨今、何もできないのかもしれないけれど、「されどめぐる季節のなかで」日々を生きていく楽しさを見つけることはできるような気がしてきました。
最後は、みんなの笑顔が思わず浮かんでくる素敵な小説でした。
〈目次〉
秋
冬
春
夏
めぐる季節
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Posted by ブクログ
幼い頃に一緒に暮らした祖父母の家
祖父が亡くなり、1人で暮らしていた祖母ハルばあの庭は荒れ果て、家の中も冷蔵庫の中も酷い状況だった。忘れてしまうことが多くなっていた日々の積み重ねがそこにあった。
夢から遠ざかり、日々を過ごしていた孫の真芽は、1人で祖母の家を片付け、荒れ果てた庭を少しずつ取り戻していく。
幼なじみの力を借りながら、丁寧に再生されていく庭に、幼い頃祖母に話した小さな夢が広がっていく。
目の前のことに向き合い、大切に思うことを日々繰り返していく中で、真芽の人生も動き出す。
やがて訪れる春のために
岩田徹さんの解説もあたたかいです。