あらすじ
海から山へ。大人気シリーズ新章開幕!
田舎暮らしの夢を叶えた父が遺してくれた「海が見える家」で暮らす文哉。旅の途中で山間にある畑付きの空き家を偶然見つけ、つき合いはじめた凪子と内覧に出かける。そこは野菜作りの師匠であった今は亡き幸吉の親友、猟師の市蔵の故郷だった。しかし文哉にとっては縁もゆかりもない土地で、限界集落でもある。それでも運命を感じた文哉は空き家を買い、古い家屋や長年休耕地だった畑に手を入れながらひとりで暮らしはじめる。自分で選んだ、さらなる田舎において、文哉の望む自給自足的な暮らしは果たして実現できるのか? ベストセラー「海が見える家」シリーズの新たな章がスタートする!
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Posted by ブクログ
はらだみずきさんのこのシリーズが好き。
今憧れている生き方だけど、現実はなかなか厳しいんだろうということが突きつけられる。
でも後悔の少ない人生なんだろうなと思う。
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文哉が購入した空き家には、蛇もムカデもいる、外には猪や熊が出る、、、山間の風景は美しくて癒やされるけれど、自然の厳しさを思い知らされるような描写が続きます。まさに‘’山に抱かれた家‘’です。そんな限界集落で生きていくと決めた文哉と凪子の強い意志に感銘を受けました。
文哉は、空き家が住みやすくなるよう工夫と勇気をもって色々と手を加えたり、地域の人たちからアドバイスを受けながら畑の梅を育てたり、頑張っています。その姿と心意気がすごいと思います。
苦労しながら収穫した梅を初めて出荷した時の喜びは大きく、お金では替えられない幸せとか充実感が伝わってきました。
「人はだれでもよ、自分が住みてえとこに住んでいいんさ。そういうもんさ」という老猟師の市蔵さんの言葉も心に残りました。
続編の「山に抱かれた家 迷い道」も読むのが楽しみです。
はらだみずきさんの著書を初めて読みました。
実は、この前に海のシリーズがあることを知りました。逆戻りになってしまいますが、先に「海が見える家」のシリーズを読もうと思います。
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『海が見える家』の続編。
海で頼りにしていた人が亡くなって今度は山!
こんな所で暮らせるのか?
と、読んでいて思ってしまうけれど
自分の思う通りに改良していく。
どうにもならないことは
自分の意識を変える。
そして、残されていた梅で農業を目指す。
相変わらず活動的だ。
何でも楽しんでしまえるようになった
主人公の文哉の前向きな姿が清々しい。
もうすぐ続きも出るので楽しみ!
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『海が見える家』シリーズの続編。
まず表紙絵が本の内容と呼応して本当に素晴らしいと思います。
想い出の海から厳しい自然の山へ…。上閑沢の人達に教えられ、反面教師な人も居て文哉くんがどんどん逞しくなって行くので読む手が止まりませんでした。
凪子ちゃんとの繋がりも気になりつつ続編に期待です。
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大好きなシリーズ。今度は山。すっかり逞しくなって、自分の想いと現実に翻弄されながらも着実に一歩ずつ踏み出している主人公がとても眩しい。キクさんの厄介さもこれからどうかかわってくるのかむしろ楽しみであったりもする。全てが善人であるよりもむしろスパイス的な要素で楽しめるのかも(笑)凪ちゃんとのこれからも非常に楽しみ。山での暮らし、梅との向き合い方、次作品もとてもとても待ち遠しい。
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山に抱かれた家
著者:はらだみずき
海から山へ。大人気シリーズ新章開幕!
「海が見える家」での生活を経て、文哉は群馬県の山奥にある畑付きの空き家を見つけ、新たな生活を始める。限界集落での新しい挑戦に、文哉は一人で古い家屋や休耕地だった畑に手を入れながら暮らしを築いていく。自給自足的な暮らしを目指し、地域に溶け込んでいく文哉の成長が描かれる。シリーズの新たな章が始まる!
新シリーズ第1弾。南房総からさらに田舎の群馬県の山奥へと移住した文哉は、より自分らしい生活を追求し、逞しさを増している。初めての環境で、地域や自然に馴染んでいく文哉の姿は頼もしく、自給自足の生活に対する真摯な姿勢が印象的。新たな環境での挑戦と、凪子との生活がどう展開していくのか、次巻が待ち遠しい!
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「 海が見える家」4部作が終わり、ロス気分でいたら続編が始まった。房総半島から今度は群馬南西部の山の中腹。畑の付いてる家に住みたくて、文哉は購入する。しかしそこは・・・
今度は山。海シリーズ同様、家の外で汗をかいて暮らす生活。生きていくこと、食べること、稼ぐこと、相変わらず考えさせてくれる。頑張れ、文哉!
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文哉の田舎暮らしシリーズは海から山へ、それも縁のない群馬の妙義山麓へ。ここでもやはり甘くはなく自分が頼り。房総で培ったスキルで荒屋の点検や梅畑で収穫した梅を農協や無人販売所で売って稼いだお金に充足感ややり甲斐を見いだす。また、農薬を消毒と呼ぶことに疑問を覚え自分は薬に頼らない農業をやりたいと目標も見えてくる。
凪子も運転免許取得に挑戦。2人とも本当にたくましくなってきて今後の展開が楽しみ。
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緒方文哉
亡き父が遺してくれた南房総の海が見える家に住む。就職して間も無くブラック企業と感じた会社を辞めた。幸吉の突然死により、借り受けた休耕地は使えなくなった。「自分の土地を持て」との幸吉の遺言で群馬と長野の県境にある山間の集落にたどり着いた。
芳雄
亡くなった文哉の父。別荘管理という畑ちがいの仕事に自ら就き、地元の人に慕われながら楽しく暮らしていた。
宏美
文哉の姉。
カズさん
坂田和海。文哉に父の死を報せたたぶっきらぼうな男。
坂田凪子
和海の姉の娘。姪。凪子の母は、芳雄の若かりし頃の恋人だった。
夕子
凪子の母。夕暮れの海でボートから落水し、遺体は揚がってない。
幸吉
元ビワ農家。偏屈で有名。
狩野市蔵
近隣の地区に住む。文哉が南房総で世話になった人の友人。老猟師。
住井イト
近くに住んでいるおばあさん。
狩野作太郎
ノブ
関信夫。篠原地区の区長。
彰男
凪子に片想いするビワ農家の長男。
関口
不動産屋。
波江
凪子の祖母。
寺島
文哉に別荘の管理を依頼している。
永井
文哉に別荘の管理を依頼している。
美晴
文哉の元カノ。
キク
半田菊次郎。文哉の畑の向かいにある梅畑の持ち主。
タスク
笹山祐。梅農家。
柴田
清水臣政
長老。
住井徳造
イトの亡くなった夫。
和江
菊次郎の妻。
戸倉
大学からの知人。文哉のビジネスパートナー。
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海の生活から山の生活へ!海には漁業組合員しか取ってはいけないサザエ、アワビ、伊勢海老などあるが、山は持ち主の許可さえ貰えば、山の恵みをとっても良い。それでも山には獣が色々生息しており、かなり危険な生活を強いられそう。村人には優しい人も居れば、クセのある人もいる。でも、今後、凪子ちゃんと一緒に住むことになりそうで、進展が楽しみでもある。早く次の本が出ないかなぁ。
Posted by ブクログ
山奥の老朽化した一軒家、畑付き。そこで暮らしていく覚悟と工夫、近所付き合い。自然の中で暮らす醍醐味と苦労が描かれている。大変で辛い生活だとは思うが、こういう生活に憧れる。
Posted by ブクログ
海の家から山の家へ(^^)どこへ行っても、嫌〜な感じの人っているよね〜(-_-)でも上手くやってるよ(*´∀`)自然に囲まれた暮らしも良いけれど、なかなか厳しい(・・;)ましてや、自然を相手に仕事するなんて…私だったら無理〜(+o+)
Posted by ブクログ
はらだみずきさんの海が見える家シリーズ大好きだったので
山の家を偶然見つけ嬉しくて
思わず飛びついてしまいました。
これはまたまたシリーズ化するんだろうなという終わり方でまた
楽しみが増えました。
今回もまたまた、たくましくなっている文哉を頼もしく思いましたが、それと同じぐらい
恥ずかしがり屋の凪ちゃんも、一歩一歩強くたくましくなる姿に微笑まずにはいられません。
海シリーズとは比べ物にならないぐらいの山の家での田舎暮らしを
学びながら楽しんでいる文哉が、
本当にすごいなぁと感心させられました。
何をするのも、どこに住むのも
やはり人と関わりながら生きるというのは本当に大事ですね。
きっと続くシリーズ化を期待して
楽しみにしておきます。
Posted by ブクログ
これは第二部ね。
この間完結しちゃってスピンオフ的なのかと思ってドキドキしちゃった。
今度は山での暮らし。
またすごいこと始めたわね。
でも私は海なし県の育ちだから、こっちの方がより身近に想像できるわ。
いやぁでも私あの家には住める気がしない汗
水道が出るだけの家じゃ流石に辛いって汗
お風呂好きなんだもん。
イノシシも怖いし…田舎に住みたいとは思うけど、自分の甘さがよく分かる本だったわ。
続き、早く読みたいなぁ。
Posted by ブクログ
限界集落と言えるような山奥の畑付きの古民家?を、購入し荒地を耕し乍ら逞しく生活して、一癖も二癖もある地域の人達と関わりながら生きる主人公文哉の奮闘ぶりに逞しさを感じました。今の自分が置かれている状況を肯定して、身軽に動く姿に歳は40歳近く多い私にも何か出来るのでは元気をもらいました。気持ちが落ち込みがちな時、先ず動こうと言って貰ったように思えて、早速小さな畑に種蒔きをしました。芽が出るのが楽しみです。次回作も楽しみです。
Posted by ブクログ
「海が見える家」シリーズが終わって、今度は「山」へと新章がスタート。
父が亡くなり南房総の家を引き継ぎ、地元民と触れ合ううちに別荘を訪れる人との交流も持ち、管理人として移住していた文哉。
幸吉と一緒にビワ山再生を目指そうとしていた矢先に幸吉の突然の死。
そしてコロナ禍。
自分の土地を持て。という幸吉の遺言に探して決めた山奥の空き家は、亡き幸吉の親友で猟師の市蔵の故郷だった。
古家に顔を出したのは、老婆のイトであり、気になっているのかちょっとした付き合いごとを話していく。
梅畑のことが気になる文哉にイトは、キクさんはめんどくさい奴だから気をつけて、タスクさんに聞けばいいと。
どこの誰某は…と限界集落だからこそわかるところもあり、だが文哉は自分が納得できることならと前向きに人との距離をつめていき、梅の収穫から始める。
そっと見守っているのは、無口な市蔵であるが的確なアドバイスと兄の形見の選果機を譲り受ける。
家の中もまだまだ修復途中ではあるが、意気込みは感じられた。
凪子との関係もどうなるのか…と思っていたが、凪子の手紙を読んで、文哉もこれからが始まりだと感じたのだろう。
一途な気持ちが伝わってくる手紙に熱くなった。
若い2人を応援したい。
Posted by ブクログ
海シリーズが好きで山が舞台に変わって即購入。
本当にどんどん文哉が成長していく。。
次から次へとチャレンジして立ち向かっていく姿が眩しい。
まだまだ続きそうだしこれからが楽しみ。
Posted by ブクログ
このシリーズは好きで全部読んでいる。
個人的に海が好きなので、海シリーズの方が面白かったけど、まだまだ続きそうなので楽しみだ。
山での生計がたてれるか、文哉と凪子の今後も気になる。
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海が見える家の、文哉さんが、海を離れて山の家に出会う、自分らしい暮らしや大切にするものを見つけていくお話。
梅の木があり、梅を育てていき、その中で知り合いから色々学び。自分に必要なものと、不要なものを感じていく。
凪子さんはあんまり出てこなかったけど、つながっててホッとしたつながり。
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はらだみずきさんのYouTubeには実際に200万で購入したであろう古民家に手を入れて住んでいる投稿がある
不便を楽しめる人でないととても住めないだろうなぁ
野菜も梅の栽培も害獣やら害虫やらに悩ませられながら折り合って生きる必要がある
Posted by ブクログ
会社の先輩に貸して頂いた為、最優先で読みました(*^^*)
昨日は会社に新しいパソコンが届き、とりあえず自分のパソコンと、派遣さんのパソコンのセットアップをしていたので、休み時間が読書に使えませんでした(-。-;
月曜は部長のパソコンに取り掛かります。
早く読んで返さねば。
こちらは、海が見える家 の続きの作品です。
文哉くんは、今度は山に住むことに。
山も、山、限界集落の古民家、、
いや読んでいると古民家というレベルではない、ボロ屋!?を購入し、住むことに。
そこで自給自足の生活を目指す文哉。
山の生活には数々の敵がっ。
先ずはムカデ。
私は海に近い家なので、殆どムカデは見たことがありませんが、ムカデは怖いなぁ。。。
それから、アリ。虫系は怖い。読んでいてゾワゾワします。
外には獣。
シカやイノシシ、サルやクマ!?
過酷だ。。。
自給自足を目指すにも、もっと便利な場所があるでしょうに。
文哉くんの生活はまだ始まったばかり。
これから山の生活のお話が続きそうです(^^)
先輩が貸してくださる本は、いつもほっこりの読後感。
今日も朝からほっこりさせて頂きました(*´∇`*)
Posted by ブクログ
新しい場所でやるべきこと、やりたいことを明確にして行動してるところがすごいなと思った。
便利さや快適さを求めてお金で買う。さらに求めて働いて稼ぐ、それが自分の首を絞める。ってところは確かにそうやと思った。
考え方、暮らし方を変えるだけで便利さや快適さを求めなくなることに気づいてる場面なんか響いたな。
文哉の暮らしからお金がなくても考え方次第で幸せは掴めるってこういうことなんかなとも感じた。
Posted by ブクログ
海シリーズ4巻全て満点と言っていいほど素晴らしく大好きな作品でした。で、山が出てるのに気づいて期待して読み始めたが、ちょっと違った。
海と山、陽と陰。そんな感じか?情景を想像すると、どうしてもそんな家買わないだろって思うし、なんか騙されてるんじゃないかとか、そんな気持ちで読んでいました。
まわりにも癖のある人がいるし、海の時とは違うと感じた。ただ、主人公の生きていこうという真っ直ぐな気持ちは伝わった。
Posted by ブクログ
シリーズ新章の舞台は山。
限界集落でボロボロの家屋を買って暮らすことにした文哉。
さらなる田舎暮らしはなかなか大変そうで、私には絶対無理!と思いなから読んだ。
前半は購入に至るまでの説明がしばらく続いて退屈だったけど、後半は集落の人たちとの絡みも増えて、いつもの感じになった。
このシリーズの良さは、やっぱり文哉と地元の人とのすれ違い→繋がりが感じられるところだなと思う。
「山」もシリーズが続きそうなので、今後が楽しみ。
Posted by ブクログ
海が見える家シリーズの新シリーズ。
今度は山暮らし。
梅の栽培、山での暮らし、過疎地域の人間関係など、今作もリアリティがすごい。
主人公と凪子の関係も楽しみに。
次作を楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
前半は海シリーズからの登場人物や、山で購入した空き家の状態など説明が多くてなかなか進まなかったけど、後半その土地の人たちと交流が増えてくると読むスピードが上がった!
まだまだこれから続くであろう山シリーズが楽しみ!
“消毒”は毒を消すって書いてるけど、実際に毒なのは農薬。
人間が農薬を浴びたら病院に行くことも推奨されているのに、植物に撒き、生き物を殺し、そして結局それを人間が食べている。
うーーーーん。なんだかなぁーーー
スーパーで形のいい食材が並んでいるのが当たり前になっているけど、そこには農協が指定した農薬を使わないと農協経由で売れない多くの農家さんたちの葛藤がある。
うーーーーん。なんだかなぁーー
それって見た目重視だからそうなるのかな?
見た目ちょっと悪くても味は美味しいならいいよねって社会にはならない?