あらすじ
海から山へ。大人気シリーズ新章開幕!
田舎暮らしの夢を叶えた父が遺してくれた「海が見える家」で暮らす文哉。旅の途中で山間にある畑付きの空き家を偶然見つけ、つき合いはじめた凪子と内覧に出かける。そこは野菜作りの師匠であった今は亡き幸吉の親友、猟師の市蔵の故郷だった。しかし文哉にとっては縁もゆかりもない土地で、限界集落でもある。それでも運命を感じた文哉は空き家を買い、古い家屋や長年休耕地だった畑に手を入れながらひとりで暮らしはじめる。自分で選んだ、さらなる田舎において、文哉の望む自給自足的な暮らしは果たして実現できるのか? ベストセラー「海が見える家」シリーズの新たな章がスタートする!
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Posted by ブクログ
緒方文哉
亡き父が遺してくれた南房総の海が見える家に住む。就職して間も無くブラック企業と感じた会社を辞めた。幸吉の突然死により、借り受けた休耕地は使えなくなった。「自分の土地を持て」との幸吉の遺言で群馬と長野の県境にある山間の集落にたどり着いた。
芳雄
亡くなった文哉の父。別荘管理という畑ちがいの仕事に自ら就き、地元の人に慕われながら楽しく暮らしていた。
宏美
文哉の姉。
カズさん
坂田和海。文哉に父の死を報せたたぶっきらぼうな男。
坂田凪子
和海の姉の娘。姪。凪子の母は、芳雄の若かりし頃の恋人だった。
夕子
凪子の母。夕暮れの海でボートから落水し、遺体は揚がってない。
幸吉
元ビワ農家。偏屈で有名。
狩野市蔵
近隣の地区に住む。文哉が南房総で世話になった人の友人。老猟師。
住井イト
近くに住んでいるおばあさん。
狩野作太郎
ノブ
関信夫。篠原地区の区長。
彰男
凪子に片想いするビワ農家の長男。
関口
不動産屋。
波江
凪子の祖母。
寺島
文哉に別荘の管理を依頼している。
永井
文哉に別荘の管理を依頼している。
美晴
文哉の元カノ。
キク
半田菊次郎。文哉の畑の向かいにある梅畑の持ち主。
タスク
笹山祐。梅農家。
柴田
清水臣政
長老。
住井徳造
イトの亡くなった夫。
和江
菊次郎の妻。
戸倉
大学からの知人。文哉のビジネスパートナー。