はらだみずきのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
4部作の最終話。
最後の展開もよく、読んでよかったです。
都会で暮らしていた文哉は、疎遠だった父の死をきっかけに、海の見える父の別荘を相続する。
最初は単純に売却し手お金に代えてしまうつもりであったけれど、別荘で出会った地元の人たちとの交流から人生が変わっていく。
過去に読んだ本の中に、日本は貧しくなった、本当に貧しくなったけれど、社会資産(ことばが違ったかもしれません)、というお金には換えられないとても大きな資産がある、と説かれていました。
地元の人と会話するだけでその土地柄が見えてくる。助け合いだったり、思いやりだったり。
まさにこの本に描かれている人々の暮らしは、そういうものだろう -
Posted by ブクログ
1986年、大学を卒業して、紙の業界の仕入部に就職した航樹。それは、希望した業界と違ったけど、現実と夢の間で奮闘することに。
バブル景気の頃の上向きな時代。自分のデスクでタバコを吸うことが許されたり、携帯電話がない時代。上司も今なら、コンプラに引っかかりそうな、理不尽な要求があったりと、今の環境からは想像もできないものがあったり。でも、登場人物で、この人は憎たらしいなと思う人がいても悪い人はいないんですよね。
新入社員どうしの絆、面倒だなと思う時もありますが、言いたいことを言える唯一対等な関係。今思うと、自分も最初の会社でもう少し頑張れたらと思う。
航樹の想い人の梨木さんは、良く分からな