はらだみずきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
父親の死後、生前の父親を知っていく物語です。
主人公はようやく決まった就職先を会社の風潮に馴染めず1か月で辞めてしまった青年。生活費が乏しくなる中、突然知らない番号からの連絡で父親の死を知る。仕事人間だった父親とは疎遠にしており、数年前に引っ越したと連絡を受けたものの一度も訪れたことはない。きっと寂れた田舎の街で一人孤独に生きていたのだろうと勝手に思い込んでいたものの、父親の亡くなった後の手続きや家の片づけなどをしているうちに、生前の父親の姿が少しずつ見えてくる。それは全く自分の知らなかった、想像すらしたことのない姿だった。地域の人に慕われ、別荘地に固定の顧客を何人も持って、海でサーフィ -
Posted by ブクログ
ネタバレお初の作家さん
小4の息子が学校で問題を起こした。
妻から相談を受けた主人公 矢木直樹(やぎなおき)は自分が初めて人を殴った12歳の自分を思い出す。
「やぎ」という名前をバカにされ、入学式の日に出会った梅木を殴ったのだ。
主人公 直樹の中学時代の友人たちとの出会い、キラキラした日々、苦い思い出、
別れ・・・
大人になりきれないけれど 子どもではない
何も考えていないようだけど いつも真剣に向き合って
短いけれど 一瞬一瞬がとても大切で 決して忘れられない
そんな時間を過ごした直樹
あまり深く考えないで クラスメートのように
直樹たちを見守りたい
そんな気持ちにさせる作品でした。
小中 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「やがて訪れる春のために」・・・読み終わってみて、良いタイトルだなあと。タイトルであると同時に、本を締めくくるフレーズでもあるわけですが、最後に「春」には二重の意味が込められていることが分かり、胸が温かくなりました。雰囲気を重視した展開や設定に引っかかる瞬間があり(遠藤くんの身長が無駄に180cmとか、気になったのは私だけ?笑)、登場人物に感情移入して読むという感じではなかったけれど、物語の根底にある価値観には大いに共感しました。「故郷」とか「家族」とか、そういう一見わずらわしいものが、思いがけず人生の指標や支えになることがある。植物は自分で生きる場所を選べない、そこに生を享けたら、そこで生き