はらだみずきのレビュー一覧

  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)

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    出来事や背景を多くは語らない部分については、現実でも自分が誰かと話している際に端折って説明したり結論から話されたりということが多々あるので、個人的には好みだったし読みやすかった。
    荒れてしまった祖母の庭が見違えるように綺麗になっていくさま、そこには自然の力や人と人とを結ぶ縁が不思議と働いていること、読んでいるだけで花に囲まれているような気持ちになり心が温められた。
    続編もあるとのことなので、必ず読みたい。

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    2026年07月08日
  • 海が見える家

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    旅のお供になんとなく手に取ってみた。
    なかなか良い。

    自分が決めた自分の道を歩けているかってたまにちょっと不安になる。
    やっぱり周りの声は気になるし、世間的な「良いこと」から外れるのは少し怖い。

    でもこうやって確かめながら、ゆっくりでも自信がなくても、一歩ずつ歩ける人になろうと改めて思えた。ありがたや。

    続編もあるらしいから読んでみようかな。

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    2026年07月02日
  • 海が見える家

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    初読み作家さん。

    距離を置いていた父が亡くなったという知らせ。
    そこからストーリーが始まっていく。

    初めて立ち寄った、海辺にある父の家。
    何年もあっていない父の姿を、海辺で暮らす人たちの話の中に見つけながら、
    父と同じ暮らしをしていく主人公。

    何もないように見えて、ただ働いていただけの生活の中にはなかったもの、に
    気づいていく。
    人との関係、食べること、生きることは何なのか?

    派手な展開はないけれど、毎日疲れて過ごしている人に、ほんの少し息ができるようになる作品だと思います。

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    2026年06月28日
  • 海が見える家 旅立ち

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    ネタバレ

    「自分の土地を持て」という師の言葉を胸に、自分自身を見つめる旅に出る主人公。牧歌的な描写だが、軽トラで下道を何時間もかけて、新たな師を求めて、深い山岳地帯に分け入っていく、アドベンチャー感のある展開だった。
    確かに、村落からも隔離された場所からは、房総の別荘地も「都会」であることは納得。「スーパーマーケットては季節を感じることが出来ない」という言葉も印象的だった。自分で食糧を調達するときは、当然季節のモノしか手に入らない。自然の摂理に従って生きるという選択をした覚悟の力強さを感じた。
    そして、主人公が人生のパートナーとして選んだ相手は、、、そりゃそうなるよね(笑)
    亡き親の意思が結びつけたご縁

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    2026年06月14日
  • 海が見える家 逆風

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    全4部作なので、起承転結のうち「転」だろうか。田舎暮らしが順調に進んでいた前作「それから」と打って変わって、事業の中断や撤退などを余儀なくされる出来事が起こる。実際に、コロナ前に房総半島を襲った台風を思い出した。自然災害の被害は現地に居なければ理解できないもの。生活の一部を諦めたり、住民間の断絶もあったりして、本当の意味での復興はとても長い道のりであることを知らされた。
    これまで「海」視点の生活だった主人公が、「陸」視点の人生に切り替わっていくことを示唆する転換点でもあり、農業や狩猟を通して「生命を大事に頂く」ことを学んでいく様子は興味深かった。また、陸を視点に生きていくヒントを得たのも束の間

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    2026年06月14日
  • 海が見える家

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    ネタバレ

    夏!って感じがすごーーーく良かった!!
    魚や貝やカニを取ってたべてって言うのもよく素敵だった。

    続編もあるようなのでぜひ読みたい。

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    2026年06月14日
  • 海が見える家 それから

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    『海の見える家』の続編。田舎暮らしのメリット・デメリットが紹介されている。食料調達や生活費を得るために、日々アイディアを出して苦労したエピソードが描かれている。
    生きていくために必要な「収入」を給料という手段だけでなく、食料調達・物々交換・直接サービスといった幅広い観点で捉え、さらに自由に使える時間がどれだけあるかという要素を加えると、都会のサラリーマンより田舎暮らし(自営業)の方に軍配が上がるケースも考えられる。
    どちらが良いかというより、全く違う世界価値観であり、田舎暮らしが合う人/合わない人が分かれるのだろう。ただし、それぞれの立場の人間が時々交わって、生き方を見つめ直す機会は必要であり

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    2026年05月31日
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)

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    今の自分にできることを、できるかたちでやればいい。

    冬の寒さが厳しければ厳しいほど、やがて訪れる春は素晴らしい

    自分自身とは、自分の記憶でできている
    記憶を失うということは、自分自身を見失うということなのかもしれない

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    2026年05月27日
  • されどめぐる季節のなかで

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    ゆっくり、丁寧に進んでいく物語。「様々なことには理由がある」ということがとても心に残った。
    物事を丁寧に捉えること、丁寧に見ることのよさをじんわりと感じた。

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    2026年05月13日
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)

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    真芽とその両親や叔母、祖母のハル、幼馴染、隣人、一人一人が思いを持って生きていて、それぞれの立場があって、それらが重なって庭が再生してゆく。

    ゆったりとした時間の流れの中に、丁寧に物事が進んでいく。真芽の、ハルを想う気持ちに、自分は年老いた両親の気持ちを大事にしているだろうかと、我が身を振り返りたくなった。

    いわた書店さんの一万円選書で送っていただいた。華やかさはないかもしれないが、じんわりと心に残る物語。続編も楽しみ。

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    2026年05月11日
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)

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    一万円選書で届けてもらって、ずっと積読になってしまっていたうちの一冊。

    人生は記憶の集積でできているから、「忘れる」ということがどういうことなのか考えさせられる。忘れることの何がいけないのだろう、というハルの問いかけに、私はまだ答えが見出せない。

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    2026年05月06日
  • 海が見える家

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    父親が死ぬとこから始まり、父親の軌跡を子どもたちが追う話。最後はサーフィンを通じて父親に近づいていく。老人がもっとやりたいことをやっておけばよかったと後悔している人が多いくだりが印象的。やらねば!

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    2026年05月04日
  • 海が見える家

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    文哉の成長や和海との関わりに素敵な気持ちになりました。

    姉の言動は気に食わないところもありましたが、千葉に移り住んでからは素敵な人間関係に触れて言動が変わりました。

    人は自分に適した場所を見つけることが大事なんだととても感じた小説でした。

    読んでいて気持ちよかったです。

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    2026年04月13日
  • 会社員、夢を追う

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    読み始めて新社会人の夢と現実、働くことの葛藤をリアルに描かれている。紙の代理店ということでその内容は専門的なことが多いのだろう、それでも分かりやすくしてるのだろうけど数字に弱い自分には頭に入ってこなかったーそれでもエピローグまで読んでストンと落ちた。プロローグを読み直してやっとこの小説の面白さが分かった。

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    2026年04月12日
  • 山に抱かれた家 迷い道

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    七転び八起きというか、八転七起というか。 
    躓いたり挫けたりしながら、それでも自然に立ち向かう文哉くん。
    どうなるのだろうなあ。うまく回るといいな。
    転んで、いろいろなことを掴んで、立ち上がるところを早く見たい。
    「人に騙されても、バカにされても、じぶんのやろうとしていることがうまくいかなくてもよ。呆れるくらい、まっすぐに生きたんさ」 ーー
    生きること、自分のものさしでしか測れないじぶんだけのしあわせ。やっぱりいろいろ考えさせられる。

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    2026年04月10日
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)

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    最初はタイトルと素敵なカバー絵(大好きな大野八生さん)に惹かれて読み始めたが、すぐに話に引き込まれた。
    途中までは失恋、失業、介護など誰もがうまく行かない人生を送っていて、先の見えない展開が続く。
    ところが後半になって話が少しずつ良い方向に動いていき、最後には皆が希望の持てる描写で終わる。
    特に最後のページ、そしてラスト一行では思わず涙ぐんでしまった。

    私もガーデニングや古民家カフェも好きなので、自分でもやってみたいと思ったことがある。
    実際は、こんなに人と人との縁が繋がってうまくいくことはないかもしれないけど、行き止まりかと思えた人生でも、一生懸命やれば道は開けるのかもしれないとあたたかい

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    2026年04月06日
  • 山に抱かれた家 迷い道

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    自分の力で生きていく本当の田舎暮らしを始め様々な困難が出てくるが真っ直ぐな性格の主人公が立ち向かう 早く続きが読みたいです

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    2026年04月03日
  • 海が見える家

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    長時間通勤とシングルファーザーとして長年苦労した仕事人であった父親が、知らぬ間に人生をやり直して、素敵な人間関係を構築していたことが判明する。そして、父親は人生で大切なことを形にして、大人になって人生に迷っていた二人の子供たちに教えるという結果になった。残念ながら生きている間に直接伝えることはできなかったが、父親の築き上げた環境(家、土地、ビジネス)や豊かな人間関係を通して伝えることができたわけである。
    父親の友人である和海さんは、現地で生きる術を教えながら、主人公(息子)に対して押し付けずにゆっくりと伝えたのだろうか。相手の人柄を確かめながら、相手が少しずつ心を開くのを待つという余裕が感じら

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    2026年03月22日
  • 海が見える家 それから

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    今日はこれから札幌へ
    お昼ごろに急に行くことにしたんだけど
    嵐の影響か飛行機が全然取れなくて
    やっと予約できたのは最終便
    しかも遅延予想なのでキャンセル待ちで
    早い便に乗れないかと搭乗口でずーっと待機
    結局予約便に乗ることになりそう
    ってわけで一冊読み終えてしまいました

    文哉くんの生活は私の理想そのもの
    生きるためにしっかり身体を動かし
    楽しんで働く
    滋味豊かな土地の食べ物を口にし
    地域の人達と交流する
    何ごとも自分次第
    物事の見方、心を向ける方向
    そんなことで彩りはかわるはず
    読後感がさわやかな一冊でした

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    2026年03月13日
  • されどめぐる季節のなかで

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    ネタバレ

    タイトルと表紙の雰囲気に惹かれて読んでみたが、ゆったりとした空気や風を感じて心地よかった。あのようなほったらかしのような野菜の育て方あるんだなと感心した。その農法で作ったサトイモを食べたハルさんの反応が良かった。今の野菜は味がないなと感じる時かある。特に、安い値段で買ったキュウリとトマト。昔のトマトは味が濃厚だった!

    「自分の目でよく見ることって、とても大切なんだよね!何かを見てすぐに反応するんじゃなくて、よく観察してみること。ぱっと見て、すぐに行動に移してしまうと、見えるものも見えなくなってしまうから」という真芽の言葉が心に残った!自分の目で観察し、考え、試してみること。改めて日々実践した

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    2026年02月20日