はらだみずきのレビュー一覧
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青春小説の醍醐味は自分の少年時代にあった出来事と物語の出来事が一致した時に、「ああ、あったなあ」と思わせるところにあると思う。
名前や見た目でからかわれた経験がある人は多いと思うが、その時に助けてくれたのは、直樹にとってのカナブンであり、テツガクにとっての直樹であり、自分の少年時代の友人なのだろう。
少年時代の友人が、今となっては疎遠になり、連絡も取れないかもしれないが、その時々の思い出は色濃く自分の中にあるもんだ。だから、青春小説を読むと思い出す、あいつは今何してるんだろうなあ。といった、自分の過去を思い出しながら、若き直樹の物語に自分の物語を重ね、今の直樹にまさに今の自分を重ね、気がつけば -
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ただの爽やかな青春小説じゃ、全くありません。
最初は、まっすぐ家に帰って何が悪い!っていう帯の言葉に惹かれて購入しました。もっと面白おかしい、中学生男子の青春小説かなと思っていました。いい意味で裏切られました。
中学時代の、狭い世界での部活やクラスメイトとの衝突、家庭の問題、原因の分からない焦り、そして受験などなど…
あーこんなことあったなあ、とか初恋っていいなあ、っていう感想だけではない、やり切れない思いとかどうしようもない気持ちとかが物語に染み込んでいて、胸が熱くなりました。
青春、爽やかになるとはちょっと異なる、ノスタルジックな気持ちになりました。夏っぽい表紙ですが、秋に読むのがぴっ -
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ネタバレ電車での暇潰しにと思ったら意外に面白かった。買う決め手になったのは「本を自分で棚のなかから探す楽しみを放棄して~新聞の切り抜きか何か持ってきて『おい、これくれ』だもん」ってのと書店員といいうのは多くの場合、疲れているものだってとこでした(笑)分かる~書店員だと分かる~!!!!!あと出版社にもちょろりといた事があるので登場人物達の気持ちとか分かるなぁ~と。フランチャイズになってしまったので書店員の面白さは減少したけどこれ売りたいなぁって本が売れると嬉しいです。でも最近の有名書店員さんオススメみたいな風潮は嫌いです。出版社の怠慢だ!宣伝は自社で頭を捻って下さいと。書店員さんに聞いた今一番面白い本フ
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密かに探していた「DIVE!!」や「一瞬の風になれ」のようなスポーツ青春もののサッカー版。
個性豊かな登場人物たちが衝突しながらも切磋琢磨していく様がもう理想通り!
あっという間に読破してしまった。
作者がサッカー少年団の元コーチらしく、綿密な情景描写からサッカーシーンの絵が浮かび易かった。
爽やかでいてどこか切ない。
一年一年が宝物の時期だからこそ輝いて見えるのかな。
特にスポーツに打ち込んだ事のない自分からしたら眩しすぎてもう!
続きを予感させるエピローグから、本屋が閉まるギリギリの時間だったにも関わらず続編を買いに行ってしまった。 -
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ネタバレ「自分の土地を持て」という師の言葉を胸に、自分自身を見つめる旅に出る主人公。牧歌的な描写だが、軽トラで下道を何時間もかけて、新たな師を求めて、深い山岳地帯に分け入っていく、アドベンチャー感のある展開だった。
確かに、村落からも隔離された場所からは、房総の別荘地も「都会」であることは納得。「スーパーマーケットては季節を感じることが出来ない」という言葉も印象的だった。自分で食糧を調達するときは、当然季節のモノしか手に入らない。自然の摂理に従って生きるという選択をした覚悟の力強さを感じた。
そして、主人公が人生のパートナーとして選んだ相手は、、、そりゃそうなるよね(笑)
亡き親の意思が結びつけたご縁 -
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全4部作なので、起承転結のうち「転」だろうか。田舎暮らしが順調に進んでいた前作「それから」と打って変わって、事業の中断や撤退などを余儀なくされる出来事が起こる。実際に、コロナ前に房総半島を襲った台風を思い出した。自然災害の被害は現地に居なければ理解できないもの。生活の一部を諦めたり、住民間の断絶もあったりして、本当の意味での復興はとても長い道のりであることを知らされた。
これまで「海」視点の生活だった主人公が、「陸」視点の人生に切り替わっていくことを示唆する転換点でもあり、農業や狩猟を通して「生命を大事に頂く」ことを学んでいく様子は興味深かった。また、陸を視点に生きていくヒントを得たのも束の間 -
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『海の見える家』の続編。田舎暮らしのメリット・デメリットが紹介されている。食料調達や生活費を得るために、日々アイディアを出して苦労したエピソードが描かれている。
生きていくために必要な「収入」を給料という手段だけでなく、食料調達・物々交換・直接サービスといった幅広い観点で捉え、さらに自由に使える時間がどれだけあるかという要素を加えると、都会のサラリーマンより田舎暮らし(自営業)の方に軍配が上がるケースも考えられる。
どちらが良いかというより、全く違う世界価値観であり、田舎暮らしが合う人/合わない人が分かれるのだろう。ただし、それぞれの立場の人間が時々交わって、生き方を見つめ直す機会は必要であり