はらだみずきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同じ境遇の娘に読ませてます。
チャンスをもらいながらもトップチームへの昇格が叶わなかった主人公。
がんばっているのに報われない気持ち、チームメイトとの気持ちのズレ。
最後のチャンスにかける3年生の気持ちを知り、史上最強のBチームにするという目標を作りも影響を受けていく過程など今回も読後感爽やかな物語です。
チームスポーツがんばっている中高生なら誰にでも当てはまる話なのですが、どうしても同じサッカーをしている我が子を重ねて母目線で見てしまいます。
単行本では前作名もなき風、今作風の声が聞こえるかだったはずなのですが、文庫化したらどちらも高校サッカーボーイズU16、U17になってしまったのが残念。 -
Posted by ブクログ
20150531
はらたみずき氏の代表作であるサッカーボーイズシリーズは、中三でサッカー部の長男が読んでいて、いつも面白いと言っていた。
そこで、はらだみずき氏の新しい文庫本だなぁと思って書店で手に取ってみたら、今度は41歳のサラリーマンが主人公で、その子どもが中三のサッカー部という、自分自身と同じような設定にすっかりはまってしまった。
ほとんどが作者の実体験に基づいた話のようで、経験してきた事も作者によく似ていて、情景や感情が手に取るように理解出来た。
しっかりと練られた展開はありきたりのものではなく、サラリーマンとしても、親としても大人が充分に楽しめる内容で、最後まで本当に面白かった。
年とか関係無く、サッカーかフットサルかでも初めてみようかと本気で思わせられた。日々の仕事は忙しいし帰りも遅いけど週末ぐらいなら出来るかな。
はらだみずき氏には、どんどん大人向けの作品も書いて欲しい。 -
Posted by ブクログ
本にまつわるお仕事小説は、ちょっと前に、大崎梢『平台がおまちかね』とか、碧野圭『書店ガール』シリーズとか、門井慶喜『おさがしの本は』などなど、立て続けに読んで、どれも「まあ面白いんだけどなぁ……」という感想を抱いて以来、少し遠ざかっていました。
これらの本の頃は(今も継続中なのかもしれないですが)、ライトミステリーブームで、お店屋さんの店員がが日常の謎を解き明かすタイプのお話が圧倒的に多かった。
で、お仕事小説としては面白いけどミステリーとしてはあと一歩かな、という評価をそのときはよくしていた気がします。
……前置きが長くなりました。
変わったタイトルだなぁ、と思いつつ、本の厚みも程良いし隙間時間にちょいちょい読むつもりで朝、持ち出して……、
結局、移動の電車の中と、出先でできたまとまった時間のうちに一気に読んでしまいました(笑)
そのときちょうど心が弱り気味だったせいか、人情話にぐいぐいと引き込まれました。
本に向き合う姿勢、人と向き合う姿勢、仕事に向き合う姿勢……、ほのぼのと心の温まるストーリーながら、自然と背筋が伸びます。
シビアな面を削ぎ落とした、少しご都合主義なところもありますが、とても素敵なお仕事小説でした。
一つ学んだことは、「社会人には成功の体験が必要」。 -
Posted by ブクログ
青春小説の醍醐味は自分の少年時代にあった出来事と物語の出来事が一致した時に、「ああ、あったなあ」と思わせるところにあると思う。
名前や見た目でからかわれた経験がある人は多いと思うが、その時に助けてくれたのは、直樹にとってのカナブンであり、テツガクにとっての直樹であり、自分の少年時代の友人なのだろう。
少年時代の友人が、今となっては疎遠になり、連絡も取れないかもしれないが、その時々の思い出は色濃く自分の中にあるもんだ。だから、青春小説を読むと思い出す、あいつは今何してるんだろうなあ。といった、自分の過去を思い出しながら、若き直樹の物語に自分の物語を重ね、今の直樹にまさに今の自分を重ね、気がつけば集中して読んでみました。青春ってのは良いですなあ。 -
Posted by ブクログ
ただの爽やかな青春小説じゃ、全くありません。
最初は、まっすぐ家に帰って何が悪い!っていう帯の言葉に惹かれて購入しました。もっと面白おかしい、中学生男子の青春小説かなと思っていました。いい意味で裏切られました。
中学時代の、狭い世界での部活やクラスメイトとの衝突、家庭の問題、原因の分からない焦り、そして受験などなど…
あーこんなことあったなあ、とか初恋っていいなあ、っていう感想だけではない、やり切れない思いとかどうしようもない気持ちとかが物語に染み込んでいて、胸が熱くなりました。
青春、爽やかになるとはちょっと異なる、ノスタルジックな気持ちになりました。夏っぽい表紙ですが、秋に読むのがぴったりです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ電車での暇潰しにと思ったら意外に面白かった。買う決め手になったのは「本を自分で棚のなかから探す楽しみを放棄して~新聞の切り抜きか何か持ってきて『おい、これくれ』だもん」ってのと書店員といいうのは多くの場合、疲れているものだってとこでした(笑)分かる~書店員だと分かる~!!!!!あと出版社にもちょろりといた事があるので登場人物達の気持ちとか分かるなぁ~と。フランチャイズになってしまったので書店員の面白さは減少したけどこれ売りたいなぁって本が売れると嬉しいです。でも最近の有名書店員さんオススメみたいな風潮は嫌いです。出版社の怠慢だ!宣伝は自社で頭を捻って下さいと。書店員さんに聞いた今一番面白い本フェアとかさ、丸投げっぷりが頭きます(笑)書店員さんそんなに暇じゃないんだよー。アンケートとか面倒くせーんだよー。でも最近は本が好きだから書店員になったけど流通の面白さが分かってきたのでさらに仕事が面白くなった気がします。売れる本の予測を立てどのように売るか作戦を練り手配する。それが生き物のように動き(この場合は売れる)だした時快感だなーと思うのでした。