はらだみずきのレビュー一覧
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穏やかで優しく逞しく…人間の様々な側面を見せてくれた小説。
入院中の祖母から頼まれ、以前祖父母と共に暮らしていた家、庭を見に行ったまめ子はその変貌ぶりに驚く!
祖母は花が大好きでよく手入れをしていた庭は荒れ野と化し、玄関には「家には入らないで」と書かれた張り紙…家の中はとても人が住んでいたとは思えない有様…祖母の異変に気づきながら、庭を気にかけている祖母が退院する迄にと庭の再生の為、動き始めるまめ子の奮闘ぶりが描かれている。
本書の前に読んでいたのがミステリーだったので読み始め上手くストーリーの雰囲気に溶け込めず「ん?」と一瞬足踏み…が謎めいたハルさんの庭と家にみるみるハマっていった!
真芽 -
Posted by ブクログ
高校生ではサッカーをすると決めていた晴彦。しかし、入部した新設高校にサッカー部はなかった。同じ気持ちでサッカーをしたい、玉井、田村などとサッカー部設立に向け動き出す。
部活に限らず大きなことで言えば企業、身近なことでいえば習慣を作るなど「0から1」を作り出すことの難しさ、達成感が分かる作品。部活を作ることは企業とかに比べると大きい劇的ではないことに感じる。しかし、劇的じゃなくてもそれまでの当事者にだけできる精一杯に感動できる。
生徒が部活を作っていくのでもちろん顧問ならずコーチもいない状態。そんな中で晴彦のように初心者も多くおり部の設立の努力もしながらチームのレベルアップも行っていく。 -
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山に抱かれた家
著者:はらだみずき
海から山へ。大人気シリーズ新章開幕!
「海が見える家」での生活を経て、文哉は群馬県の山奥にある畑付きの空き家を見つけ、新たな生活を始める。限界集落での新しい挑戦に、文哉は一人で古い家屋や休耕地だった畑に手を入れながら暮らしを築いていく。自給自足的な暮らしを目指し、地域に溶け込んでいく文哉の成長が描かれる。シリーズの新たな章が始まる!
新シリーズ第1弾。南房総からさらに田舎の群馬県の山奥へと移住した文哉は、より自分らしい生活を追求し、逞しさを増している。初めての環境で、地域や自然に馴染んでいく文哉の姿は頼もしく、自給自足の生活に対する真摯な姿勢が印象的 -
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海が見える家 旅立ち
著者:はらだみずき
ベストセラーシリーズ、堂々完結。
台風による被災後、さらにコロナ禍に見舞われ、思うように日常を取り戻せない文哉。農業の師・幸吉が倒れたあの日を思い出しながら、心配する和海のすすめで旅に出ることを決意。向かった先は、幸吉の親友でイノシシの罠猟の達人・市蔵が暮らす集落。自然の中で過ごすうちに、文哉は自分なりの答えを見つけ、新たな決意を胸に抱く。シリーズ25万部突破、堂々の完結編。
南房総編の完結編。文哉は南房総の海での経験を糧に、さらなる成長を求めて新たな環境へ飛び出す。「人は環境で変わる」と実感し、行動を起こす文哉の成長が印象的。次のステージは山 -
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あー一気に読んでしまいました。
旅立ち…という題名で
海の見える家の最終章だけに
いろいろな事にどう卒業していくのだろう。
いつもの、前向きで眩しい文哉に会えるのかと、読み始めたのですが、
やはり、
いろいろなことが重なり辛い思いから抜け出せず人にも相談できないでいる文哉の様子に、周りの人達のようにわたしまでもがとても
心配で辛い気持ちになりました。
辛い気持ちを持ったまま
市蔵のところに出向いていって
幸吉さんのことや自分の思いなどを話しているうちに自分を取り戻し頑張ろうって思えるように切り替わった姿にほっとしました。
今回は、他のシリーズにはない気持ちに何度もなり涙が出てしまいました。とて -
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海が見える家の第二弾
海が見える家それから…
題名通り、亡きお父さんの後を継いで別荘の管理人を続けながら
自立を目指す文哉が、
周りの人達と仲良くなり、助けてもらいながら、少しづつ少しづつ
本当の自立とは…自給自足とはと
悪戦苦闘しながら成長していく物語。
1冊目より、ワイルドさに磨きがかかりキラキラした文哉が、眩しく目に浮かぶようで読みながらワクワクしてしまいました。
食べる分だけとる魚釣りや
自然なまま無農薬で育てる野菜
どんなものでも無駄にせず調理していただく。
間違いなく美味しいだろうなぁと自分の身体まで栄養が染み渡るような気持ちになってしまいました。
本を読みながら
いきいきと生き -
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻
よかったーーー!
海から次のシリーズの山へどう向かっていくのか。
幸吉さんの死以降立ち直れない文哉だったけど、最後に言われた「自分の土地を持て」の言葉を自分なりに解釈して、次に進もうとする文哉が逞しかった。
なるほどこういう風に山の舞台へと繋がっていくのかと面白い!
土地があるからってみんなが食べていける訳じゃない。
大切なのは土地、というよりも”土”。
でもあるものを使いこなせる技をもっていなければ、土地を持つこともただの重荷になる。
幸吉さんは文哉を見込んでかけた言葉だと分かり、目頭が熱くなった。
自分で薪を割って、薪をくべて入るお風呂はいつも入っているお風呂とは温か -
Posted by ブクログ
すごくよかった。
文哉が成長してたくましく生きていた。
“時間”や”労働”、”お金”に対する価値観が変わる。
以下ほぼ引用(笑)留めたい言葉たち
お金を稼ぐことだけが、『働く』ではない。
組織に属し、賃金を得るだけが方法ではない。
なにも自分の労働をいったんお金にしてからスーパーでパックされた魚や野菜を買う必要はないし、
家事や育児など、他人を手助けすることだって立派な仕事。
東京では忙しいことが、誇れることだったりするけど、ここでは自分の使える時間を持ってることの方が、信頼される。
だからちょっと無理をしてヒマを装ってる人もいる。笑
お金があっても人生を楽しむ余裕がない人もたくさんいるし