はらだみずきのレビュー一覧
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狩猟と農業。移住者がひとつずつ経験を増やしていく。地道すぎて、イライラしてしまう。
文哉は有害鳥獣捕獲隊隊員に任命された。文哉は菊次郎とどんと焼きに出かける。雪が降って、文哉の家の周りにはたくさんの獣の足跡がついていた。ゾッとした。10頭ほどの猿が屋根の上に出た。柿がなっている。猿を追い返すために戦う。
卵が欲しくて、ヒヨコを孵して野飼いしてみる。農薬は使わない。自然のままでいきたい。
罠に鹿がかかる。休耕田を貸してもらえることになる。罠の見回りに行かなかったら、イノシシがかかって、腐っていた。
梅の実を収穫する。友達の都倉が直売の手筈を整えてくれた。
イトさんの畑がイノシシに荒らされて捕まえて処分する。アライグマが罠にかかる。処分するのに手間取った。
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Posted by ブクログ
自分がこれからどう生きていきたいのかを考えることの大切さを感じた。
主人公の文哉は、農業の師であった幸吉を亡くし、自分のこれからについて悩みながら、幸吉の親友である市蔵の暮らす山へ向かう。自然の中で生活する中で、文哉が少しずつ自分の気持ちと向き合い、自分らしい生き方を見つけていく姿が印象に残った。
特に、都会で働くことや田舎で暮らすことのどちらが正しいということではなく、自分にとって何を大切にして生きるのかが重要なのだと感じた。周りから見れば遠回りに思えることでも、自分自身で経験して納得することが大切なのだと思う。
自然の中での暮らしや、人とのつながりが丁寧に描かれていて、読んでいて気持ちが落ち着く作品だった。文哉が新しい一歩を踏み出す最後の場面には、これからの人生への期待も感じられた。
自分自身も、これから環境や仕事が変わる中で、周りの価値観に流されるのではなく、自分が本当に大切にしたいものを考えながら生きていきたいと思った。 -
Posted by ブクログ
一万円選書(2026.5)
パステルカラーのような物語。
真芽の優しさ、ハルさんの老い、人との関わり、自然や動物のと共存、などなど、いろいろ考えることはあるけど、読み終わって心がほっこりしました。
『たとえば道端のアスファルトの隙間に咲く花のように、与えられた場所で、あるものを生かし、ないものは求めず、生きるために深く根を張ろう。幸せという花は、どんな場所でも咲かせることができる、と信じてー。』
真芽のこれからがとっても気になります。
それにしても、最後の一行にはやられました…。
解説は、いわた書店の岩田徹さん。素晴らしい本を選書していただき、感謝です!
続編も選書していただきましたが、一気に読むのはもったいないのでもう少し経ってから読ませていただこうと思います。 -
Posted by ブクログ
関西住みの自分としては、南房総のイメージがイマイチつかないけど、このシリーズを読んでると青い海と緑深い山々のイメージが湧いてくる。
そして、今回は台風が直撃して自然の脅威さに呆然とする文哉が立ち直って逞しく成長していく姿に心打たれました。
新たにクセのあるキャラクターも出てきて、田舎というのはやはり色んな考えを持った人がいてるというのがわかる。
そして、大学時代の友人(もとい知人か)である都倉との再会したときの文哉のやり取りを読んでると、すっかり心変わりしてる様子が見てとれた。
「どこで生きようと勝手だ。それで幸せになれるならね」
「おれは、自分で食っていけるようになりたい。かっこわるい生き方はしたくない。おれの目標は、わかりやすく言えば、自立だよ」
「都会と田舎では、自立の仕方がちがうような気がする。都会では、合理的に役割や仕事をシェアしての自立が成り立っている。一方、田舎では、まだまだ自分で何事もやらなければならない局面が多くなる。もちろん田舎にも都会のそういった価値観が押し寄せてきてるんだろうけど」
「だれかと楽しむことも大切だけど、ひとりで楽しめることも、なんていうか、自立していればこそ、できるんじゃないかって思うんだ。自立と楽しさは比例するってね」