はらだみずきのレビュー一覧

  • 山に抱かれた家
    久しぶりのシリーズ、今回は海が見える家ではなく山での生活がスタートしました。
    自給自足的な暮らしは期待しすぎず、悲観しすぎず、諦めずな主人公。
    大事な事はどこで生活してもやはり人との繋がりなのだなと。
    癖のある人にも怒らず好感を持たれるような関係を作れる主人公にその地で生きていくための戦略?すら感じ...続きを読む
  • 山に抱かれた家
    てっきり房総半島で終わって、ずいぶんと宙ぶらりんだなと悶々としてたけど、続編が出てこんな早くに読める僥倖。ノーマークだったので平台で見つけて→よっしゃ。ラストの凪子の手紙にウルッとじんわり来てます。今回来ないのかなと思いつつ待ち侘びてしまった、凪子が教習所ってフッ。市蔵の癖が凄いけど村人6軒も相当な...続きを読む
  • 海が見える家
    田舎の風景がすごく気持ちいい。風や空気までも感じる描写でまるで自分がそこにいるような感覚でした。生き方まで教わった気がします。
  • 海が見える家
    苦しい就活を乗り越えて正社員になったのに、ブラック企業だとわかり、1ヶ月で退社した文哉。
    そこに、疎遠になっていた父の訃報が届く。南房総に引っ越した父の新しい家を初めて訪れ、そこで暮らしていた様子が少しずつわかってくる。父は一人、何を考えて暮らしていたのだろう。孤独だったのか?会社員...続きを読む
  • 最近、空を見上げていない
    ■サマリー
    ・とある出版社に勤める男性を主人公としたお話。
    ・本は4つの短編集で構成されている。
    ・よくある手法だが4つの短編集は繋がっている。
    ・内容には山や谷はない。
    ・東野圭吾さんとかを好きな人には物足りないかも。
    ・読後はスーッと清らかな気持ちになる不思議な本。

    ■心に残った部分(解説含む...続きを読む
  • 海が見える家 旅立ち
    いよいよ完結編!「逆風」のラストから想像通りの展開で文哉はまた自分の行く先を見失う。
    以前のような日常を送れない文哉は幸吉さんの友、市蔵の元へ。
    海ではなく山の中で地に足をつけ自然の怖さと恵みに触れ合いながら生きるヒントを得ていく。
    文哉が選んだ人生は…決意は…

    4巻通してとても良かった。
    進んで...続きを読む
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)
    嘘の無い力強い言葉が読んだ人に届く本ではないかと思います。
    飾らす、夢物語過ぎずにでも希望を持つ事が出来るお話です。
    人生は上手くはいきません。でも上手くいかなかった事に目をそらし人の話を聞かないでいると真実が分かりません。
    出来ないと思う事でも今の自分が出来る事をやらなければ本当に出来ません。
    ...続きを読む
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)
    庭にまつわる自然とそこに共存する家族。
    ありがちな話題をありのままに、そして優しく感動的にまとめられていて癒やされました。
  • 海が見える家 それから
    文哉がすっかりたくましくなって(^^)
    読んでいて清々しい!
    日々、時間に追われバタバタと過ごしている自分には幸吉さんや文哉の言葉が耳に痛く(^^;
    「あっ、自分カッコ悪い」と思わず苦笑。
    確かに固定観念に縛られ、思い込んでいる…何より不幸そうな顔して生きているのは嫌だなぁ…と。
    気の持ちようひとつ...続きを読む
  • 山に抱かれた家
    海が見える家シリーズの続編です。
    海の家から山の家へと物語は続いていきます。
    良かったです。
    群馬県の山中の廃屋同然の家を購入し、今回は慣れない山の生活で四苦八苦する文哉ですが、周りの協力も得ながら頑張って生活していきます。
    最後の凪子からの手紙が良かったです。
    文哉と凪子が山に抱かれた家で暮らす姿...続きを読む
  • 山に抱かれた家
    海の見える家からのファンです。文哉の成長、今回が一番強く感じられました。このシリーズ、とにかくその場に自分がいるような臨場感と、主人公への憑依感が半端ないです。
  • ホームグラウンド
    圭介は自分の仕事のためにお祖父さんを利用としたが、このことをきっかけにお祖父さんが芝生を育てることを手伝い、自分の生い立ちが実の父親はとっくに死んでいたことを母由紀子から聞き、春奈との結婚につながり、自分の生きがいであるサッカーを通じた仕事ができるという夢のようなな実際にもできそうな物語。
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)
    素敵なお話でした。
    荒れ果てた庭を、ハルばあちゃんが帰ってくる日のためにと庭を再生させようとする真芽。

    その中で、真芽はいろいろな事に気がついていき、成長していきます。見えているようで見えていない事って、誰にでもきっとたくさんありますよね。

    そしてお花や植物のもつ力の大きさにも改めて気が付きまし...続きを読む
  • 海が見える家 それから
    『自分の人生がおもしろくないなら、なぜおもしろくしようとしないのか。他人にどんなに評価されようが、自分で納得していない人生なんてまったく意味がない』
    そう父に投げつけた言葉を、自分にも問いていく文哉。

    おまえの人生はどうだ?
    おもしろいか?
    おもしろくしようとしているか?

    私も自分に問いかけてい...続きを読む
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)
    岩田書店一万円選書の一冊目。

    自分じゃ選ばない本だなと思った。でもやはりそういう本からもらう刺激のような新鮮さが自分にはとても心に響いた。
    とても心温まる1冊。主人公のまめとは年齢が近いせいか境遇が似ている。老健の話も独り身の祖母も、今後のことを話す両親もこの年代はみんな境遇が似ているんだなー
    ...続きを読む
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)
    『国道296、成田街道、京成本線』のワードからそわそわしていたが、予感は的中し地元の佐倉市が舞台となっていた。町並みが鮮明に蘇るので、物語がより身近に感じられた。

    そして私にも認知症の母がおり、先日佐倉に帰り大掃除してきたばかり。良枝おばさんが冷淡に思えれるが、その気持ちも痛いほどよくわかる。人生...続きを読む
  • やがて訪れる春のために(新潮文庫)
    祖母のことを想い、主人公が成長して行く姿が、良かったです。花・植物に対する考え方も少し変わったかもしれません。
  • 海が見える家 それから
    その後を読みたいとずーっと思っていたので嬉しいし、あの家も文哉も生活してるのを、逞しくなって良い。死にかけて、人に助けられているのを負い目に感じた所から一つ上に上がれた。お金じゃない幸せを見つけるのが難しいとはなるほどと思う。食事を自分で獲るのも凄いし、サーフィンに、地元の交流に、お店まで起動に乗せ...続きを読む
  • 海が見える家 旅立ち
    旅立っちゃった。あー終わりなのかね、ラストの庭にみんな集まって送り出す場面がずーっとじんわりサムイボ。本当に4も出ているのって事、まだまだ出て来るし、幸吉さんも死ななくてよかった。フタ通りの行き方があり、周りに合わせてなあなあに生きるのと自分の意思を最後まで貫くとか分かりました、海が見える家が都会側...続きを読む
  • 会社員、夢を追う
    いやぁ大作でした。読み応えあるのはいい事、3日でした、でも改めてプロフィール読むと 自伝だな〜と、出版社ではなく紙の商社と聞きなれない場所で、なるほど実際に勤めてたということですね、実際出て来る専門用語は覚えられませんがA 4 B4と身近にある言葉が出てるんだと、※が次の展開するので慣れたかなあと ...続きを読む