はらだみずきのレビュー一覧
-
■サマリー
・とある出版社に勤める男性を主人公としたお話。
・本は4つの短編集で構成されている。
・よくある手法だが4つの短編集は繋がっている。
・内容には山や谷はない。
・東野圭吾さんとかを好きな人には物足りないかも。
・読後はスーッと清らかな気持ちになる不思議な本。
■心に残った部分(解説含む...続きを読むPosted by ブクログ -
いよいよ完結編!「逆風」のラストから想像通りの展開で文哉はまた自分の行く先を見失う。
以前のような日常を送れない文哉は幸吉さんの友、市蔵の元へ。
海ではなく山の中で地に足をつけ自然の怖さと恵みに触れ合いながら生きるヒントを得ていく。
文哉が選んだ人生は…決意は…
4巻通してとても良かった。
進んで...続きを読むPosted by ブクログ -
嘘の無い力強い言葉が読んだ人に届く本ではないかと思います。
飾らす、夢物語過ぎずにでも希望を持つ事が出来るお話です。
人生は上手くはいきません。でも上手くいかなかった事に目をそらし人の話を聞かないでいると真実が分かりません。
出来ないと思う事でも今の自分が出来る事をやらなければ本当に出来ません。
生...続きを読むPosted by ブクログ -
庭にまつわる自然とそこに共存する家族。
ありがちな話題をありのままに、そして優しく感動的にまとめられていて癒やされました。Posted by ブクログ -
文哉がすっかりたくましくなって(^^)
読んでいて清々しい!
日々、時間に追われバタバタと過ごしている自分には幸吉さんや文哉の言葉が耳に痛く(^^;
「あっ、自分カッコ悪い」と思わず苦笑。
確かに固定観念に縛られ、思い込んでいる…何より不幸そうな顔して生きているのは嫌だなぁ…と。
気の持ちようひとつ...続きを読むPosted by ブクログ -
素敵なお話でした。
荒れ果てた庭を、ハルばあちゃんが帰ってくる日のためにと庭を再生させようとする真芽。
その中で、真芽はいろいろな事に気がついていき、成長していきます。見えているようで見えていない事って、誰にでもきっとたくさんありますよね。
そしてお花や植物のもつ力の大きさにも改めて気が付きまし...続きを読むPosted by ブクログ -
『自分の人生がおもしろくないなら、なぜおもしろくしようとしないのか。他人にどんなに評価されようが、自分で納得していない人生なんてまったく意味がない』
そう父に投げつけた言葉を、自分にも問いていく文哉。
おまえの人生はどうだ?
おもしろいか?
おもしろくしようとしているか?
私も自分に問いかけてい...続きを読むPosted by ブクログ -
岩田書店一万円選書の一冊目。
自分じゃ選ばない本だなと思った。でもやはりそういう本からもらう刺激のような新鮮さが自分にはとても心に響いた。
とても心温まる1冊。主人公のまめとは年齢が近いせいか境遇が似ている。老健の話も独り身の祖母も、今後のことを話す両親もこの年代はみんな境遇が似ているんだなー
穏...続きを読むPosted by ブクログ -
『国道296、成田街道、京成本線』のワードからそわそわしていたが、予感は的中し地元の佐倉市が舞台となっていた。町並みが鮮明に蘇るので、物語がより身近に感じられた。
そして私にも認知症の母がおり、先日佐倉に帰り大掃除してきたばかり。良枝おばさんが冷淡に思えれるが、その気持ちも痛いほどよくわかる。人生...続きを読むPosted by ブクログ -
その後を読みたいとずーっと思っていたので嬉しいし、あの家も文哉も生活してるのを、逞しくなって良い。死にかけて、人に助けられているのを負い目に感じた所から一つ上に上がれた。お金じゃない幸せを見つけるのが難しいとはなるほどと思う。食事を自分で獲るのも凄いし、サーフィンに、地元の交流に、お店まで起動に乗せ...続きを読むPosted by ブクログ
-
旅立っちゃった。あー終わりなのかね、ラストの庭にみんな集まって送り出す場面がずーっとじんわりサムイボ。本当に4も出ているのって事、まだまだ出て来るし、幸吉さんも死ななくてよかった。フタ通りの行き方があり、周りに合わせてなあなあに生きるのと自分の意思を最後まで貫くとか分かりました、海が見える家が都会側...続きを読むPosted by ブクログ