須本壮一のレビュー一覧
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本作は2012年に出版、本屋大賞を受賞されたベストセラーで、映画化もされました。
数年前には百田氏の講演を直接お聴きする機会があり、とても興奮したのを覚えています。
「海賊とよばれた男」は、出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした主人公、国岡鐡造の一生を描いた物語です。
戦後の東京を舞台に、石油販売の会社「国岡商店」と、国岡鐡造とともに国岡商店で働く人々たちの成長と戦いが描かれています。
私も原作を読んで、戦後の日本の石油事情・経済事情がどれだけ厳しいものだったかということを知りました。
過酷な状況の中、国岡鐡造は店主として、また誇り高い日本人として、国岡商店ひいては日本の再建に -
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百田尚樹・須本壮一『海賊とよばれた男 10』講談社。感動、感涙の最終巻。人間尊重の精神を貫き、石油メジャーの妨害を含め、幾多の困難を乗り越え、近代日本の繁栄の礎を築いた国岡鐵造の波乱万丈に満ちた生涯。果たして、現代の日本に国岡鐵造のような哲学を持った経営者はいるだろうか。
イランから持ち帰った石油を巡り、英国は日章丸の差し押さえを訴える。またしても、国岡商店に立ちはだかる幾多の苦難…あろうことか、国岡鐵造は米国の石油メジャーの懐に飛び込み、さらなる飛躍に挑戦する。石油がもたらす日本の近代化。その果てにあるものは…
原作が非常に面白いだけに、読み応えのある漫画だった。原作に忠実でありながら、 -
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百田尚樹が言いたかった事
高山隆二は明らかにあの新聞社の記者ですね。武田貴則に言わせたように戦中は一生懸命軍と国民を煽り戦後は手のひらを返して国民の日本国民としての誇りも愛国心も奪ったと言えばあの新聞社です。百田尚樹の書きたかった事の一つがこれでしょう。その通りだと思います。
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いつか子供に読ませたい
戦争物は賛否両論が確かにあるかもしれない。
だけど、「賛」とか「否」とかでなくて、いろんな視点から知ることが大切なのだと思う。
私は30代なので、現代の小学校中学校の歴史の教科書の表記の仕方を知らないけれど、
自分の子供が歴史を勉強する世代になったとき、この漫画は読ませたい。
歴史の事実のほかに、現代では失われてしまったかもしれない「人間の心」というものについて、いろいろ考える機会にもなるかもしれない。
原作者、漫画の作者に感謝します。
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生きる
ものすごい時代に生きていらっしゃった方々の純粋な生への思いで、胸が痛いです。
後から後から涙が止まりません。
読み終わって、しばらくしても、涙が止まりません……