須本壮一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本作は2012年に出版、本屋大賞を受賞されたベストセラーで、映画化もされました。
数年前には百田氏の講演を直接お聴きする機会があり、とても興奮したのを覚えています。
「海賊とよばれた男」は、出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした主人公、国岡鐡造の一生を描いた物語です。
戦後の東京を舞台に、石油販売の会社「国岡商店」と、国岡鐡造とともに国岡商店で働く人々たちの成長と戦いが描かれています。
私も原作を読んで、戦後の日本の石油事情・経済事情がどれだけ厳しいものだったかということを知りました。
過酷な状況の中、国岡鐡造は店主として、また誇り高い日本人として、国岡商店ひいては日本の再建に挑みます。
その並々ならぬ熱意が、原作でも漫画でも一貫して伝わってきます。
「ひとりの馘首もならん!」
…会社再建のためにリストラせざるを得ないような状況でも、社員は家族同然であるとして、ひとりもクビにすることなく会社再建を目指します。
国岡商店には出勤簿がなく、国岡鐡造がいかに社員を信頼していたかがうかがえます。
「厳しい環境だからこそ、そこに勝機があるんだ」
…厳寒の地・満州鉄道の車軸油として、強国アメリカの石油製品より高品質な油を開発し、販路の拡大に成功。
以降も、日本の会社として海外の石油会社の支配に負けないよう立ち向かい続けます。
「勝つとわかっていたものを勝っただけの事。喜びはない」
…”日章丸事件”として有名な、イランの石油を極秘に買い付けた一連の騒動。
イギリスの会社から訴えられるもそれを退け、国岡商店が裁判に勝ったときの国岡鐡造のひとこと。
危険が伴ったり周囲の反対があっても、商売人として、正義に基づいて本当に正しいと思ったことを貫き通す情熱が凄まじいです。
私も経営を学ぶなかで、「社長業はビジョンを語る」と教わりましたが、物語に出てくる国岡鐡造の一貫したパワー、やると決めたら必ずやり遂げる情熱にとても感銘を受けました。
過酷な状況であっても、国岡鐡造が掲げるビジョンに共感し、会社と日本のために泥まみれになって働く仲間たちの姿には背中を押される思いです。
大きな理想を描いて、その実現のために誰よりも一番ハードワークをするから、同じ思いを持った仲間が集まってくるということを私自身が身を持って学んでいます。
本書の登場人物は、国岡鐡造だけでなく、社員ひとりひとりがそのような情熱を持ち、一丸となって働く姿がとても印象的です。
いま私と一緒に経営を学ぶ仲間も、努力を惜しまない本当に素敵な人たちばかりで、心から嬉しく思います。
そんな仲間とともに早く豊かになるためにも、私自身がさらに大きな理想を掲げて、言ったことをやり抜く人生にしていきます。 -
Posted by ブクログ
百田尚樹・須本壮一『海賊とよばれた男 10』講談社。感動、感涙の最終巻。人間尊重の精神を貫き、石油メジャーの妨害を含め、幾多の困難を乗り越え、近代日本の繁栄の礎を築いた国岡鐵造の波乱万丈に満ちた生涯。果たして、現代の日本に国岡鐵造のような哲学を持った経営者はいるだろうか。
イランから持ち帰った石油を巡り、英国は日章丸の差し押さえを訴える。またしても、国岡商店に立ちはだかる幾多の苦難…あろうことか、国岡鐵造は米国の石油メジャーの懐に飛び込み、さらなる飛躍に挑戦する。石油がもたらす日本の近代化。その果てにあるものは…
原作が非常に面白いだけに、読み応えのある漫画だった。原作に忠実でありながら、須の見事な描写力がこれだけの迫力ある作品を産み出しているように思う。 -
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百田尚樹が言いたかった事
高山隆二は明らかにあの新聞社の記者ですね。武田貴則に言わせたように戦中は一生懸命軍と国民を煽り戦後は手のひらを返して国民の日本国民としての誇りも愛国心も奪ったと言えばあの新聞社です。百田尚樹の書きたかった事の一つがこれでしょう。その通りだと思います。
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いつか子供に読ませたい
戦争物は賛否両論が確かにあるかもしれない。
だけど、「賛」とか「否」とかでなくて、いろんな視点から知ることが大切なのだと思う。
私は30代なので、現代の小学校中学校の歴史の教科書の表記の仕方を知らないけれど、
自分の子供が歴史を勉強する世代になったとき、この漫画は読ませたい。
歴史の事実のほかに、現代では失われてしまったかもしれない「人間の心」というものについて、いろいろ考える機会にもなるかもしれない。
原作者、漫画の作者に感謝します。
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生きる
ものすごい時代に生きていらっしゃった方々の純粋な生への思いで、胸が痛いです。
後から後から涙が止まりません。
読み終わって、しばらくしても、涙が止まりません……