南條竹則のレビュー一覧

  • 新アラビア夜話

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    ネタバレ

    冒険小説の古典的名作「宝島」の作者スティーブンソンが書いたミステリー風の小説。

    ボヘミアの王子フロリゼルの関わる二つの奇妙な事件が収録されている。
    メインキャラクターはフロリゼル王子なのだが、章によって違う登場人物の視点での物語になる。
    19世紀のロンドンとパリが舞台。

    序盤のフロリゼル王子は、自ら刺激を求めて危ないことに首を突っ込んでゆく感じで、お付きの臣下ジェラルディーン大佐が諫めても聞かないタイプでなんと

    なく漫画「レベルE」のバカ王子とダブってしまって、あのキャラクターの元ネタはこの王子なのかと思ってしまった。
    しかし、後半の章になるにつれ高潔で正義感の強い人物になってしまい、さ

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    2018年02月25日
  • 秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

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    ジム・ショートハウス物を全篇収録。解説でも書いてある通り、佳作揃いでどれを読んでも面白かった。クラシカルな怪奇モノではありますが、バリエーションに富んだ品揃えで。
    あと、解説で芥川や乱歩のブラックウッド好きに触れてます。早くから日本に紹介されてた作家なんですよね-。

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    2018年01月10日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

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    反政府主義者×詩人×警察を巻き込み、秘密組織の謎を巡るストーリーなのだが、序盤の展開の速さ・中盤の謎が明らかになっていく様子・終盤のドタバタ感の妙な緩急が心地良く、癖になる。

    哲学的な要素や、詩的な要素もあり、イギリス人のシニカルな表現が好きな人ははまると思う。自分がキリスト教観や哲学的思想に乏しいせいか、ラストはそこまでズシンと来なかったので、またいつか再読したい。

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    2017年09月06日
  • 詩人と狂人たち

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    これは…ジャンルとしてはミステリになるのかな。

    主役のガブリエル・ゲイルは画家であり詩人なので探偵というわけではないけど、行く先々で巻き込まれたりした事件を解決していく。
    本人が言うには、自分も狂っているから狂人の気持ちがわかるらしい。

    面白かったけど、文章がとても読みづらく感じた。
    元の文章からしてそうなのか翻訳でそう感じるのか私が悪いのかはわからないけど、読んでて文章が頭にすんなり入ってこない感じがする。

    でも最後まで読んだら、最初わかりにくかったこともなるほどそういうことだったのかと理解できたので再読したらもっとすんなり入ってくるのかもしれない。

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    2017年02月04日
  • 不思議屋/ダイヤモンドのレンズ

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    太く短く破天荒に生きて散った
    フィッツ=ジェイムズ・オブライエン(享年34)短編集。
    親族の遺産を蕩尽してスッカラカンになってから
    ペンで身を立てたとは何事か(笑)。

    箱を開けるとカラフルな包み紙の
    キャンディ(ボンボンでもよい)が入っていて、
    一つ一つ違う味がする――そんな趣の一冊。
    甘かったり、ほろ苦かったり。
    無気味な話、読者を冷たく突き放すような話もありつつ、
    ヒューマニズム溢れるハートウォーミングな物語もあって
    心が和むが、
    そこには編者兼翻訳者の人柄が反映されているに違いない。

    表題作「不思議屋」はニューヨークが舞台だが、
    雰囲気はドイツっぽい。
    奇怪な商売人=不思議屋ことヒッ

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    2016年12月21日
  • 秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

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    冒頭の「空家」が結構苦手な怖さで耐えられるかと心配になったが、あとは比較的好きなタイプの怖い本。
    「壁に耳あり」やっぱ壁が膨らむところが怖い。
    「スミス―下宿屋の出来事」ラブクラフト的?
    「約束」これ好き。冷たいスコーンとか妙にリアル。
    「秘書綺譚」壁の絵が怖い。狂気。
    「窃盗の意図をもって」他のアンソロジーで読んだ。どれもそうだが、おかしくなった人の描写がリアルで本当っぽいのでぞわぞわする。日本の古典怪奇映画っぽいというのかな。
    「炎の舌」ちょっと面白かった。自分でも気をつけよう。
    「小鬼のコレクション」小鬼というよりフェアリー。きれい。
    「野火」1回スルーしてしまった。改めて読んで詩に近い

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    2016年08月31日
  • カンタヴィルの幽霊/スフィンクス

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    オスカー・ワイルドらしいちょっと怖いショートストーリー。
    表題作は、ちょっとユーモラスで悲哀を感じる幽霊。
    良いですね!!

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    2016年02月02日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

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     日曜日から土曜日まで七つの曜日を名乗る男たちが
    取り仕切る秘密結社をめぐる陰謀を描いた小説。

     七つの曜日を名乗る男たちの誰が味方で、誰が敵なのか
    彼らが計画するテロの行方は、とストーリーは冒険・スパイ
    ものの雰囲気を漂わせているのですが、しょっぱなの語りなど
    ところどころ観念的な話も出てくるなんともおかしな小説です。

     七つの曜日の男たちそれぞれの正体が先に進めば進むほど、
    意外というか、想像の上をいかれてしまい思わずにやり
    としてしまいました。

     後半はゾウや気球を追っての逃避行に最後に語られる
    話と
    分析したり話の裏を読み取ろうとすると、様々な解釈が
    出来そうな小説だと思いました

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    2015年06月25日
  • 秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

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    ショートハウスなる人物が登場する話が複数あるので、最初この人物が主人公なのかと思った。各話によって少し性格設定が違うけども。そして私は南條竹則氏の訳文がやっぱり苦手。訳がイマイチだと思って訳者を見るといつもこの人だ。2012/608

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    2015年04月14日
  • 秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

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    スタンダードな幽霊譚や幻想的な「転移」「野火」。どれも恐ろしい感じはしないのだけど、不思議と登場人物の表情や暗い風景がありありと浮かぶ。とりあえず、ジム・ショートハウスは怖い思いし過ぎだと思います。
    単純に私の感覚的な問題かもしれないけど「ホラー」という言葉には日本の小説がしっくりきて、「怪談」は欧米の古い作品がしっくりくる。

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    2014年09月06日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

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    G.K.チェスタトンさんという、イギリスの人ですね。1874-1936という生没年。当時のイギリスでの、ジャーナリスト・評論家・小説家・詩人、というような立場の人だったそうです。
    恐らく活動の大半は、政治から文学まで幅広くの評論批評的な、新聞などへの文章だそうですね。

    ちなみにコナン・ドイルさんが1859-1930。バーナード・ショーさんが、1856-1950。ジョージ・オーウェルさんが1903-1950。
    まあ、なんとなく、コナン・ドイルさんとチェスタトンさんは同時代人、というのが素人には判りやすいです。
    チェスタトンさんというと、いちばん有名なのは「ブラウン神父シリーズ」という探偵もの。

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    2014年06月26日
  • 盗まれた細菌/初めての飛行機

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    ピリッとしたユーモアの効いた短編集。表題作のひとつ「盗まれた細菌」と「紫の茸」が好み。私の読解力が足りないのでところどころ理解しにくい作品もあったかな。なんとなくテンポ良く読めなくて、思いの外時間が掛かってしまった。(この訳者さんなんとなく私とは合わないっぽい)2012/071

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    2023年09月13日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

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    日曜日から土曜日まで七曜のコードネームを持つ男たちの秘密結社。最初はスパイものかと思いきや…男たちの正体がばれていく過程と日曜日との対決にはハラハラした。黒幕もあの人だなんて…。でも最後のオチをどう解釈したらいいのかわからない。夢だったの?海外古典は聖書が下敷きになっているのが多いから無宗教の私には解釈が難しい。2011/620

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    2015年06月22日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

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    本書が執筆された20世紀初頭とは、世界から絶対性が失われた時代であった。科学や数学は危機を経験し、哲学や文学はモダニズムへの再考を迫られる。サイムは法と秩序の詩人と称して無政府主義者たちの集会と潜り込み、木曜日の男として潜入捜査を開始するが、追えど追われどもオセロが反転するが如く無政府主義者は煙の中へ。7つの曜日が創世記と照応するなら、そこに込められたのは古典主義的な回帰志向か。いずれにせよ、単純なドタバタ劇としても純粋に楽しめるのは確か。新訳に辺り、原文に忠実にとタイトルが過去形になった点も興味深い。

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    2013年04月25日
  • 白魔(びゃくま)

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    なんだろう、言い回しがくどい? 邦訳のさいにそうなったのか、原文がそうなのか。
    新訳なのに読みにくい。

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    2012年10月22日
  • 中華美味紀行

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    よし、これを読んでさっそく食べにいこう。
    と思うのだが、なんせ中国は広い。
    ほとんど、華北、華東地域が多かった気がするため、
    明日からためそうという訳にはいかない。

    羊肉スープのパンつけるやつ。
    あれなら、家でて左にありそうだが。

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    2015年07月14日
  • 盗まれた細菌/初めての飛行機

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    ウェルズだけどSFじゃない。短編集。結構笑える箇所が多かったな。先の展開は読めるようなものばかりなんだけど、素朴なおかしみに満ちていた。「パイクラフト関する真実」「小さな母、メルダーベルクに登る」がよかった。

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    2012年08月24日
  • 盗まれた細菌/初めての飛行機

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    対象年齢が高い、というか読者層を限定する星新一みたいな。
    一話一話はそれなりに面白いけど、ウェルズの長編のようなパンチに欠ける。
    やはり長編で作り込まれた話の方が真価を発揮する気がしてならない。

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    2012年08月07日
  • 新アラビア夜話

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    アラビア夜噺というタイトルを耳にした時点で膨らむ妄想。
    アラビアンナイトのようにわくわくした話を期待したけれど、なんか違う。

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    2012年05月31日
  • 秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

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    乱歩が早くから紹介していたブラックウッドの短編集。光文社の古典文庫で、新しく翻訳されて読みやすい。作品も、幽霊話あり心霊現象ありサイコ系ありバラエティに富んでいて、読み飽きません。

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    2012年11月05日