南條竹則のレビュー一覧
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ネタバレ冒険小説の古典的名作「宝島」の作者スティーブンソンが書いたミステリー風の小説。
ボヘミアの王子フロリゼルの関わる二つの奇妙な事件が収録されている。
メインキャラクターはフロリゼル王子なのだが、章によって違う登場人物の視点での物語になる。
19世紀のロンドンとパリが舞台。
序盤のフロリゼル王子は、自ら刺激を求めて危ないことに首を突っ込んでゆく感じで、お付きの臣下ジェラルディーン大佐が諫めても聞かないタイプでなんと
なく漫画「レベルE」のバカ王子とダブってしまって、あのキャラクターの元ネタはこの王子なのかと思ってしまった。
しかし、後半の章になるにつれ高潔で正義感の強い人物になってしまい、さ -
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これは…ジャンルとしてはミステリになるのかな。
主役のガブリエル・ゲイルは画家であり詩人なので探偵というわけではないけど、行く先々で巻き込まれたりした事件を解決していく。
本人が言うには、自分も狂っているから狂人の気持ちがわかるらしい。
面白かったけど、文章がとても読みづらく感じた。
元の文章からしてそうなのか翻訳でそう感じるのか私が悪いのかはわからないけど、読んでて文章が頭にすんなり入ってこない感じがする。
でも最後まで読んだら、最初わかりにくかったこともなるほどそういうことだったのかと理解できたので再読したらもっとすんなり入ってくるのかもしれない。 -
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太く短く破天荒に生きて散った
フィッツ=ジェイムズ・オブライエン(享年34)短編集。
親族の遺産を蕩尽してスッカラカンになってから
ペンで身を立てたとは何事か(笑)。
箱を開けるとカラフルな包み紙の
キャンディ(ボンボンでもよい)が入っていて、
一つ一つ違う味がする――そんな趣の一冊。
甘かったり、ほろ苦かったり。
無気味な話、読者を冷たく突き放すような話もありつつ、
ヒューマニズム溢れるハートウォーミングな物語もあって
心が和むが、
そこには編者兼翻訳者の人柄が反映されているに違いない。
表題作「不思議屋」はニューヨークが舞台だが、
雰囲気はドイツっぽい。
奇怪な商売人=不思議屋ことヒッ -
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冒頭の「空家」が結構苦手な怖さで耐えられるかと心配になったが、あとは比較的好きなタイプの怖い本。
「壁に耳あり」やっぱ壁が膨らむところが怖い。
「スミス―下宿屋の出来事」ラブクラフト的?
「約束」これ好き。冷たいスコーンとか妙にリアル。
「秘書綺譚」壁の絵が怖い。狂気。
「窃盗の意図をもって」他のアンソロジーで読んだ。どれもそうだが、おかしくなった人の描写がリアルで本当っぽいのでぞわぞわする。日本の古典怪奇映画っぽいというのかな。
「炎の舌」ちょっと面白かった。自分でも気をつけよう。
「小鬼のコレクション」小鬼というよりフェアリー。きれい。
「野火」1回スルーしてしまった。改めて読んで詩に近い -
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日曜日から土曜日まで七つの曜日を名乗る男たちが
取り仕切る秘密結社をめぐる陰謀を描いた小説。
七つの曜日を名乗る男たちの誰が味方で、誰が敵なのか
彼らが計画するテロの行方は、とストーリーは冒険・スパイ
ものの雰囲気を漂わせているのですが、しょっぱなの語りなど
ところどころ観念的な話も出てくるなんともおかしな小説です。
七つの曜日の男たちそれぞれの正体が先に進めば進むほど、
意外というか、想像の上をいかれてしまい思わずにやり
としてしまいました。
後半はゾウや気球を追っての逃避行に最後に語られる
話と
分析したり話の裏を読み取ろうとすると、様々な解釈が
出来そうな小説だと思いました -
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G.K.チェスタトンさんという、イギリスの人ですね。1874-1936という生没年。当時のイギリスでの、ジャーナリスト・評論家・小説家・詩人、というような立場の人だったそうです。
恐らく活動の大半は、政治から文学まで幅広くの評論批評的な、新聞などへの文章だそうですね。
ちなみにコナン・ドイルさんが1859-1930。バーナード・ショーさんが、1856-1950。ジョージ・オーウェルさんが1903-1950。
まあ、なんとなく、コナン・ドイルさんとチェスタトンさんは同時代人、というのが素人には判りやすいです。
チェスタトンさんというと、いちばん有名なのは「ブラウン神父シリーズ」という探偵もの。