佐野洋子のレビュー一覧

  • 新版 わたし クリスマスツリー
    クリスマスツリーになりたい、もみの木が動き出すあたり、かなりインパクトがある。年を取った木の言うとおり、自然の中でもしっかり根を広げて育つのが一番の幸せなのかな?とも思う。
  • おじさんのかさ
     出かける時はいつもかさを持って出かけるのに、その立派なかさが濡れてしまうのが嫌で、雨が降ってもかさをさそうとしないおじさん。

     あめが ふったら ポンポロロン
     あめが ふったら ピッチャンチャン

     子どもたちの声につられて、とうとうかさをひらいてしまったおじさん。おじさんの気持ちは……

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  • おじさんのかさ
    大切なのでお気に入りの傘を眺めるだけで中々さそうとしないおじさん。子供たちが、雨の日に歌いながら傘をさして歩いているのを見て、さしたくなり、とうとうさしてみた。可愛らしいおじさん。
  • 役にたたない日々
    佐野洋子さん、絵本と打って変わってガサツなイメージに変わった。でも自分に正直で素直な人なんだと思う。幼少期は貧しい時代で苦労したんだろうな。料理してる場面が多い。淡々と他愛もない日々の日記を描いてるんだけど、泣けたのが、お母様との会話の部分。佐野洋子さん自身が癌で亡くなってることがわかってるので「天...続きを読む
  • 100万回生きたねこ
    R なんで生き返らなかったのかな。

    T こんな猫もいるんだなぁと思った。1,000,000回寝てもいいんじゃない。

    母 大人が泣いちゃう絵本です。子どもたちはキョトン。今まで大嫌いな人たちと過ごしていた時は生き返っていたけど、本当に大好きな人に出会えたらもう人生満足してするし、生き返っても白い...続きを読む
  • 問題があります
    この前読んだエッセイが面白かったのでまた。
    切り口の小気味良さ。
    年齢と世代とのギャップは勿論感じながらも、それを文章にじゃんと表してくれているのが面白く、また有難い。
    フラットさとユニークさは、嫌味がなくて気持ちいい。
  • 作家と猫
    色な作家の猫に関する話や詩など。
    ひとつひとつが短いので読みやすい。

    石牟礼道子さんの「愛猫ノンノとの縁」の中の「猫が猫ぎらいのように、人間も人ぎらいなところがあって、花やら樹やら、犬猫たちに助けてもらって、なんとか生きてゆける。」という文章が一番印象に残った。
  • シズコさん(新潮文庫)
    時々胸が痛くなる直球な言葉たち。
    その度悲しく切なるのは私の中にも多少なりとも同じ感情があって、そう思った瞬間に罪悪感が襲ってくるからだろうか?
    母娘の関係は年齢や状況によってどんどん変わっていく。でも母は母で、娘は娘なんだと思う。
  • おじさんのかさ
    傘を大切にするあまり、雨の日も傘を開かないおじさん。あることを切っ掛けに傘を開いてみると……大好きな傘で雨が楽しく。
  • シズコさん(新潮文庫)
    将来、親の介護をする時に思い出すかもしれない。
    最初は少し読みにくいと思った文章のリズムや繰り返しのセリフが、だんだんクセになってきて、読み終わったあとにもう一度読みたくなった。
    最初の方は兄弟の説明で、わけがわからなくなり、家系図を書きたくなった。
  • ヨーコさんの“言葉”
    世の中を人生を真っ直ぐに見つめている。ヨーコさんはリアリズムの人。気付かれず誰の中にもある人生の疑問に真っ向勝負で挑んでいる。
  • ヨーコさんの“言葉”
    世の中を人生を真っ直ぐに見つめている。ヨーコさんはリアリズムの人。気付かれず誰の中にもある人生の疑問に真っ向勝負で挑んでいる。
  • 作家と猫
    さまざまな作家たちによる猫づくしのアンソロジー。
    猫とともに生きることの喜びをあらためて感じて、ほっこりする作品ばかり。
  • 役にたたない日々
     佐野洋子さん(1938.6.28~2010.11.5、享年72)「役にたたない日々」、2010.12文庫、2008.5刊行。ガン(乳ガン)で髪の毛が抜けるので、丸坊主に。(楢山節考のおりんばあさんは69歳で死んだ)乳ガン手術の次の日、私は67歩歩いて家にタバコを吸いに行った。毎日タバコを吸いに帰っ...続きを読む
  • シズコさん(新潮文庫)
    佐野洋子さんの「おじさんのかさ」と「だってだってのおばあさん」を子どもたちとよく読んで、大好きだった。佐野さんがエッセイストでもあることは知らなかった。ある日お気に入りの本屋さんで見つけて、すぐに読んでにたいと思って購入した。
    今でいうと、虐待と呼ぶのだろう。佐野さんは幼いころ、母の「シズコさん」に...続きを読む
  • おじさんのかさ
    あまり興味を持たなかったので
    ミュージカル調に読んでみた

    おじさんが傘を大事にしてる姿がかわいい
    大切なものは汚したくない
    でも傘をさすと素敵な音がする
  • がんばりません(新潮文庫)
    100万回死んだ猫の作者佐野洋子さんのエッセイ集です。母親としての視点、娘としての視点などいろんな視点から読める作品になっていると思います。僕としては、ペットのブサイク犬モモのエピソードが素晴らしいと思いました。作者ならではの人生観が表現されていて、僕はこれが読みたくてこの方のエッセイ集を読んでいる...続きを読む
  • 役にたたない日々
    スカッとした。
    うまく言えないのだが…と思っていたら、あとがきで、わたしの思った全てをまとめてくれていた。
  • シズコさん(新潮文庫)
    名作絵本として名高い「100万回生きた猫」の佐野さんが実母とのこじれた関係を赤裸々につづった自伝は私には共感できる部分がひとつも無くて読み進めるのがとてもつらく時間がかかりました。母との不仲を心苦しく思っている人ならば読む価値はあると思います。
  • ヨーコさんの“言葉” わけがわからん
    帰省中実家本棚。モタさんの言葉を数年前に読んだ。母の本棚でヨーコさんバージョン3冊を見つけて思わず手に取る。世界を斜めから見ているようで正面からぶつかっているような気もする文章。価値観は人それぞれで、幸せの形は人それぞれだよねと感じるようになった最近。本やネットや様々な表現、媒体を通して様々な価値観...続きを読む