佐野洋子のレビュー一覧

  • 100万回生きたねこ

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    死生観に関する授業で初めて読んだ。
    話のテンポ感が良い。
    命の重さを感じさせられる話だなと思ったけれど、消化しきれないもやもやした感情が残った。
    まだ今の自分では理解しきれない。

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    2024年05月06日
  • おじさんのかさ

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    なかなか傘をささないおじさんに、傘をささない理由が決め文句になっていて、テンポよく読める本。
    子どもも楽しめました。

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    2024年04月22日
  • 死ぬ気まんまん

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    読み辛い、うるさい近所の婆さんのどうでも良い主張を聞いている気分でどうも心地よいものではないが、中にはなるほどと思う発言がある。

    引続き死に興味があり、余命2年を宣告された著者の主張を読む。「脳卒中は大変、ガンはいい病気」はそうかなと思う。

    どのような人かとググって見ると「100万回生きたねこ」の著者か、好きな本なので軽くショックを受けるが、この猫も少しひねくれていたので、なる程なとも少し思う。

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    2024年03月10日
  • 新版 わたし クリスマスツリー

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    クリスマスツリーになりたい、もみの木が動き出すあたり、かなりインパクトがある。年を取った木の言うとおり、自然の中でもしっかり根を広げて育つのが一番の幸せなのかな?とも思う。

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    2024年02月11日
  • おじさんのかさ

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     出かける時はいつもかさを持って出かけるのに、その立派なかさが濡れてしまうのが嫌で、雨が降ってもかさをさそうとしないおじさん。

     あめが ふったら ポンポロロン
     あめが ふったら ピッチャンチャン

     子どもたちの声につられて、とうとうかさをひらいてしまったおじさん。おじさんの気持ちは……

    使うためにある物なのに、大事だと思うとなかなか使えない気持ち、良く分かる。でもそれってどうなの?

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    2023年09月06日
  • おじさんのかさ

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    大切なのでお気に入りの傘を眺めるだけで中々さそうとしないおじさん。子供たちが、雨の日に歌いながら傘をさして歩いているのを見て、さしたくなり、とうとうさしてみた。可愛らしいおじさん。

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    2023年07月15日
  • 役にたたない日々

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    佐野洋子さん、絵本と打って変わってガサツなイメージに変わった。でも自分に正直で素直な人なんだと思う。幼少期は貧しい時代で苦労したんだろうな。料理してる場面が多い。淡々と他愛もない日々の日記を描いてるんだけど、泣けたのが、お母様との会話の部分。佐野洋子さん自身が癌で亡くなってることがわかってるので「天国はどこにあるんだろうね」「すぐ近くにあるんじゃない?」という突如として出てくる会話に、カフェで読んでた私は泣いた。思い出しても泣けた。死について考えた。私も母が死んだら、同じところに行くんだからと死ぬのが怖く無くなるだろうか。人間ってそうやって生きて順番に死んでいくんだな、と考えた。佐野洋子さんの

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    2023年06月13日
  • 問題があります

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    この前読んだエッセイが面白かったのでまた。
    切り口の小気味良さ。
    年齢と世代とのギャップは勿論感じながらも、それを文章にじゃんと表してくれているのが面白く、また有難い。
    フラットさとユニークさは、嫌味がなくて気持ちいい。

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    2023年02月26日
  • 作家と猫

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    色な作家の猫に関する話や詩など。
    ひとつひとつが短いので読みやすい。

    石牟礼道子さんの「愛猫ノンノとの縁」の中の「猫が猫ぎらいのように、人間も人ぎらいなところがあって、花やら樹やら、犬猫たちに助けてもらって、なんとか生きてゆける。」という文章が一番印象に残った。

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    2022年12月30日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    時々胸が痛くなる直球な言葉たち。
    その度悲しく切なるのは私の中にも多少なりとも同じ感情があって、そう思った瞬間に罪悪感が襲ってくるからだろうか?
    母娘の関係は年齢や状況によってどんどん変わっていく。でも母は母で、娘は娘なんだと思う。

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    2022年08月19日
  • おじさんのかさ

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    傘を大切にするあまり、雨の日も傘を開かないおじさん。あることを切っ掛けに傘を開いてみると……大好きな傘で雨が楽しく。

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    2022年03月24日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    将来、親の介護をする時に思い出すかもしれない。
    最初は少し読みにくいと思った文章のリズムや繰り返しのセリフが、だんだんクセになってきて、読み終わったあとにもう一度読みたくなった。
    最初の方は兄弟の説明で、わけがわからなくなり、家系図を書きたくなった。

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    2022年01月31日
  • ヨーコさんの“言葉”

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    世の中を人生を真っ直ぐに見つめている。ヨーコさんはリアリズムの人。気付かれず誰の中にもある人生の疑問に真っ向勝負で挑んでいる。

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    2021年12月22日
  • 作家と猫

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    さまざまな作家たちによる猫づくしのアンソロジー。
    猫とともに生きることの喜びをあらためて感じて、ほっこりする作品ばかり。

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    2021年09月11日
  • 役にたたない日々

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    ネタバレ

     佐野洋子さん(1938.6.28~2010.11.5、享年72)「役にたたない日々」、2010.12文庫、2008.5刊行。ガン(乳ガン)で髪の毛が抜けるので、丸坊主に。(楢山節考のおりんばあさんは69歳で死んだ)乳ガン手術の次の日、私は67歩歩いて家にタバコを吸いに行った。毎日タバコを吸いに帰った。退院。医者は、ホスピスを入れてあと2年くらいと。その会話の後、ジャガーを購入。淡々とした思い切りのいい方でした。

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    2021年07月13日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    佐野洋子さんの「おじさんのかさ」と「だってだってのおばあさん」を子どもたちとよく読んで、大好きだった。佐野さんがエッセイストでもあることは知らなかった。ある日お気に入りの本屋さんで見つけて、すぐに読んでにたいと思って購入した。
    今でいうと、虐待と呼ぶのだろう。佐野さんは幼いころ、母の「シズコさん」に優しくされないばかりか、手も繋いでもえあえなかった。でも泣いたりしない、謝りもしない、強情な子どもだったという。
    弟と兄を子どもの頃に病気で亡くす。
    そんな佐野さんが、母との確執とそれが溶けていくまでのさまざまなエピソードを綴っている。
    過去と現在がいったりきたりするので読みづらかったけど、でもその

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    2021年06月18日
  • おじさんのかさ

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    あまり興味を持たなかったので
    ミュージカル調に読んでみた

    おじさんが傘を大事にしてる姿がかわいい
    大切なものは汚したくない
    でも傘をさすと素敵な音がする

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    2021年04月15日
  • 役にたたない日々

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    スカッとした。
    うまく言えないのだが…と思っていたら、あとがきで、わたしの思った全てをまとめてくれていた。

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    2020年05月17日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    名作絵本として名高い「100万回生きた猫」の佐野さんが実母とのこじれた関係を赤裸々につづった自伝は私には共感できる部分がひとつも無くて読み進めるのがとてもつらく時間がかかりました。母との不仲を心苦しく思っている人ならば読む価値はあると思います。

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    2020年04月05日
  • ヨーコさんの“言葉” わけがわからん

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    帰省中実家本棚。モタさんの言葉を数年前に読んだ。母の本棚でヨーコさんバージョン3冊を見つけて思わず手に取る。世界を斜めから見ているようで正面からぶつかっているような気もする文章。価値観は人それぞれで、幸せの形は人それぞれだよねと感じるようになった最近。本やネットや様々な表現、媒体を通して様々な価値観や考え方に触れることが楽しい。自分の頭で考えるための引っ掛かりをもらえる。そして、その文章や表現はきっと作者の中の一部で、ここで表現されていること以外のものも多いのであろうことを想像する。それで何になるのかはわからないけれど、考えることは楽しい。2020/1/4

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    2020年01月04日