佐野洋子のレビュー一覧

  • おじさんのかさ

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    たまにこういう勘繰りたくなる本がある
    おじさんはとにかく大事な傘を濡らしたくない
    だから雨が降ってもささない

    あめがふったらぴっちゃんちゃん
    と心地好い言葉の調でお子さんも楽しく読める

    さて、大人の時間だ

    大事な傘、いいだろう。では傘を持ち外に出るのはどんな時か?
    曇天や元々雨の日、または雨予報だろう
    そう、おじさんは雨により使うだろうから持ち出している
    にも関わらず使用しないのだ
    ああ、おじさんよ
    あなたの亡くなった妻の愛用だったのだろうか
    ああ、おじさんよ
    父親が大事にしていた傘だったのだろうか
    ああ、おじさんよ
    初めての子供にプレゼントした記念の傘が今では所有者がいなくなったのだろうか
    ああ、おじさんよ
    初めての給料で買ったのだろうか
    ああ、おじさんよ
    婚約者と待ち合わせ、見つけて手を振ったところ脇見運転に彼女は飛ばされ、転がった傘を今も持ち、あの時の雨の日を彼女と待ち続けているのだろうか

    あ?そんな話でないだろって?
    ええやん、別に 懐が深い作品ってことで

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    2025年09月30日
  • おじさんのかさ

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    おじさんのような人って、結構いるのかも知れない。物の価値に気付く瞬間というのは、些細な出来事が多いのかも知れません。

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    2025年09月26日
  • ヨーコさんの“言葉”

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    あと10年後くらいにまた読もう。
    私にはまだ早かった。
    子どもの頃に100万回生きたねこがよく分からなかったように、もっと歳を重ねたらわかるのかもしれない。

    でも最初のスイミングスクールのは共感したな。
    1人の特別に才能を持った子と、1人の特別に才能のない子と、その他大勢の凡庸な子たち。
    特別な天才にはなれなかったけど、私は凡庸な人で良かったかな。

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    2025年09月20日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    普通の言葉で、普通のことを言っています。
    でも、それは普通ではない。
    綺麗事ばかりではなく、そう思ったことをそのまま表現するのは難しそうだけど、それを軽々と言われている感じ。
    あっ、そういう感じね。そう思わせてくれる本。

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    2025年04月28日
  • 作家と猫

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    猫好きにしかわからないお話の数々

    うんうん、そうだよね〜という話もあれば
    えっ?そんな猫がいるの?という話も。

    猫の魔力に引き寄せられた作家さん達の短編集

    特に印象的だったのは

    佐野洋子さん、伊丹十三さん、三谷幸喜さん。

    続編もあるので読んでみたいな

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    2025年03月10日
  • 嘘ばっか 新釈・世界おとぎ話

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    26のおとぎ話をあらゆる視点からパロディ短編集。
    捻くれた観点やまさかの捉え方が、佐野さんらしくて面白かった。皮肉とユーモア。人間のブラックさが、幸せそうなおとぎ話の裏で繰り広げられている、可能性もある。
    そういう想像力も楽しかった。

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    2025年03月03日
  • 新版 わたし クリスマスツリー

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    山のふもとの、もみの木の夢
    「私はクリスマスツリーになるの きれいな町で」迎えにきてくれると信じていたのに、貨物列車に乗せられず、走って追いかけるもみの木。素敵なツリーになれる?周りの仲間達の優しさにほっこり。大切なものはそこにあるんだよって気づかせてくれます。

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    2024年12月10日
  • ヨーコさんの“言葉” ふっふっふ

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    思いがけず、先日亡くなられた谷川俊太郎さんが登場してびっくりした。絵がそっくりだった。

    他のシリーズよりは比較的ライトだった。
    子育てについてと、老いることについてが心に響いた。

    ◯私は胃を痛めたり、身をよじって泣いたりする必要があったのだろうか。太っ腹に、どーんとおおらかに笑っていても、子供は子供の流儀を見つけていったのではないだろうか。

    ◯(暴力をふるっていた教師がいた。水に流して一緒に酒を飲むものもいれば、絶対に許さないと感じ、絶対に部下に暴力を振るわないと誓っている人もいる)
    同じ行為が受け手によって全く違う意味を持つのだ。こだわり続けることで、自分を作る人もいれば、流すことで生き続ける人もいる。
    私たちは教師によって育てられたのではない。
    自分で生きてきたのだ。それぞれの力で。それぞれの魂を持って。

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    2024年11月25日
  • 新装版 ぺこぺこ

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    これはどうだろう。深い意味を読み取ろうと思えばできるのかもしれないけど、そんなことするなと拒否されているようでもあり、話も絵も佐野洋子だなあと思ったのでした。

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    2024年10月20日
  • 新装版 ぺこぺこ

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    現代におけるクレーマー対策をしのばせた新手の一冊だと思ったわ〜笑
    上から目線のアホには時間も労力もかけるのが惜しいよね。うん。

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    2024年07月28日
  • おじさんのかさ

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    なかなか傘をささないおじさんに、傘をささない理由が決め文句になっていて、テンポよく読める本。
    子どもも楽しめました。

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    2024年04月22日
  • 新版 わたし クリスマスツリー

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    クリスマスツリーになりたい、もみの木が動き出すあたり、かなりインパクトがある。年を取った木の言うとおり、自然の中でもしっかり根を広げて育つのが一番の幸せなのかな?とも思う。

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    2024年02月11日
  • おじさんのかさ

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     出かける時はいつもかさを持って出かけるのに、その立派なかさが濡れてしまうのが嫌で、雨が降ってもかさをさそうとしないおじさん。

     あめが ふったら ポンポロロン
     あめが ふったら ピッチャンチャン

     子どもたちの声につられて、とうとうかさをひらいてしまったおじさん。おじさんの気持ちは……

    使うためにある物なのに、大事だと思うとなかなか使えない気持ち、良く分かる。でもそれってどうなの?

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    2023年09月06日
  • おじさんのかさ

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    大切なのでお気に入りの傘を眺めるだけで中々さそうとしないおじさん。子供たちが、雨の日に歌いながら傘をさして歩いているのを見て、さしたくなり、とうとうさしてみた。可愛らしいおじさん。

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    2023年07月15日
  • 役にたたない日々

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    佐野洋子さん、絵本と打って変わってガサツなイメージに変わった。でも自分に正直で素直な人なんだと思う。幼少期は貧しい時代で苦労したんだろうな。料理してる場面が多い。淡々と他愛もない日々の日記を描いてるんだけど、泣けたのが、お母様との会話の部分。佐野洋子さん自身が癌で亡くなってることがわかってるので「天国はどこにあるんだろうね」「すぐ近くにあるんじゃない?」という突如として出てくる会話に、カフェで読んでた私は泣いた。思い出しても泣けた。死について考えた。私も母が死んだら、同じところに行くんだからと死ぬのが怖く無くなるだろうか。人間ってそうやって生きて順番に死んでいくんだな、と考えた。佐野洋子さんの他のエッセイも読んでみたいと思った。なんだかわからないけど、ありがとうと言いたい気分になった。

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    2023年06月13日
  • あれも嫌いこれも好き

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    考えるきっかけになる 目線がユニークで、時々ハッとさせられたり、笑えるところもあったりして個人的には面白かった。語り口が独特なので好みは分かれるかもしれない。

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    2026年01月12日
  • 問題があります

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    この前読んだエッセイが面白かったのでまた。
    切り口の小気味良さ。
    年齢と世代とのギャップは勿論感じながらも、それを文章にじゃんと表してくれているのが面白く、また有難い。
    フラットさとユニークさは、嫌味がなくて気持ちいい。

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    2023年02月26日
  • 作家と猫

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    色な作家の猫に関する話や詩など。
    ひとつひとつが短いので読みやすい。

    石牟礼道子さんの「愛猫ノンノとの縁」の中の「猫が猫ぎらいのように、人間も人ぎらいなところがあって、花やら樹やら、犬猫たちに助けてもらって、なんとか生きてゆける。」という文章が一番印象に残った。

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    2022年12月30日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    時々胸が痛くなる直球な言葉たち。
    その度悲しく切なるのは私の中にも多少なりとも同じ感情があって、そう思った瞬間に罪悪感が襲ってくるからだろうか?
    母娘の関係は年齢や状況によってどんどん変わっていく。でも母は母で、娘は娘なんだと思う。

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    2022年08月19日
  • おじさんのかさ

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    傘を大切にするあまり、雨の日も傘を開かないおじさん。あることを切っ掛けに傘を開いてみると……大好きな傘で雨が楽しく。

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    2022年03月24日