佐野洋子のレビュー一覧

  • おじさんのかさ

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    大人が読んでも良い本
    宝の持ち腐れ や 童心に帰る というよりかは新しい道を開く事の楽しさなのかな
    使った後の傘がどうなっているかなと見に行くおじさんがかわいい

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    2026年09月09日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    100万回生きた猫。
    有名作で名前と何となくストーリーを知っている程度でした。
    ただ何度も生き返った猫が満足して生き返らなくなっただけでしょ、と思っていたのですが…

    この本を読んだのは独身だった時と子どもが産まれてからの2回です。
    そして今回は子供が産まれて読み聞かせをしてから感想を書いています。

    今まで家庭環境も悪く親なりにいろいろやってくれたけど大きな感謝もなく親がやってくれた事より自分で努力して今の地位を獲得したと思っていました。
    どこか冷めていて努力しない人を下に見ていた私が結婚し子供を産んでこれを読むと自分の人生と重なり何だか涙が出てきてしまいました。
    特に猫が100万回生きたと繰り返し訴えるのをやめた場面。あれは子供ができて自分の地位や経歴など何でもよくてただ家族が穏やかに暮らせればいいと思えるようになったからこそ響くものがありました。

    絵本は子供のうちはどんな気持ちで親が読んでくれたかわからないものですが、自分が子を持つとまた違った気持ちで読むことがそんな所がいいです。

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    2026年08月29日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    佐野洋子さんが母親を振り返り、振り返り、精算していくエッセイ。
    適当に読むのが悪い気がして、静かな部屋で何日かかけて読んだ。人の大切な人生は雑に読んではいけない気がするし。すごく傷ついてきた人の深い揺れ動きみたいなものが漂い続けている。

    自分しか覚えてない幼い頃に亡くなった弟、病気で亡くなった兄のこと。その時の父親や母親の反応。
    人ってちょっとした過去のことをこうやって覚えているもんだな、と思う。
    母親の虐待、絶対に泣かなかった佐野さん。7人いた兄弟が3人まで減っていたこと。

    いやまて、これエッセイの体をとった暴露療法では…?
    途中ではたと気づいた。カウンセリングルームで似たような書き出しをさせられた事がある。
    佐野さんはこの本を通して、過去のつぶさな記憶、傷つき、けれど良かったことも淡々と、切々と思い出している。

    いくら時代があるとはいえ明らかに虐待と、家族関係、それにまつわる深い傷つきの記録だ。
    1話1話の最後に一節、現在の認知症をもった母親の今のやり取りが挟まれる。過去の思い出と現在と。母親と自分とを許していく過程を踏んでいる。
    段々と曖昧になっていく今どこの話をしているのか、というふわふわした感じが後半になるにつれ自然と増えていくのは記憶を忘れていくことが後半テーマにすり変わっているからだろう。
    読んでよかった、という気持ちと、これいくらなんでも人が読んでいいやつなのかなぁという複雑さと、これ書くの本当に大変だったろうなぁー……という苦いような感覚と。

    読後、気になって確認したところ、作中お母様が亡くなられた同年に佐野さんは別のエッセイのなかでご病気で余命宣告をうけていた。それから2年して出た本がこの「シズコさん」。で、本がでた更に2年後に亡くなっている。
    wikiでみた時系列をなぞってみるだけでも、覚悟して書いたんだなぁ、と思う。wikiをみたあと何回も最後のページを眺めてしまった。

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    2026年08月20日
  • 役にたたない日々

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    最高です。
    年をとって、老いや呆けに不安を感じる日々を、当たり前に、正直につづられています。が、読むと妙に勇気をもらえる本です。

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    2026年08月18日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    普通に生きてきてこの絵本に触れない人生って
    無理なんじゃないか?
    と思うくらい、昔から愛されていて定番の絵本になっていますよね!
    わたしも子供の頃に読んでいます。
    自分で読んだのか、読んでもらったのかは
    覚えていませんが。

    大人になってから改めて読み返し、
    読書会でこの本を囲み、友人たちと語り合いました(笑)

    もうね。
    絵本作家さんってすごい!!
    こんなに短い文章なのに詰まってる意味合いが無限!笑。

    100万回生きたねこは、100万回の人生で1回も泣かなかった。
    101万回目(かな?)の人生でしろねこに出会い、
    しろねこを失って初めて泣く。
    このシーン「くろねこは100万回泣きました」(ニュアンス)という文章があり
    もしかして今までの100万回の人生を思い返して泣いているのでは?
    という可能性にたどり着き、鳥肌が立ちました。

    なぜねこは100万回も生き返ったのか?
    神様はくろねこに100万回の人生の中で「気づいてほしいこと」があったのかな?って思います。
    それが大切な人(存在)を失うと悲しいんだよ。
    ってことが1つあるのかな。

    100万回の人生、くろねこは王様も船乗りも泥棒もおばあさんも女の子も大嫌いだった(笑)
    でもくろねこが死んだら、みんな泣いてくれた。
    100万回の人生、くろねこは飼い主のための人生を生きて(大嫌いと言いながら飼い主思いw)
    101万回目は野良猫で自分のための人生だった。
    自分のための人生も良いもんだよ~と、
    神様は言いたかったのかもしれない。

    そんな長々とした妄想を繰り広げました(笑)

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    2026年07月27日
  • 100万回生きたねこ

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    じわります。

    名前は知ってたけど読んだことありませんでした。
    人生ある程度の年月過ごしてきた今読んだので、いろいろと思いにふけりながら楽しめました。

    わたしは、このねこは“じぶんがだいすき”という部分がささり、無意識にそこを重心にして読んでいました。

    書評にもありますが、何がテーマなのか見方はいかようにもとれるお話です。心の中にずっと長持ちしそうです。

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    2026年07月25日
  • おじさんのかさ

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    小学校一年生の教科書で知った本作。
    当時からこのお話が大好きでした。

    雨が降ったら、ポンポロロン
    雨が降ったら、ピッチャンチャン

    眺めるのもいいけど、
    いい傘に雨が落ちる音っていいよなーってしみじみ
    年齢を重ねると、見方も変わるというか
    また読んでみようかなー

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    2026年06月19日
  • 100万回生きたねこ

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    これだけ有名な絵本を実は手にしたことがなかったのです。1977年に初版で、この本は127刷でした。夏川草介さんの猫がこの猫のイメージと知り、さらに夏川草介さん自身の口からこの絵本の話しのことを聞いたので、手に入れました。100万回生きて、100万回死んだけど、愛した白い猫と出会って、白い猫を見送ってからもう生き返らなかったんだ。

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    2026年06月16日
  • ヨーコさんの“言葉”

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    ネタバレ

    佐野さんの人生観を感じる一冊。
    スイミングで人生の縮図を見る。
    凡庸な子たちに心の中でエールを送る佐野さん。

    「生きているばかばかしいはずみってものがなくなっちゃって、寂しいのよ」
    いいかげんなヤツばっかでも、くそまじめだけでも世界は完璧にならない。

    何時間も嫁の悪口をまくしたてるおばさん。
    人間関係ぐちゃぐちゃより、私は人と戦いたくないので、ベルリンの孤独な老婆の人生を選びたい。
    この年になるといろいろ考えさせられます。

    叔母さんの話もグッときた。
    最期はプラマイゼロになったかな。

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    2026年06月11日
  • 新装版 ぺこぺこ

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    王様という最も強い立場の人間がぺこぺこしていることに意味があるよね。
    へこへこではなくぺこぺこ。
    いばりんぼうにはぺこぺこ返し。
    戦争というもっとも不毛な行いがなくなりますように。

    佐野さんのオシャレな絵と言葉に魅了された。

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    2026年06月11日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    見聞きしたことはあるけど、読んだ事のなかった絵本。
    百万回死んだことがあるネコの話。……それだけの回数、自分の意思通りに生きられなかったら殺してくれと思いそうだけど、そう思うことがないくらいにはそれなりに満足してしまっていたのかなとも思う。

    不自由のない生活だけど、自分の意思の通りにやれることは少ないみたいな飼い殺し状態って『自分の意思』すら湧かないのかなと。

    最後は愛するネコに出会って死んでいく。幸せな死に方だなぁと思う。
    ごちそうさまでした。

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    2026年05月29日
  • 100万回生きたねこ

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    「100分de名著」をきっかけに再読。番組での多部未華子さんの朗読がすてきでした。

    ひとつの出会いが百万回の生を凌駕する物語。初読はかなり昔だけど、もう子供ではなかったはず。既に「永遠の名作」「究極のラブストーリー」みたいな位置づけにあって、ひねくれものの自分は、恋愛至上っぽい展開がなんとなく苦手だなあと思ったりしました。
    改めて読むと、そもそも「出会い」にたどり着くまでの設定が理不尽、不条理そのもの。読む側は「そういうもの」としてなんとなく読んでしまうこともできる。でも「そういうもの」を創り出す側は違う。底知れない隔たりと、そして、その深みを見つめる「100分de」の解説が印象的でした。
    とらねことしろねこの幸福を描くおだやかさもなんだか儚く思えて、ずっと哀しみを覚えながら読み通しました。

    ずっと満たされず、ようやく得たしあわせは永遠に続かない。もう次の生も、何の約束も残されずにおしまい。
    だからこそ、だれもが何度も読み返したくなるのかな。

    なーんて
    ちゃんとした解説を読んでしまったのでそれらしく考えたくなってしまいますが、それよりも、この絵本を見たまま素直に受けとめて、言葉にならない部分で愛せる人生をやってみたかったなあ…

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    2026年05月12日
  • ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする

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    良すぎた^_^
    全然いいカッコしてなくて気持ちいい
    絵も内容も。
    1番は「あとがき」。1番響いたなぁ。
    人間くさいのって、なんかすごくいいものなんだなってはっきり意識できた。うらやましい友達関係だな。
    真面目にそして気を遣って生きてきた自分には、憧れすら感じるな。

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    2026年05月03日
  • 100万回生きたねこ

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    “100万回生きた”ということは、“100万回死んだ”ということなんだよなあ。人生は1回きりだと思っているので、タイトルを見て不思議でした。

    前半はなんだかとっても寂しいです。このねこ、自分の人生を生きていない感じ。“ねこは しぬのなんへいき”という言葉がグサリときました。

    後半、“100万回生きたねこ”の人生、明るくなります。誰でもない自分の人生を生き、自分よりも大好きな愛すべき対象に出逢えたから。不満だらけだったねこが、自分の人生を生ききって本当に良かった。

    読み終えて、ちょっぴりの悲しさと安心感がありました。この絵本を読むのは2度目ですが、また最後に不思議な感じが残りました。

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    2026年04月04日
  • 100万回生きたねこ

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    たくさんの飼い主に出会ったのに、利用されてばかり。飼い主なりには愛していたのだと思うけど。次の人生こそは…と本音では思っていたのかも。100万回も生き返っているんだから。
    ねこが自ら関わろうとしたのが白ねこだけ。チープだけど、愛することでとらねこは変わったのかしら。そして、白ねこと過ごした時間こそ価値があり、いない時間は耐え難かった。でも、だからこそ生き抜いたということなのかしら。

    そう。ええ。と、塩対応のようで、とらねこのことをそのまま受け止めている。

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    2026年03月10日
  • 100万回生きたねこ

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    あまりにも有名な絵本
    100分de名著で取り上げていたので
    読んでみた
    いままで読んだことがなかったのは
    なぜかわからないが
    表紙の絵はよく知っている
    何回死んでもまた生き返る
    同じねことして‥

    生をまっとうすることがなかったねこが
    やっとたどり着いたところは
    自分自身のための生
    人間もこの世に未練があると
    死にきれず
    また戻ってくるという
    バカリズムのドラマで何回も人生やり直す
    話しがあった
    何回やり直せば納得のいく人生に
    なるのか
    悩ましい
    生き返れば生き返るほどに欲も
    増えていくようで怖いけど‥

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    2026年03月10日
  • 100万回生きたねこ

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    『100万回生きたねこ』:自分は自分のもの
    【書籍情報】
    書名: 100万回生きたねこ
    著者: 佐野 洋子
    出版社: 講談社
    初版発行日: 1977年10月24日
    今朝はNHKプラスで『100分de名著』を視聴。リンツのチョコを添えた至福のひとときの中で、本作と深く向き合いました。
    100万回死んでも「自分の人生」を生きていなかったとらねこが、野良ねこになり放った「自分は自分のもの」という誇り高い言葉。一匹の白いねこを愛し、初めて「生」を完結させた姿に、今この瞬間を愛する尊さを学びました。

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    2026年03月06日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    愛さなければ、喪失の痛みも感じ得ない。
    悲しみの源泉は愛である。
    その痛みは命をなめ取るように削り去っていく。

    王さまも、船のりも、手品つかいも、どろぼうも、おばあさんも、子どもも、ねこを愛したがゆえに一日じゅうないた。
    白いねこの死は、100万回生きたねこにとって初めての愛の喪失で、これまで1回もなかなかったねこが100万回もないて、ねこの「一生」ぶんをないて、涙が尽きてはじめて「命」も尽きたのだろうかと思う。

    ねこにとって一番苦しかったのはこの生だったが、一番幸せだったのもこの生だった。
    実りのある生というのは、何かを愛した生なんだろう。
    愛するのは未来の傷を背負うこと。それでも何かを愛してみたいと思える、すてきな作品。

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    2026年02月24日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    幼い頃に、読み聞かせられていた本。

    あの頃は、どうして読み手の人が悲しそうに読むのか、よくわかってなかった。

    時を越えて、改めて自分で読んでみて。

    王さまも、船乗りも、どろぼうも、おばあちゃんも、こどもも大嫌いなとらねこ。
    でも、みんなはねこがすき。
    ねこが死ぬと、みんな悲しむ。
    100万回目で、自分の人生を謳歌するねこ。
    はじめて、自分以外のものを好きになったねこ。

    生きる意味ってなんなのか、すごく考えられる作品なんだって、時を越えて感じました。

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    2026年02月22日
  • 100万回生きたねこ

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    『100万回生きたねこ』では、猫には、飼い猫としてだけじゃなくて、子を産み育てる幸せもあるんだなと気づかされた。

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    2026年02月20日