佐野洋子のレビュー一覧
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ふんだ、ふんだ。
小さい子にこのお話の深い部分は伝わるんだろうか。
ふんだ。
私はいばりんぼうじゃないけど、たまには言ってもいいじゃないか。
ふんだ。
…でも本当に見習うべきは王様よね。
ぺこぺこしているけど、『平和』というものを理解している。
だからお妃さまも大臣も食べられる魚までもが「ふんだ」と言いつつも王さまに従うんだろうな。
大砲をぺこぺこして避けちゃうなんて素晴らしくない?
兵隊だけじゃなくお城も木も草もみんなぺこぺこしちゃって被害はひとつもない。
攻めてきた方だって、玉を使い果たして疲れ果てただけで怪我すらしてない。
で、一緒にご飯食べて帰っていく。
王さま素晴らしい!
そもそ -
Posted by ブクログ
『嘘ばっか』
こちらは再読。
作者は『100万回生きたねこ』でお馴染みの
佐野洋子さん。
「嘘ばっか」は…
二十六編のお伽話のパロディです。
一編一編がとても短く
サックサク読めちゃいます。
ただ…内容は決して夢いっぱいでもなく
「きれいごと」もないもんだから…
只々、感じ入ってしまいます。
生意気言っちゃうと…
感動は全くないです【一度読んだだけでは】
お伽話のように何度も時間をかけて読むと
ジワリジワリきます✨
それぞれの登場人物の一人称視点で語られるんだけど…
浦島太郎は乙姫様、親指姫は父親だったりで
このお話はいったい誰目線?
って迷子になっちゃうときもあるの。 -
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佐野さんにはあまり大切に思っていなかった友達がいたそうだ。見栄っ張りで嘘つきで、派手好きで、かっこばかりつけるバカな奴と思っていた。
その友達が入院してお見舞いに行った時、その友達の大切さに初めて気がついたという。
◯この人は、私の馬鹿なところ、だめなところ、嫌なところ、くだらないところを引き受けてくれていたのだ。
この人がいなかったら、私の嫌なところ、くだらないところは行き場を失って、私の中に溢れかえって生きてはいけなかったのだ。
立派な尊敬に値する友人だけを持っていたら、私はなんと貧しい土に生きている生き物だっただろう。 二人で過ごしたおびただしい無駄な時の流れ、その無駄を吸い上げて、 -
Posted by ブクログ
ネタバレNHKの番組に、「ヨーコさんの言葉」というものが2014年辺りにあったらしい。その書籍版。
北村裕花さんの絵がたくさん描かれていて、それに佐野洋子さんのエッジの効いた言葉が添えられている。
やはりこの方はただものではない。なんでもないような言葉が、心の奥深くまで染み込んで揺さぶってくる。少ない言葉でとめどなく襲ってくる。
佐野洋子さん、大好きだなぁと改めて思う。
特に好きだったところを少し…
◯愛は身近にいるものを
いつくしむところから生れて、
それは実に
不公平なえこひいきで、
美意識すら変えるものなのだ。
〈個人主義のベルリンの老人たちを見て〉
◯いかに長い歴史と -
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