佐野洋子のレビュー一覧

  • 100万回生きたねこ
    100万回行きたねこという話しは、最初いつも一人の大きな猫と、白くてきれいな小さい猫が一緒に暮らすお話です。
    先に白くて小さな猫が死んでしまい大きな猫はたくさん泣いている様子を絵で見て、わたしもかなしくなってきました。
    するとそのあと時が経って大きな猫もなくなってしまいました。大きな猫は100万回生...続きを読む
  • 100万回生きたねこ
    100万回亡くなっても、1回も泣かなかったねこが、のらねこになった時に出会った白ネコに惹かれ、他を自分以上に愛すことを知り、大切な存在を失い、初めて涙を流す。
    泣かなかった時代は自分が大好きで、飼い主である存在は嫌いだった。しかし、白ネコに出会うことで、主人公のねこが初めて自分から他にアピールをする...続きを読む
  • 100万回生きたねこ
    愛されてばかりで愛することを知らなかったねこが、初めて誰かを愛する物語。

    切なくも大切なことを教えてくれる作品。
  • ヨーコさんの“言葉” わけがわからん
    175ページ
    1300円
    5月18日〜5月18日

    人には誰でも得手不得手があること、男と女の違い、幼い頃に選ばなかったバッグにいまだに未練が残っていること、夫婦の不思議、乳ガンと診断されてからの充実した日々などが描かれている。

    最後の2008年冬に描かれている自身のガンについての話が衝撃だった。...続きを読む
  • ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする
    175ページ
    1300円
    6月1日〜6月1日

    失恋した友人が泣きつかれた後にはとことん食べた話。息子の家庭教師の話。息子を叱るために家をでたけど、母を見すかしている6歳の息子の話。母のことを思い出す話。下宿人の芹沢くんの話。親切にすることの話。もの忘れがひどくなってきた話。大切に思っていない友達の...続きを読む
  • 作家と猫
    猫好きな人は変わった人が多いですよね。
    まさにその通り。
    私は伊丹十三の話がとても好きでした。
    皆さんはどんなタイプの猫好きですか?
  • 100万回生きたねこ
    児童向けと思うことなかれ。
    ただ良かったとか、悲しいとか、嬉しいなどと言う、簡単な言葉で言い表せない、余韻の残る絵本だった。
    わずか10分で味わえるのも、絵本の良いところかも。

    王さま、船乗り、サーカス、どろぼう、ひとりぼっちのおばあさん、小さな女の子 と言うご主人に飼われていたねこだが、ご主人が...続きを読む
  • 死ぬ気まんまん
    病気や痛みを抱えてる佐野洋子さん
    すごく平常心で書いている
    私ももうすぐ70なのに もっと上の時代の人の
    なんか時代劇に出てくる武士のような
    腹の座った 死の受け入れ方をしている。
    病気の友だちが
    すごくおとこまえな先生
    と言って 頑張って行ってみたら ホスピスだった。
    180センチもある男前のドク...続きを読む
  • 100万回生きたねこ
    私の人生の指針になるような本。世界には大切に見えるものがたくさん転がっているけど、誰かを愛するってやっぱり尊いなと思う。
  • 100万回生きたねこ
    能登半島での地震、羽田空港での航空機の衝突、新年早々に想像もしえない出来事や訃報が立て続けに起こった、この3日間。

    テレビを消し、妻と共に、この本を読みました。小さい頃に誰もが一度は手にするであろうこの本。

    改めて読んでみると、とても奥深く、心に残る内容です。

    百万回生きる猫。猫が死ぬたび、そ...続きを読む
  • 100万回生きたねこ
    表紙からはそうそうできなかった素敵なお話だった。これが絵本!って私の絵本の理想の絵本。子供も好きになったのか、何度も何度も読んであげた。
  • 新版 わたし クリスマスツリー
    佐野洋子さんのクリスマス絵本です。


    年とった木がいった。
    「木というものは、しっかり根をひろげて、たおれるまでそこに いるものだ」

    「わたしは きれいな町で クリスマスツリーになるの」
    おかを こえて、野原を つっきって、もみの木は 走った。

    でも 雪がふってきて もみの木は 町にはいけず ...続きを読む
  • 100万回生きたねこ
    100万回目の人生(猫生?)にして、はじめての自由、はじめての愛情、自分よりも愛おしい者、はじめての別れ、はじめての永遠の死。

    こどもへの読み聞かせに。
    7歳のこどもは、さいごに100万回泣いて生き返らなかった猫を見て、おかあさん(白猫)と天国にいきたかったんだね、とひとこと。

    大人向けな絵本か...続きを読む
  • 作家と猫
    猫が好きすぎる本。
    足先白い靴下みたいな猫が好きです。
    夢は、
    猫飼ったら「くつした」て名前にすることです。
  • 100万回生きたねこ
    たった一人の人に出会う幸せを教えてくれる本。
    「愛おしい」の言葉の重みが増す。唯一無二の人に出会い、生まれ変わることを止めてしまった猫。その死に顔は安らかだろうか?きっと、そうに違いない。
     出会いには沢山のトライアンドエラーがある。傷つき、傷つけられ成長する。愛は技術ではない。
  • ふつうがえらい(新潮文庫)
    痛快な文体。新しい切り口で既製品を眺めるきっかけが散りばめられていて感嘆しました。
    どうしてこんなにも面白い文章が書けるのでしょうか。
  • ヨーコさんの“言葉” ふっふっふ
    2023年6月16日
    すごい才能。
    ちょっとブラック、斜めに観察。
    絵がすこぶる良い。
    人のことに頓着せずに我が道を行く。
    掘り下げるこの感覚、ほんとにステキ
  • おじさんのかさ
    傘が大事すぎて、雨なのに傘をささないおじさんの話。
    昨日一年生に読み聞かせしたんだけど、今日昼から雨が降ってきた時に、昼休み廊下から「雨が降ったらピッチョンチョ~ン」って一年生が歌う声が聞こえてきて、可愛いすぎて悶えてた。
  • 100万回生きたねこ
    100万という回数、生と死をくりかえした猫。

    本物の愛にふれ、これまでと心が変わっていく様子が印象的。
  • 100万回生きたねこ
    何年ぶりか覚えていないが再読。 以前読んだ時はとても悲しかった記憶がありますが、今回は違い、最後は幸せだったんだね…と思いました。
    どうしてねこは飼い主が嫌いで、どうしてのらねこが良かったのだろうか。