【感想・ネタバレ】死ぬ気まんまんのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月02日

病気や痛みを抱えてる佐野洋子さん
すごく平常心で書いている
私ももうすぐ70なのに もっと上の時代の人の
なんか時代劇に出てくる武士のような
腹の座った 死の受け入れ方をしている。
病気の友だちが
すごくおとこまえな先生
と言って 頑張って行ってみたら ホスピスだった。
180センチもある男前のドク...続きを読むターは80歳だった。
でも ホスピスの看護師さんは 患者さんが死んだ時 泣いてもいいんだそうだ。
普通の病院では 泣いてはいけないらしい。
亭主はいないけど しっかりものの息子さんがいるのが 頼もしい。
わたしも親を4人看取って 去年は犬と猫を3匹看取って 自分の番も遠くない
と思って読みました。
佐野洋子さんみたいに 受け入れて死にたいものです。

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Posted by ブクログ 2021年08月15日

死というものを非常にリアル正確に伝えてくれる貴重な本

佐野洋子さんの思想は今では過激な表現も多いが、私は好みで、特に死生観はその人の最後の最後生き様、人格全てを表してしまうものだと思う。

それは周りの家族も同然で。
死はタブーではないと、死にゆく過程を見せてもらい育ったことが私のアイデンティティ...続きを読むでもあり、
今では非常に感謝している。

たとえ、見栄でも私もかっこよく潔く死にたい。

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Posted by ブクログ 2019年11月16日

“私は利口ではないが、すごく馬鹿というわけでもないと思っていた。しかし、私は今度生まれたら「バカな美人」になりたい。この間、鏡で顔を見て、「あんた、その顔でずっと生きてきたんだね、健気だったね、偉かったね」と言ったら涙が出て来た。自分の健気さに。”(p.64)

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Posted by ブクログ 2014年07月04日

佐野さんのエッセイを読んでいると、渇を入れられた気がします。
「…自分が死んで自分の世界は死んだとしても、宇宙が
消滅するわけではない。そうガタガタ騒ぐな…」
なんともすっきりした死生観でした。
でも…、見送る方はやっぱり寂しいですよね。

余命宣告されたのに、二年経ってもまだ死なない!
主治医から...続きを読む、「佐野さん、まだ死にませんよ」と言われ、
「えー!お金使っちゃいましたよ。どうしてくれるんですか」
なんて、くってかかる佐野さん。
切実なのかなんなのか、クスッと笑ってしまいます。

後半のエッセー「そうだったのか」は、ガンを宣告される前、
神経症を患った頃のものです。
ガンよりも、痛々しさが伝わってきます。
こんな時期を乗り越えて、ガンの告知…。
恨み節にもならず、しゃかりきにもならず、
じゃあ、お金を使っちゃおう!とジャガーを買っちゃう
佐野さん。かっこ良すぎます。

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Posted by ブクログ 2021年02月15日

 著者はもう10年以上前になくなっている。「100万回生きたねこ」の著者としても有名。しかし私は谷川俊太郎の元妻として少し興味があった。
 快活な面白い人柄。こういう勢いで死ねたら楽かなと思った。

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Posted by ブクログ 2020年10月29日

感想作成中

癌で余命宣告をされた後の日常を書いたエッセイ「死ぬ気まんまん」。主治医との対談。身体の痛みに耐えかねて入院したホスピスの体験を書いたエッセイ「知らなかった」。関川夏央が寄せた文章「旅先の人ー佐野洋子の思い出」の4編が収められている。
痛みこそ恐れたが、死を突きつけられても恬淡としている...続きを読むように見える著者であったが、無念な気持ちは抱えていたようではある。関川夏央が引用している「神も仏もありませぬ」の中に、住んでいた北軽井沢の山の春を、佐野さんは次のように書いている。

【引用】
ここの春はいっぺんにやってくる。山が笑いをこらえている様に少しづつふくらんで来て、茶色かった山が、うす紅がかった灰色になり、真っ白な部分と、ピンクのところとが、山一面にばらまいた様に現れる。こぶしと桜がいっぺんに咲くのだ。(中略)
私が死んでも、もやっている様な春の山はそのままむくむくと笑い続け、こぶしも桜も咲き続けると思うと無念である。
【引用終わり】

自分が死んでも、北軽井沢の山は春を迎えて綺麗に装うであろうことに無念さを感じるということ。
同じような気持ちを持ったことのある人は多いと思うが、それは、少なくとも私の場合には、自分がいなくても世の中はいつも通りなのだろうな、という無情感、無力感であり、無念さではない。このあたりに佐野さんの佐野さんたる所以があるような気もする。

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Posted by ブクログ 2020年08月23日

佐野洋子轻快又洒脱的文笔,说着妄想是老年人的特权啊这样的话实在是太可爱了。家训是比起钱生命更重要,但自己却是一个钱不重要命也不重要的人。可可爱爱的老太太,绘本们古灵精怪随笔集更有趣了。

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Posted by ブクログ 2024年03月10日

読み辛い、うるさい近所の婆さんのどうでも良い主張を聞いている気分でどうも心地よいものではないが、中にはなるほどと思う発言がある。

引続き死に興味があり、余命2年を宣告された著者の主張を読む。「脳卒中は大変、ガンはいい病気」はそうかなと思う。

どのような人かとググって見ると「100万回生きたねこ」...続きを読むの著者か、好きな本なので軽くショックを受けるが、この猫も少しひねくれていたので、なる程なとも少し思う。

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Posted by ブクログ 2019年08月24日

文書だけだと、狂気の山姥のイメージなんだけど・・
時々この正直さに切られたくて、本を手にし痛い思いをする。魔力?

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Posted by ブクログ 2017年04月17日

真ん中の方は飛ばしてはじめと終わりの方だけ読んだが、自分勝手な性格の著者がホスピスに入ってp.173「私は人恋しいのであった」などと言っているのを見ると、やはり死が迫ってくるとこうなってしまうのかと感じた

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Posted by ブクログ 2014年05月24日

佐野氏最期のエッセイとなってしまいましたが…最期になっても衰えない佐野節? みたいなものを堪能さしていただきました…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

んー…内容についてどうこう言える義理ではないんですけれども…なんというか、自分も死に際には佐野氏のように漂然としていたいな、と…この本を読んで...続きを読む思いました。

あんまし生にしがみ付いてギャーギャー騒ぐ・喚くのはみっともないことなのだと…そして、死ぬのは決して悪いことではないこと! ということが現代では忘れられているような気がするな、とこの本を読んで思いました…おしまい。人間は必ず死ぬる存在なのだと…

ヽ(・ω・)/ズコー

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Posted by ブクログ 2013年10月22日

 この人みたいに生きたいな。

 格好よく年をとる女性って、あんまりみないよね。

 こんなロールモデルがあるといい。

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