【感想・ネタバレ】新版 わたし クリスマスツリーのレビュー

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Posted by ブクログ

佐野洋子さんのクリスマス絵本です。


年とった木がいった。
「木というものは、しっかり根をひろげて、たおれるまでそこに いるものだ」

「わたしは きれいな町で クリスマスツリーになるの」
おかを こえて、野原を つっきって、もみの木は 走った。

でも 雪がふってきて もみの木は 町にはいけず もときた道をもどっていきました。

雪がふりやみ
「なかないで」
赤い つる草は、そうっと もみの木をなでて、からみついた。
りすは、金色の どんぐりの実を もみの木にわけてやった。
小鳥たちは、
「ここで たまごを うませてね」といった。
いちばん 大きな星が、もみの木の てっぺんで かがやいた。

「きみは すばらしい クリスマスツリーだな」
年とった木は 空からささやいた。

「わたし、クリスマスツリーになるための、うまれてきたの」
もみの木は 小さい声でいった。





一番欲しかったものは、身近にあったというお話でしょうか。

0
2023年12月12日

Posted by ブクログ

クリスマスツリーになりたい、もみの木が動き出すあたり、かなりインパクトがある。年を取った木の言うとおり、自然の中でもしっかり根を広げて育つのが一番の幸せなのかな?とも思う。

0
2024年02月11日

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