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1300円
5月18日〜5月18日
人には誰でも得手不得手があること、男と女の違い、幼い頃に選ばなかったバッグにいまだに未練が残っていること、夫婦の不思議、乳ガンと診断されてからの充実した日々などが描かれている。
最後の2008年冬に描かれている自身のガンについての話が衝撃だった。
...続きを読む乳ガンで、寝たきりで韓流ドラマを見ていたら、あごが外れたって所でフッと笑ってしまった。骨に再発し、余命2年死ぬまで1000万円か
かると言われ、『ラッキー』という言葉にびっくり。『年金がないから、90まで生きたらどうしようとセコセコ貯金をしていた』とか、すぐにジャガーの車を買ったり、やり残した仕事はなかったり、2年と言われたらウツ病が消えたり、人生が充実したという。死ぬとわかるのは自由の獲得だとも。『私は死ぬのは平気だけど、親しい友達には絶対死んでほしくない』という言葉に、あ一わかる、と思った。『死の意味は自分の死ではなく他人の死なのだ』にも激しく共感した。