北村裕花のレビュー一覧
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【ママ評価】★★★★★
とっても面白かった。
非常にインパクトのある絵。
色もハッキリとしていて、ページをめくると絵が目に飛び込んでくるよう。
字の大きさを変えていたり字のずらして配置していたり、文はシンプルで短いけど工夫されている。
テンポも良く、ストーリーもわかりやすい。
そして、文のないページがめちゃくちゃ良かった。
ゴリラの表情がすごく良くて、子どもと「ゴリラさん何考えてると思う?」とか「ゴリラさん悩んでるねえ」とか話したくなる。
ストーリーでも、子どもに「どうすると思う?」と聞くなどしてコミュニケーションが取りやすそうな内容。
かなりオススメな絵本。
【息子評価】★★★★★
バナナ -
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大人でも誰かとの関係を築く時にやり方次第で良好になったり、こじれたりするものです。特に繰り返し感情的になってしまう場面に関しては、その時を思い起こして、どうしたらいいのかを一度落ち着いて考えて、やり方を変えてみると上手くいくことがあります。
この絵本は、怒られた時にどうしたらいいか?というテーマで子どもたちが会議を開きます。この場面を見せることで、一度立ち止まって考える機会が必要だということを示し、みんなと意見交換する場面では、人それぞれいろんな対応があり、自分がしている対応がすべてではないということを示唆していると思います。
最後に『ギュッとする』という新しいアイディアを出す子が出てきま -
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175ページ
1300円
5月18日〜5月18日
人には誰でも得手不得手があること、男と女の違い、幼い頃に選ばなかったバッグにいまだに未練が残っていること、夫婦の不思議、乳ガンと診断されてからの充実した日々などが描かれている。
最後の2008年冬に描かれている自身のガンについての話が衝撃だった。乳ガンで、寝たきりで韓流ドラマを見ていたら、あごが外れたって所でフッと笑ってしまった。骨に再発し、余命2年死ぬまで1000万円か
かると言われ、『ラッキー』という言葉にびっくり。『年金がないから、90まで生きたらどうしようとセコセコ貯金をしていた』とか、すぐにジャガーの車を買ったり、やり残した仕事は -
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ネタバレ175ページ
1300円
6月1日〜6月1日
失恋した友人が泣きつかれた後にはとことん食べた話。息子の家庭教師の話。息子を叱るために家をでたけど、母を見すかしている6歳の息子の話。母のことを思い出す話。下宿人の芹沢くんの話。親切にすることの話。もの忘れがひどくなってきた話。大切に思っていない友達の話。
最初の話の友達と、最後の話の友達が同一人物とわかった時には、なんだか嬉しかった。大切に思っていないなんてタイトルをつけながらも大切にしていることが伝わってきて、ほっこりした気持ちになった。テレビが壊れたと思ったら、電話をリモコンと間違えて使っていたり、人にもらったものを誰にもらったかわからな -
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ネタバレ佐野洋子(1938~2010、享年72)文&北村裕花(1983~)絵「ヨーコさんの言葉 ふっふっふ」、2018.1発行。9話収録されています。以前目にしたものもいくつか入っています。「いつ死んでもいい。でも今日でなくていい。」名言だと思います(^-^)
佐野洋子(1938~2010、享年72)・文&北村裕花・絵「ヨーコさんの言葉 ふっふっふ」、2018.1発行、再読。9話が収録されています。「理想の子供なんか一人もいない」「年寄りは年寄りでいい」「今日でなくてもいい」がお気に入りです。ネコ好きだった佐野洋子さん、亡くなってもう10年以上になるのですね。小気味のいい数々の言葉が思い出されます -
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ネタバレ佐野洋子のエッセイだと知って読んでみたが、まさかNHKでやってる番組の書籍化だったとは、しかも2冊目だったとは。
「せめてこれ以上、誰も何も考えないで」と「ビンボー人の品性」と「フツーに死ぬ」が良い。
テント担いで山に行くと、携帯の電波が通じないとこが多い。財布にいくら入れてても、お店自体がほとんどなく、営業小屋で買えるものも知れている。人の少ない危険なとこを通るとき「ここで落ちて誰も助けが来なかったら一人で死ぬことになるんやな」なんて思ってしまう。
それでも、山に居るのが楽しい。それは勿論、山が好きだからなんだけど、実は、「不便で、少ない物で生活して、人が少なくて寂しい」その状況自体を -