佐野洋子のレビュー一覧
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頷くことたびたび。ほのぼのする中にも自分は子育てちゃんとできたのか?考えることしばしば。まあ、間違ってても、もう遅いけど(^_^;)Posted by ブクログ
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面白かったです。日本のも海外のも入り混じった世界の御伽噺を自由なアレンジで。
野心的なシンデレラ、自身の外見は醜いけど世界の美しさを感じられる白雪姫、ダンヒルのライターを携帯している「カチカチ山」のうさぎ。こぶとり爺さんの婆さんは爺さんのこぶを愛していて、花咲か爺さんの婆さんは正直者の爺さんをとんま...続きを読むPosted by ブクログ -
切れ味のいい文章。冒頭の「ふふふ、痛いのよー」がまず強烈。子供嫌いの著者が、出産した瞬間から自分の子供が愛しくてしかたなくなる。圧倒的なリアリティ。
「それよりも不気味だったのは、スッポンと生まれた瞬間に、オギャーという泣き声と共に、おー赤ちゃん、私のかわいい赤ちゃんという気持ちが、爆発したことであ...続きを読むPosted by ブクログ -
死を恐れないことを自慢する生(意識のベクトルが内向き=自分が一番)への執着を捨て、100万回泣くほど外聞構わず愛する白猫と生き、白猫が死んだら自分も一緒に死ぬという道(意識のベクトルが外向き=白猫が一番)を選んだネコの話。ネコがもう生き返ることがなかったということは、白猫が死んだままということだろう...続きを読むPosted by ブクログ
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ぽんぽんとリズム良い文章に、赤裸々でありながらユーモラスな優しさも感じ、あっという間に読み終えた。
時代背景もあるだろうが、厳しい母との葛藤、互いに素直になれない哀しみ、家族の情、生きる厳しさなど、印象深い。
そして、呆けた母への思いの変化が熱をもって綴られ、美しい。
『 母が私との関係を高校の担...続きを読むPosted by ブクログ -
佐野洋子の対談集。本書の発行は2011年2月。佐野さんが亡くなられたのが2010年11月なので、佐野さんの死後の発行であり、人生の最晩年の対談。対談の相手は、西原理恵子とリリー・フランキー。佐野さんを含め、3人ともが武蔵野美術大学、いわゆる「むさび」のご出身。リリー・フランキーとの対談では、佐野さん...続きを読むPosted by ブクログ
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同じような内容からスタートしても、対談相手によって全然内容が変わってくるのはおもしろい!
願わくばリリーフランキーさんとの続編読みたかった!Posted by ブクログ -
義母の介護中に読みました。佐野さんの実母との関係は、恐ろしいほど共感することばかりですいすい読めました。この先来るであろう実母との時間を思いながら。義母との介護生活はほんとにいい時間だっただけに、わだかまりのある実母との関係を、未提出の宿題のように思い出していました。Posted by ブクログ