佐野洋子のレビュー一覧

  • ヨーコさんの“言葉” ふっふっふ

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    2023年6月16日
    すごい才能。
    ちょっとブラック、斜めに観察。
    絵がすこぶる良い。
    人のことに頓着せずに我が道を行く。
    掘り下げるこの感覚、ほんとにステキ

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    2023年06月17日
  • おじさんのかさ

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    傘が大事すぎて、雨なのに傘をささないおじさんの話。
    昨日一年生に読み聞かせしたんだけど、今日昼から雨が降ってきた時に、昼休み廊下から「雨が降ったらピッチョンチョ~ン」って一年生が歌う声が聞こえてきて、可愛いすぎて悶えてた。

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    2023年06月08日
  • 私の猫たち許してほしい

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    読んでいると自分の周りが静寂に包まれる。

    どこか悲しくて、寂しくて、懐かしくて、人間の深い部分を垣間見る、それでいて不快ではない不思議な良さがある。

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    2022年10月06日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    こんな時代だったわねと思いながら読みました。自分の母のことをちょっとだけ思い出しました。反面教師にしてきた母のことを。

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    2022年04月26日
  • もぞもぞしてよ ゴリラ/ほんの豚ですが

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    タイトルに惹かれて、小説だと思って読み始めたけど何か違う、でも小説?
    解説まで読んで、これは長い文章の絵本だったのかと腑に落ちた
    こういうの、好き
    夜に読むのにぴったり

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    2022年02月16日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    母と娘の関係は難しいと言われる。
    母娘に限らず、肉親には、共に過ごした時間と、良くも悪くも、深い愛情や期待がある。
    簡単に好いたり嫌ったりできるものではない。親子とて他人だと分かっているけど、そうそう割り切れるものではない。

    著者も幼い頃から母親に虐待まがいの扱いを受け続け、母親が認知症を患うまてでは母親を嫌う気持ちを抱き続けていた。
    一方で、家族の記憶を反芻する中で、激動の時代を力強く生きて、物理的に家族を支え続けてきた母親への尊敬と同情の念を抱いていることも再認識する。
    ときに同じシーンの記憶を二度三度と繰り返し思い返しながら、許せない気持ちと許したい気持ちを行ったり来たりするのはとても

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    2022年02月11日
  • 役にたたない日々

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    何回読んだかわからないほど好き。
    笑って、元気になれて、考えさせられる。
    身内にいたら笑えない御方。

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    2021年09月17日
  • 役にたたない日々

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    一昔前の思考で、少し右派で、辛辣大胆、ヤケクソ感があるので好みが別れるかもしれないが、

    私は佐野洋子さんが好きだ。

    結局はすごく情深く、熱い心意気が感じられる。

    物事や出来事をこんな風に素直に受け止め、感じるままに生活したらどんなふうだろうと。

    自分には無い視点に気づかされる。

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    2021年08月20日
  • 死ぬ気まんまん

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    死というものを非常にリアル正確に伝えてくれる貴重な本

    佐野洋子さんの思想は今では過激な表現も多いが、私は好みで、特に死生観はその人の最後の最後生き様、人格全てを表してしまうものだと思う。

    それは周りの家族も同然で。
    死はタブーではないと、死にゆく過程を見せてもらい育ったことが私のアイデンティティでもあり、
    今では非常に感謝している。

    たとえ、見栄でも私もかっこよく潔く死にたい。

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    2021年08月15日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    帯通り。佐野洋子は正しい、その上おもしろい。

    読んでる間何度も、この人っていつの時代の人だったかなと確認した。
    戦後に生きて、新幹線が開通した日に乗った人。
    今の時代でも見事におもしろく、新しく、おもしろい。

    やっぱり佐野洋子さんが好きだ。

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    2021年08月05日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    野良猫になり、白猫と出会ったことでやっと孤独感から解放されたようにみえた。
    愛する猫と出会い、心が満たされた人生だったからこそ、最後は生き返らなかったのかなと感じた。

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    2024年05月28日
  • でもいいの

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    絵本のような想像の世界にいるような登場人物たち

    クセのオンパレードな訳ですが、
    昭和の時代にはそういう人たちが私の周りにもたくさんいたなぁ。

    なんて、昔を懐かしんだ本。
    クセ強人物はどの方も、佐野洋子さんの書く文章により、温かく、人間らしく、生々しく、泥臭く、
    良い味に変容され、

    一度会ってみたいなぁ。と感じさせてくれます。

    佐野洋子という人を知れて、佐野洋子に興味が湧いた。

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    2021年07月21日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    話があっち飛びこっち飛びしたり、同じエピソードが違う話の時にも出てきたり、その話の肉づけの仕方が独特で、最終的に厚みが出る面白い文章だなぁと思いました。

    佐野洋子さんの気持ちはとっても良くわかりますし、本当に勝手なのですが、最後結局気持ち良くなっていて、なんだよって思ってしまいました。
    救いがない事だって多いと思うので…

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    2021年06月27日
  • おじさんのかさ

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    大人にもひびくぜ【おすすめ】
    子供がどう思うかは知らん!
    私のヒット絵本!!! 心に染みるからいいのだよ!!

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    2021年04月03日
  • おじさんのかさ

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    おじさんは傘をとっても大事にしています
    雨の日にさすなんてとんでもない!
    濡らさないように必死です
    ある日、小さな男の子と女の子が傘をさしながら歌を歌っているのを聞いて、とうとう傘を開いてしまいます
    雨が降っているのに

    子どもの頃に読んだ大好きな本です

    読み聞かせ時間は5分分丁度くらいです

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    2021年02月01日
  • もぞもぞしてよ ゴリラ/ほんの豚ですが

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    ネタバレ

    なぜかしら。泣きました。
    椅子の健気さというか、芯の強さというか。

    「わたし、初めてあなたがわたしの上に座ったときから、あなたが好きだったの」

    邪魔だって知ってても、自分を使ってくれることを喜んで、海がみたいって言って進むゴリラを見て喜ぶ。

    そんな風に、純粋に、誰かを思ってみたいと、思う。
    久しく触れていなかった、単純だけど大切なことに触れて、わたしの心が震えた気がしました。

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    2021年01月06日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    ■ネタバレがあります

    佐野さんが、お母様とご本人の一生に渡る関係を書き切った自伝的なエッセイ。
    佐野さんは、お母様からの愛情を感じない。ご自身も、お母様をはっきりと嫌っていて、その嫌っていること自体に強い自己嫌悪を感じている。お母様の晩年、老人施設に預けることになったが、それを佐野さんは、お金で母親を捨てたという、これも強い自己嫌悪を感じてしまう。
    佐野さん一家は戦前、北京に住み、戦争が終わってから、日本に引き揚げてくる。結局、お母様は7人の子供を産み、うち、3人の男の子を亡くしてしまう。話は、佐野さんの幼少時代から始まり、引き揚げ後の一家の生活ぶりを描く。その中に、自分と母親との関係を織り

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    2020年10月06日
  • 私の猫たち許してほしい

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    自然に対する畏怖とか敬意がしっかりと感じられる。こういう風に感じるってすごく地に足がついている感じがする。ずっと手元に置きたいと感じる本。

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    2020年07月13日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    この前の白いしるしの本の中に、
    以前借りた人の、貸し出しレシートが挟まっていて、
    その人は、
    西加奈子さんの白いしるし
    夏目漱石のそれからと三四郎
    そして、佐野洋子さんのシズコさん
    たぶん登場人物の、名前が題名の本が気になって、
    この本にたどり着きました。

    娘の洋子さんが、母親に対するシズコさんへの思いの本。

    読んでて、小説ではほとんどない?
    なんども同じことが何回も出てきて、
    なんかこの本の良さがわからず、
    早く読み終えたいなぁとも思ってた。
    でも、最後の22のところから、
    紙のロールみたいなものが、
    いろんなきれいなもので開くように、
    どんどんどんどん開

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    2020年06月19日
  • ヨーコさんの“言葉”

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    今の時代ならそうでもないだろうけど、この人の若い頃はこの行動は浮いただろうな〜。淡谷のり子の話は聞いた事がある。そういう時代にしたいようにする、とんでもない勇気というか、度胸?

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    2020年02月14日