佐野洋子のレビュー一覧
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なぜかしら。泣きました。
椅子の健気さというか、芯の強さというか。
「わたし、初めてあなたがわたしの上に座ったときから、あなたが好きだったの」
邪魔だって知ってても、自分を使ってくれることを喜んで、海がみたいって言って進むゴリラを見て喜ぶ。
そんな風に、純粋に、誰かを思ってみたいと、思う。
久...続きを読むPosted by ブクログ -
■ネタバレがあります
佐野さんが、お母様とご本人の一生に渡る関係を書き切った自伝的なエッセイ。
佐野さんは、お母様からの愛情を感じない。ご自身も、お母様をはっきりと嫌っていて、その嫌っていること自体に強い自己嫌悪を感じている。お母様の晩年、老人施設に預けることになったが、それを佐野さんは、お金で母...続きを読むPosted by ブクログ -
これは。号泣しました。
生きることの不可解さや自分の中の不可解さから目をそらせずに、一生懸命毎日を過ごしているかたは、読んでみてください。
このエッセイが何かをじかに変えてくれるわけではないけれど、少なくとも、生きているということが文字になって、ここにあります。Posted by ブクログ -
自然に対する畏怖とか敬意がしっかりと感じられる。こういう風に感じるってすごく地に足がついている感じがする。ずっと手元に置きたいと感じる本。Posted by ブクログ
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この前の白いしるしの本の中に、
以前借りた人の、貸し出しレシートが挟まっていて、
その人は、
西加奈子さんの白いしるし
夏目漱石のそれからと三四郎
そして、佐野洋子さんのシズコさん
たぶん登場人物の、名前が題名の本が気になって、
この本にたどり着きました。
娘の洋子さんが、母親に対...続きを読むPosted by ブクログ -
今の時代ならそうでもないだろうけど、この人の若い頃はこの行動は浮いただろうな〜。淡谷のり子の話は聞いた事がある。そういう時代にしたいようにする、とんでもない勇気というか、度胸?Posted by ブクログ
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今の時代ならそうでもないだろうけど、この人の若い頃はこの行動は浮いただろうな〜。淡谷のり子の話は聞いた事がある。そういう時代にしたいようにする、とんでもない勇気というか、度胸?Posted by ブクログ
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ありふれた日常の何気ないことから、時々真理を突いていてハッとする時がある。ふふっと思わず笑ったりもして、読んでいて面白い。Posted by ブクログ
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「最後に口紅をつけて口を結んで『ムッパッ』とすると別人の母が仕上がるのだ。」
そうそう95歳の私の母も「ムッパッ」してました。母の名は「シヅ」という。洋子さんは実に正直な人だと思う。最終章に近づくほどに笑いと涙。二人のベッドインの会話は・・・・・
私の母は要介護5を取得。満面の笑顔で私に問う、「どち...続きを読むPosted by ブクログ -
今回も、これもまたとてもよかった。初めて、自分がどんなおばさんになりたいかを具体的に考えて、おばさんになるのも悪くないなぁと思いました。佐野さんありがとう。Posted by ブクログ
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美しくて悲しくて静かで、いつまでもこころの深いところをギュっとさせる物語です。
なぜかショックを受けて、涙が止まらなくなりますよw
子どもにすすめられたとおり、一度は読んでみるべき作品、でした。
よんでねヾ(*´(エ)`*)人@(*´●`*)@ノ -
佐野洋子(1938~2010、享年72)文&北村裕花(1983~)絵「ヨーコさんの言葉 ふっふっふ」、2018.1発行。9話収録されています。以前目にしたものもいくつか入っています。「いつ死んでもいい。でも今日でなくていい。」名言だと思います(^-^)
佐野洋子(1938~2010、享年72)・...続きを読むPosted by ブクログ