【感想・ネタバレ】100万回生きたねこのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月12日

愛されてばかりで愛することを知らなかったねこが、初めて誰かを愛する物語。

切なくも大切なことを教えてくれる作品。

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Posted by ブクログ 2024年02月24日

児童向けと思うことなかれ。
ただ良かったとか、悲しいとか、嬉しいなどと言う、簡単な言葉で言い表せない、余韻の残る絵本だった。
わずか10分で味わえるのも、絵本の良いところかも。

王さま、船乗り、サーカス、どろぼう、ひとりぼっちのおばあさん、小さな女の子 と言うご主人に飼われていたねこだが、ご主人が...続きを読む大嫌い。そして飼われている中で死んでしまい、ご主人は大泣きする。
しかしねこは復活する。

あるとき、ねこはご主人のいない野良猫だった。
自尊心の高いねこは、言い寄る雌ねこに見向きもしなかったが、関心を示さない美しい白ねこがいて、逆に一緒にいて欲しいと告白する。
やがて子どもたちが産まれ、育ち、旅立つ。
ねこは幸せを感じ、白ねことの時間が永遠に続くことを願う。

しかし、ある日……

佐野洋子さんが、絵も描く多才な方だったんですね。
そして夫は谷川俊太郎さんだったと言うのは、驚きでした。

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Posted by ブクログ 2024年01月12日

私の人生の指針になるような本。世界には大切に見えるものがたくさん転がっているけど、誰かを愛するってやっぱり尊いなと思う。

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Posted by ブクログ 2024年01月03日

能登半島での地震、羽田空港での航空機の衝突、新年早々に想像もしえない出来事や訃報が立て続けに起こった、この3日間。

テレビを消し、妻と共に、この本を読みました。小さい頃に誰もが一度は手にするであろうこの本。

改めて読んでみると、とても奥深く、心に残る内容です。

百万回生きる猫。猫が死ぬたび、そ...続きを読むの都度飼い主は悲しむけれど、猫自身は何度も生き返るからか、どこか達観しているような様子。

そんな猫がある日出会う「白い猫」。

白い猫との出会いによって、百万回生きたこの猫は、愛、喜び、悲しみを知り、本当の意味で生きていくことが出来たのだと、思います。

改めて生きる、ということを考えさせられました。

2024年が全ての人にとって素晴らしい年になるよう、心から願います。

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Posted by ブクログ 2023年12月24日

表紙からはそうそうできなかった素敵なお話だった。これが絵本!って私の絵本の理想の絵本。子供も好きになったのか、何度も何度も読んであげた。

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Posted by ブクログ 2023年12月11日

100万回目の人生(猫生?)にして、はじめての自由、はじめての愛情、自分よりも愛おしい者、はじめての別れ、はじめての永遠の死。

こどもへの読み聞かせに。
7歳のこどもは、さいごに100万回泣いて生き返らなかった猫を見て、おかあさん(白猫)と天国にいきたかったんだね、とひとこと。

大人向けな絵本か...続きを読むなと思いますが、こどもでも十分に何かを感じ取れる素敵な絵本でした。

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Posted by ブクログ 2023年09月08日

たった一人の人に出会う幸せを教えてくれる本。
「愛おしい」の言葉の重みが増す。唯一無二の人に出会い、生まれ変わることを止めてしまった猫。その死に顔は安らかだろうか?きっと、そうに違いない。
 出会いには沢山のトライアンドエラーがある。傷つき、傷つけられ成長する。愛は技術ではない。

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Posted by ブクログ 2023年04月11日

100万という回数、生と死をくりかえした猫。

本物の愛にふれ、これまでと心が変わっていく様子が印象的。

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Posted by ブクログ 2023年02月02日

何年ぶりか覚えていないが再読。 以前読んだ時はとても悲しかった記憶がありますが、今回は違い、最後は幸せだったんだね…と思いました。
どうしてねこは飼い主が嫌いで、どうしてのらねこが良かったのだろうか。

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Posted by ブクログ 2022年12月23日

この絵本は本当に深いなと感じる。

様々な人に愛され、命が尽きるたびに大泣きをされるが、飼い主を嫌いだった猫は一切泣かずにまた生きる。
しかし、たった一匹の猫を愛し、その猫との子猫たちを愛す。その猫が静かに動かなくなったときは、朝も晩も泣いて、泣きながら自分も動かなくなる。
その後、決して生きかえる...続きを読むことはなかった。

愛を知れたからこそ、猫は生きかえることがなかったわけで、愛があるからこそ、人は生きて死ぬということなのかなと考えさせられる。

小学生の頃に読んだときは一切意味が分からなかったが、改めて読むと震わせられた。これからも何度でも読みたい作品。

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Posted by ブクログ 2022年11月05日

白いねこと出会えたねこ。それだけで泣ける。最後はもう涙腺崩壊。
子供の時には何故これが名作なのか分からなかった。ねこのように出会いと別れを繰り返して初めて分かる。極端にいえば出会いと別れは生と死だから。

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Posted by ブクログ 2022年10月07日

自分のことが大好きで、誰のこともきらいだった「ねこ」。
「おれは、100万回もしんだんだぜ!」と自慢して暮らしていた中で、見向きもしない白いねこが気になって近づくようになる。

今まで何度死んでも泣かず、死ぬのなんか平気だったねこは、白いねこが亡くなって初めて泣いた。
本当に好きな相手ができて、愛を...続きを読む知って、死ぬことができたねこを、可哀想だとは思わない。

以下のシーンが、とても好きだった。

「おれは、100万回も……」
といいかけて、ねこは、
「そばにいてもいいかい。」
と、白いねこにたずねました。
(P22)

誰かと一緒にいたいと、ねこが初めて感じた瞬間なんだろうなぁと思った。

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Posted by ブクログ 2022年09月20日

再読。昔読んだ時よりずどんと心にのしかかってくる。年月を経て、大切な人が限りある命なんだって、余計にひしひしと感じるから。一緒にいる時間、一瞬一瞬を大切に過ごしたい、とあらためて思いました。

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Posted by ブクログ 2022年08月31日

大事なものができて変われた猫君。
最後はジーンとくる。
何度も読むことで理解が深まる本だなと感じる。

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Posted by ブクログ 2022年08月08日

人生において、「泣きたくなる」ときの想いというのは、時に、全ての優先事項を投げ出したくなる程の、かけがえのない大切なものなのかもしれない。

泣くことって、時に、堪えたり、我慢したりすることもできるけれど、そうした事を考える余裕もないくらい、気付いたら号泣していたときの、心の中って、どんな感じなのだ...続きを読むろう?

もっとアイロニーの効いた作品かと思っていたが、そんなことは全くなくて、「生きる」ことの意味と、「死」が訪れることの意味を教えてくれた、人生賛歌にも思えた、愛の物語でした。


私の好きなシーン

「おれは、100万回も……。」
と いいかけて, ねこは,
「そばに いても いいかい。」
と, 白いねこに たずねました。

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Posted by ブクログ 2022年08月07日

猫は100万回生き返りながら、自分の本当の死に場所-つまり幸せな場所を探し続けていたのでしょうか。そして、もう生き返ることはなくなった。

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Posted by ブクログ 2022年06月11日

だいきらいな人やものは捨ててもなんとも思わない、なくなってスッキリするし、誰に対してもそう思ってしまう境界は繰り返す。
人を愛し、大切にした者は失う時の辛さもあるけど、成仏できるという解釈をしてみた。

この本の解釈に正解はないのかなとも思った。

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Posted by ブクログ 2022年05月21日

今改めて読むと、命を、今を大事にするべきだと教えてくれるような話だった。ずっと読み継がれていくんだなぁ。

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Posted by ブクログ 2022年04月14日

命の尊さを学べる作品だと思うので保育園の実習で必ず読んでいた。少しグロい例えが多いけど、それこそ子どもが食いつくポイントだし、同時に命の大切さも知ってもらえるので良い
でも少し長いので読み聞かせだと20分は余裕をもってとった方がいい

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Posted by ブクログ 2021年11月05日

ラストの一文は、どうみてもバッドエンドなのに、このストーリーの場合は幸せで満たされている。
飼い主や、飼われる環境が大嫌い、自分も好きではないとらねこは、100万回も転生を繰り返す。あるときとらねこは、誰のねこでもないのらねこになり、自由を手にし、はじめて自分が大好きになる。ヒーローとなったとらねこ...続きを読むは、自分に見向きもしない美しい白ねこに言い寄ります。しらーっとしてる白ねこですが、やがて結ばれ本当の幸せを見つけます。
とらねこはきっと100万人の飼い主に感謝する気持ちも芽生えたでしょう。
好きなセリフ
そばにいてもいいかい
ねこは、白ねこと たくさんの子ねこを、自分よりもすきなくらいでした

何気に手に取った、いつか読みたいとは思ってた本でした。こんなに深いとは。今のタイミング、必然だったのかも。自分より大事な者が出来る人生は尊い。一回で終わる人生、今を大切に生きる。
子供というより大人向け、染みる。声に出して読むと泣けてしまう。

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心が温かくなる話

2018年09月28日

全て読み終えたあとは、大事な物を手に入れ幸せな気持ちになり、綺麗な涙を流します。

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購入済み

子どもにすすめられて読みました

2018年08月24日

美しくて悲しくて静かで、いつまでもこころの深いところをギュっとさせる物語です。
なぜかショックを受けて、涙が止まらなくなりますよw

子どもにすすめられたとおり、一度は読んでみるべき作品、でした。

よんでねヾ(*´(エ)`*)人@(*´●`*)@ノ

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Posted by ブクログ 2024年02月16日

ねこはいろんなところで生きてました。あるときは王さまのねこで戦争に。あるときは、船乗りに。あるときはサーカスに。どろぼうもおばあさんもこどもも好きではなかった。何回でも死ぬのも平気だった。でも、白いねこに出会って、家族になって、白いねこが死んだら、悲しくて泣きました。
感情がなかった、生きているのに...続きを読む死んだも同然のねこが、家族を持てたことで、人生(猫生?)が輝いたお話だった。そばにいる身近な人を大切にしたいなと思った。

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購入済み

メッセージを考えたくなる

2023年11月20日

深く考えずにストーリーを楽しむだけでも良いという紹介がされていましたが、それでも哲学的な物語のように感じられて、「作者はこういったことを伝えたいのかもしれない」という思考に飛ぶことがありました。

主人公のねこはゴールに辿り着くまでに、長い生を送ったなと思いました。

#深い #切ない

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Posted by ブクログ 2023年11月02日

「死ぬのがたまらなくこわくなることがある。ー逆に、生きているのがつらい、死にたい、と思うこともある。ー私たちは、死への恐れとあこがれの両方を抱えて生きている。しかし、すべての生き物には等しく、一生に一度しか死ねない。与えられた命を死ぬまで背負って、えっちらおっちら歩くのだ。だったらなぜ、佐野洋子はこ...続きを読むんな「ねこ」を造形したのだろう。
ー死が愛する人を奪うこともある。愛する人が死んだ後を生きるのは悲しい。心に穴が開いたように思える。体の一部がちぎれたように感じる。それは、あなたがだれかを深く愛した証拠だ。死ぬこと。生きること。愛すること。この絵本には、そうしたことが書かれている。」
(『いつか君に出会ってほしい本』田村文著 の紹介より)

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Posted by ブクログ 2023年09月12日

誰かに飼われて死んで、生き返ってを何度も繰り返した猫が主人公です。最後に生き返ったときは誰の飼い猫でもなく、白い猫を好きになったという話です。

作者は、誰かに飼われるのではなく、自立して誰かのために生きることで得られる満足感、生き甲斐を伝えたかったのかと思いました。子供の目線でも考えるきっかけを作...続きを読むる本だと思います。

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Posted by ブクログ 2023年02月22日

有名な絵本。タイトルは『100万回生きたねこ』。『100万回死んだねこ』ではない笑。

何度も生まれ変わって、どんな飼い主にも愛されていても100万回生きたねこは彼らを愛することはなかった。もし彼が少しでも飼い主を愛していたなら死を躊躇ったのではないか。白いねことの出会いと別れはそんなことを考える印...続きを読む象的な出来事だったと思う。

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Posted by ブクログ 2023年01月21日

実はちゃんと読んだことありませんでした。
さすが100刷を超える不朽の名作。

100万回の生を生き、100万回の死を経てきたねこは飼い主の誰も彼も嫌いで、受ける愛情にも興味を示さず、好きなのは自分のことばかり。
他のねこ達からもちやほやされ、傲慢で王様気取り。

そこで出会った白いねこ。
他の取り...続きを読むまきねこ達と違い、どんなにオラオラ風を吹かせてもそっけないそぶり。
そこでふと心からの本音を素のことばで伝える。
「そばに いても いいかい。」

真の愛情を知ったねこ。
白いねこが亡くなったとき流した涙の痛々しさが胸をつく。
心を入替え、素直であればこそ本当の喜び、悲しみがあるということ。

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Posted by ブクログ 2022年11月16日

子供の頃に読んで以来、久しぶりに手に取った。
幼い頃は猫の顔が怖かったのだけど、今見ると凛々しいけどかわいい。
猫がどうして最後は生き返らなかったのか。
人生に満足して生ききったからかな。
愛されるよりも愛する方が、人生では幸せなのかな。
何度も生きない人間の一生も、嫌々生きていることから抜け出して...続きを読む自分の人生を選び取ってこそ、生きていると言えるのかなと思った。

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Posted by ブクログ 2022年10月14日

何度読んだかもう忘れましたが、読めば心に(何かが)宿る絵本です。次世代に語り継ぎたいものです。死生観的なものもありますね。最終的には猫が死ぬわけですが、「ゆっくり休んでね」といった安堵を感じるのは何故でしょうか。普通は死んだらバッドエンドのはずなのに、です。この辺は考えていきたいですね。

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Posted by ブクログ 2022年08月28日

これは大人の絵本かもしれないね。

小1の娘は、うーん。まあまあ?みたいな感想だったが、私も子供の頃読んでいたらそんな感じだったと思う。

生と死、抗えない何か、自由、そして自分以上に大事なものを知った大人が読むと深いところまでくる絵本。

子供に読み聞かせながら、これはじっくり自分の中に溶かしてい...続きを読むくべき本なのではないかと思った。

作者はどういうつもりでこの一冊を送り出したんだろう。聞いてみたい。

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Posted by ブクログ 2022年03月05日

死を恐れないことを自慢する生(意識のベクトルが内向き=自分が一番)への執着を捨て、100万回泣くほど外聞構わず愛する白猫と生き、白猫が死んだら自分も一緒に死ぬという道(意識のベクトルが外向き=白猫が一番)を選んだネコの話。ネコがもう生き返ることがなかったということは、白猫が死んだままということだろう...続きを読む。あの世で仲良くやっていると思うと微笑ましい。もし白猫が生き返ったら、ねこも生き返るだろう。彼は彼女と共に生き、彼女と共に死ぬ。白猫が拒否しない限り、彼らはどこまでも一緒。


自分自身よりも好きな人がいなかった生を100万回送り、1000001回目の生で自分よりも大事だと思える存在に出会い転生しなくなる話。愛せるものとの出会いは彼に100万回の生を凌駕するほどの輝きを与える。これは別れの途方もない悲しみを生み出すことになるのだが、それでもあの時の輝きの価値は変わらない。だから彼は10000002回目の生を生きず、1000001回までの生を繰り返すことを望んだのではないか。1000001回の生のうち、愛するものと出会える生が1回あるならば、100万回の退屈な生も厭わないと思ったのではないだろうか。これはニーチェの超人が永劫回帰的な生を肯定する時の考え方に繋がるものがあると思う。絶え間ない苦痛が永遠に繰り替えされる生の中、どこか一点(今世に限らない)でも輝きがあれば生を肯定できる。猫にしてもニーチェにしても視点の規模が大きすぎるので遠い世界のように思えるが、規模を縮小して考えると身近な話に変換することが可能だと思う。どうゆうことかと言うと、「人間生きていたら嫌なこといっぱいあるけど、過去に1個でもいいことあれば万々歳だよね」ということだ。究極のポジティブ思考でなかなかできることではないと思うが、ネガティブさが強すぎる人は見習うところがあると思う。

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Posted by ブクログ 2023年02月27日

R なんで生き返らなかったのかな。

T こんな猫もいるんだなぁと思った。1,000,000回寝てもいいんじゃない。

母 大人が泣いちゃう絵本です。子どもたちはキョトン。今まで大嫌いな人たちと過ごしていた時は生き返っていたけど、本当に大好きな人に出会えたらもう人生満足してするし、生き返っても白い...続きを読む猫に会える事は無いから、生き返る事はなかったと言う素敵なお話。こんな素敵な人と出会えるといいなぁって思います。

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