佐野洋子のレビュー一覧

  • おじさんのかさ

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    子供時代に読んだ記憶があり、懐かしくて読んでみました。
    大好きにお気入りのものは、よく使うか、大事にしすぎて使えないかのどちらかになってしまう気がしますが、そんな気持ちをとても楽しくかわいい絵本になっています。

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    2024年08月12日
  • 100万回生きたねこ

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    こねこがいっぱいいたし、かわいかった。いろんな人がおんなじねこをかったら、人それぞれのねこのかいかたがあると思った。

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    2024年08月09日
  • 100万回生きたねこ

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    「あるトラねこがいた。そのねこは好きでもない色んな飼い主達に飼われながら100万回死に、生き返って100万回生きた。ねこは死ぬのが怖くなかった。...」
    カウボーイビバップで初めてこの物語を知りました。
    読み聞かせの度に、胸が詰まって涙をこらえるのに必死です。子供は('_'?)となってます。

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    2024年06月30日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    けっきょくと言ったら変だけど、なんだかんだで佐野さんはお母さんのことを尊敬していて愛していたんだなと思った。

    親を愛していてその自覚がある
    親を愛していてその自覚がない
    親を愛していなくてその自覚がある
    親を愛していなくてその自覚がない

    時期によって一様ではない。佐野さんは3つ目から1つ目に変化した、ならすと2つ目の感じが多かったのかな、と思った。
    同じ親を持つ姉妹でも親への愛情表現は異なるものだなと思った。

    自分は父に対しても母に対しても、尊敬していてその自覚がある。幸せなことだと思う。呆けても尊敬は変わらない気がするけど、どんなことを感じるか想像がつかない。呆けた姿を自分も含め他人に

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    2024年06月27日
  • 友だちは無駄である

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    「友だちは無駄」というタイトルに驚きつつ、友だちの価値について深く考えさせられた。友だちが何かの目的のために存在するのではなく、ただ友だちであることが大切だと。一見無駄に思えるこの考え方。
    友だちは目的や価値判断を超え、ただそこにいることに意味がある。「無駄」という言葉が友だちの純粋な価値を示していると感じました。

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    2024年06月23日
  • おじさんのかさ

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    シンプルなので年齢問わず楽しめるし、読後感が爽やか。
    何より奥さんがおじさんのことを理解して受け入れているのがとてもいい。

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    2024年06月18日
  • 100万回生きたねこ

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    内容はぐっときますが、3歳児にはまだ,早かったようで、最後まで読んだものの絵を見て怖いと言っていました。
    大人は、ぐっとくるものがあります。夫とこよ内容を話し合ってるときも思い出すと涙が出てきます。

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    2024年06月14日
  • 100万回生きたねこ

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    100万回行きたねこという話しは、最初いつも一人の大きな猫と、白くてきれいな小さい猫が一緒に暮らすお話です。
    先に白くて小さな猫が死んでしまい大きな猫はたくさん泣いている様子を絵で見て、わたしもかなしくなってきました。
    するとそのあと時が経って大きな猫もなくなってしまいました。大きな猫は100万回生き返ったので私も100万回生き返れるようになってみたいと思いました。

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    2024年05月04日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    100万回亡くなっても、1回も泣かなかったねこが、のらねこになった時に出会った白ネコに惹かれ、他を自分以上に愛すことを知り、大切な存在を失い、初めて涙を流す。
    泣かなかった時代は自分が大好きで、飼い主である存在は嫌いだった。しかし、白ネコに出会うことで、主人公のねこが初めて自分から他にアピールをする。
    自分が他へ視点を向けて主体的に動いたとき、心は通うのではないか。
    白ネコちゃんの凛とした感じも素敵で、のらねこちゃん幸せになってよかった。
    人生の本質を少ないページの絵本で表現している名作である。

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    2024年04月29日
  • 100万回生きたねこ

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    愛されてばかりで愛することを知らなかったねこが、初めて誰かを愛する物語。

    切なくも大切なことを教えてくれる作品。

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    2024年04月12日
  • ヨーコさんの“言葉” わけがわからん

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    175ページ
    1300円
    5月18日〜5月18日

    人には誰でも得手不得手があること、男と女の違い、幼い頃に選ばなかったバッグにいまだに未練が残っていること、夫婦の不思議、乳ガンと診断されてからの充実した日々などが描かれている。

    最後の2008年冬に描かれている自身のガンについての話が衝撃だった。乳ガンで、寝たきりで韓流ドラマを見ていたら、あごが外れたって所でフッと笑ってしまった。骨に再発し、余命2年死ぬまで1000万円か
    かると言われ、『ラッキー』という言葉にびっくり。『年金がないから、90まで生きたらどうしようとセコセコ貯金をしていた』とか、すぐにジャガーの車を買ったり、やり残した仕事は

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    2024年04月09日
  • ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする

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    ネタバレ

    175ページ
    1300円
    6月1日〜6月1日

    失恋した友人が泣きつかれた後にはとことん食べた話。息子の家庭教師の話。息子を叱るために家をでたけど、母を見すかしている6歳の息子の話。母のことを思い出す話。下宿人の芹沢くんの話。親切にすることの話。もの忘れがひどくなってきた話。大切に思っていない友達の話。

    最初の話の友達と、最後の話の友達が同一人物とわかった時には、なんだか嬉しかった。大切に思っていないなんてタイトルをつけながらも大切にしていることが伝わってきて、ほっこりした気持ちになった。テレビが壊れたと思ったら、電話をリモコンと間違えて使っていたり、人にもらったものを誰にもらったかわからな

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    2024年04月04日
  • 作家と猫

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    猫好きな人は変わった人が多いですよね。
    まさにその通り。
    私は伊丹十三の話がとても好きでした。
    皆さんはどんなタイプの猫好きですか?

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    2024年03月21日
  • 100万回生きたねこ

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    ネタバレ

    児童向けと思うことなかれ。
    ただ良かったとか、悲しいとか、嬉しいなどと言う、簡単な言葉で言い表せない、余韻の残る絵本だった。
    わずか10分で味わえるのも、絵本の良いところかも。

    王さま、船乗り、サーカス、どろぼう、ひとりぼっちのおばあさん、小さな女の子 と言うご主人に飼われていたねこだが、ご主人が大嫌い。そして飼われている中で死んでしまい、ご主人は大泣きする。
    しかしねこは復活する。

    あるとき、ねこはご主人のいない野良猫だった。
    自尊心の高いねこは、言い寄る雌ねこに見向きもしなかったが、関心を示さない美しい白ねこがいて、逆に一緒にいて欲しいと告白する。
    やがて子どもたちが産まれ、育ち、旅立

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    2024年02月24日
  • 死ぬ気まんまん

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    病気や痛みを抱えてる佐野洋子さん
    すごく平常心で書いている
    私ももうすぐ70なのに もっと上の時代の人の
    なんか時代劇に出てくる武士のような
    腹の座った 死の受け入れ方をしている。
    病気の友だちが
    すごくおとこまえな先生
    と言って 頑張って行ってみたら ホスピスだった。
    180センチもある男前のドクターは80歳だった。
    でも ホスピスの看護師さんは 患者さんが死んだ時 泣いてもいいんだそうだ。
    普通の病院では 泣いてはいけないらしい。
    亭主はいないけど しっかりものの息子さんがいるのが 頼もしい。
    わたしも親を4人看取って 去年は犬と猫を3匹看取って 自分の番も遠くない
    と思って読みました。

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    2024年02月02日
  • 100万回生きたねこ

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    私の人生の指針になるような本。世界には大切に見えるものがたくさん転がっているけど、誰かを愛するってやっぱり尊いなと思う。

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    2024年01月12日
  • 100万回生きたねこ

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    能登半島での地震、羽田空港での航空機の衝突、新年早々に想像もしえない出来事や訃報が立て続けに起こった、この3日間。

    テレビを消し、妻と共に、この本を読みました。小さい頃に誰もが一度は手にするであろうこの本。

    改めて読んでみると、とても奥深く、心に残る内容です。

    百万回生きる猫。猫が死ぬたび、その都度飼い主は悲しむけれど、猫自身は何度も生き返るからか、どこか達観しているような様子。

    そんな猫がある日出会う「白い猫」。

    白い猫との出会いによって、百万回生きたこの猫は、愛、喜び、悲しみを知り、本当の意味で生きていくことが出来たのだと、思います。

    改めて生きる、ということを考えさせられまし

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    2024年01月03日
  • 新版 わたし クリスマスツリー

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    佐野洋子さんのクリスマス絵本です。


    年とった木がいった。
    「木というものは、しっかり根をひろげて、たおれるまでそこに いるものだ」

    「わたしは きれいな町で クリスマスツリーになるの」
    おかを こえて、野原を つっきって、もみの木は 走った。

    でも 雪がふってきて もみの木は 町にはいけず もときた道をもどっていきました。

    雪がふりやみ
    「なかないで」
    赤い つる草は、そうっと もみの木をなでて、からみついた。
    りすは、金色の どんぐりの実を もみの木にわけてやった。
    小鳥たちは、
    「ここで たまごを うませてね」といった。
    いちばん 大きな星が、もみの木の てっぺんで かがやいた。

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    2023年12月12日
  • 作家と猫

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    猫が好きすぎる本。
    足先白い靴下みたいな猫が好きです。
    夢は、
    猫飼ったら「くつした」て名前にすることです。

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    2023年11月27日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    痛快な文体。新しい切り口で既製品を眺めるきっかけが散りばめられていて感嘆しました。
    どうしてこんなにも面白い文章が書けるのでしょうか。

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    2023年08月31日