佐野洋子のレビュー一覧

  • 私はそうは思わない

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    「100万回生きたねこ」を描いた人。

    私が小学校2年生の時に、母が「よい絵本だ」と聞いて私に買ってくれた。
    私は読んでみたけど、別に良い絵本だとは思わなかった。
    よい絵本がなんだかよく分からないし。
    愛とか死はもちろん「猫が死んでかわいそう」とかも思わなかった。
    みんな猫が死んで悲しんでるのに、猫は悲しまないで、なんだか猫に怒ったらいいのか、猫が死んだことをやたらに悲しむおばあさんや海賊に怒ったらいいのか、気持ちの持って行き場がよく分からなかった。
    だから、何も感じていないような気持ちになった。
    白い猫に死なれて、オス猫が生き返らなかったことはすごく当たり前のことのようにも思えた。

    大きく

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    2013年11月02日
  • 役にたたない日々

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    生きるって、しょーもない。
    毎日消費ばっかして、何か作ってもそれもそのうちゴミになる。

    すべては児戯に過ぎなくて、人生の目的なんて幻想だ。
    誰もが役目を持って生まれるとか、これって新興宗教だろう。

    でもまあ、そんなもんだ。死ぬまでに少しはいい人間になれたならめっけものだろう。

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    2014年02月04日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    佐野洋子の対談集。
    西原理恵子、リリーフランキーという対談相手も魅力的。

    深い悲しみと怒り、恨。

    でも、佐野洋子は飄々としている。その飄々と心の深淵を衝く佐野洋子の言葉にぐっとくる。

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    2013年09月15日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    怒りが根本にある西原さんと佐野さん。いくつになっても性格はかわらんものですね。自分の人生を笑いなく赤裸々に語る西原さんが珍しい。

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    2013年09月01日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    この対談集を読んでいたら、世の中にはいろんな人がいていろんな人生があって、今私が悩んでいることなんて「ちっせぇ〜なぁ」と笑い飛ばしてしまえるような元気さをもらった。
    平凡な人生を全うするのは、至難の業だと思うのね
    働かないで食うなんてありえないです
    女には、なかなか折れない強さがあるよね
    息子をニートにしない。娘を売春婦にしない。
    金と命を惜しむな
    という言葉にはなるほど〜と思った。

    私をいちばん変えたのは、出産だと思うね
    にはそのとおり!と深く頷いた。

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    2013年05月16日
  • 役にたたない日々

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    俺も癌にかかって70迄に死にたい。うちの父親は山のような年金があったから可哀想だったけど、癌は確実に死ねるからいい病気だ。

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    2013年05月12日
  • 神も仏もありませぬ

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     画家で、「100万回生きたねこ」の作者としても知られる佐野洋子さんの63歳から65歳の頃に書かれたエッセイ。

     63歳の佐野さんが88歳の痴呆の母親に年を尋ねたら「そうねェー四歳くらいかしら」佐野さん自身が衝撃を受けながらも同時に可笑しさが込み上げて来る様子が手に取るようにわかる。

     佐野さん、その他に出てくる佐野さんの友人たち、すべての人たちが面白くて個性的に思える。それはそれぞれの人たちが魅力を持っているだけでなく、佐野さんのフィルターを通して描かれているからなんだろうなあと思えた。
     生きていること、次第に年を取って心身ともに変化していくこと、老いていく自分に抗わず、ありのままに受

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    2013年05月04日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    母と娘。
    老後を見てもらうなら、実の娘がいいと言われますが、一説にはお互いに本音でぶつかり合うから、わがままの言いたい放題、したい放題になってしまう、という話を聞いたことがあります。

    『100万回生きたねこ』の作者で絵本作家でもあった佐野洋子さんも
    そんな母と娘の葛藤を体験した一人でした。
    同じ娘でも何人もいたら気の合う子とそうでない子がでてくるものです。
    佐野洋子さんとお母さんの関係は、はっきり言って最悪でした。

    歯に衣きせぬ物言いの文章を書く佐野洋子さんが、
    この作品の中で何回も何回も
    「母はキライだ」と、めった斬りにしています。
    佐野さんのお母さんは、
    父が亡くなった後、弟の嫁さんに

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    2017年11月09日
  • 役にたたない日々

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    読んだ私は不惑ど真ん中。
    視力に筋力に記憶力に、生活の至るところに己の経年劣化を意識し始めて数年。
    まだまだ序の口なのだ、『老い』の。

    読みながら、ざわざわした。
    『史上初めての長寿社会での私達は、生き方のモデルを持たずに暗闇を手さぐりしながら云々……』
    というくだりが、どうにも頭から離れない。
    朝目が覚めてカーテンを足で開けたり、ATMでもたついて後ろの人の舌打ちされたり、、、
    20年後ぐらいの私もきっとこんなん。


    どうしよう…この先の、老いた自分の暮らしが急に現実味を帯びた。
    この著者の生き方、というか老い方は、これから老いていく者にひとつの見本となる。

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    2013年04月07日
  • 役にたたない日々

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    真に自立した女性は、必ずしも男女同権を叫ばないとか、言葉狩りを憂うとか、おしゃべりをしているみたいな気さくな文体ながら、内容は痛快で奥が深かった。

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    2013年03月31日
  • 私はそうは思わない

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    佐野洋子のエッセイは、ファンは多いと思う。
    なぜだろう?

    きちんと、物事に向き合うという姿勢が感じられるからかもしれない。
    斜に構えることなく、開き直るところは、しっかり開き直ったり、
    感じたことをストレートに表現したり。

    そのあたりが共感を生んでいるのかもしれない。
    彼女が遺してくれたものに感謝です。

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    2013年03月23日
  • 友だちは無駄である

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    切れ味のよい人間関係のお話。
    友情、恋愛、親子、社会での関わり。
    題名は、とても逆説的。
    ご本人無駄だけど、その無駄が大切であることを
    よくわかっている。

    すっきりとした良い本です。

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    2012年11月03日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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     「おじさんのかさ」って佐野さんの作品だったんですね。「100万回生きたねこ」も子供の頃読んだきりで何もわからなかったけど、また読んでみよう。
    3人とも壮絶な人生なのにカラッと語られていて引き込まれる。会話がかみ合っていない気がしたけど(笑)

    佐野さんの無欲ぶりにびっくり。私はどうあがいても西原さんだなー。

    話の内容は覚えていなくても楽しめた飲み会みたいな本。現実を大きく包む充足感が残った。
    締めがリリーさんで良かった。

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    2012年10月03日
  • 右の心臓

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    書かずして書く、というか、サラリとしてるというか、とにかく均一なテンションで描かれているんだけど、どの話も見事な見事なまでに畏い。
    テンション変わらないから油断すると電車の中でも泣いちゃいます。

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    2012年09月28日
  • 友だちは無駄である

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    「100万回生きたねこ」の佐野さんはエッセイも上手い。
    タイトルからは一見寂しい印象を受けるけど、ここで表してるのは「無駄な時間をともに費やすもの=友だち」という意味。

    言い得て妙なり。

    一人っ子だったせいか今でも新しく友だちを作るのは得意じゃないけど、長い付き合いの友だちと無駄な時間をこれから先もずっと一緒に費やせるなら寂しくないな。

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    2012年06月26日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    ネタバレ

    エッセイといえば、野田秀樹の「ミーハー」が一番と思い続け、今まで他のエッセイには、手を伸ばすことなく過ごしてきた。
    とはいえ、それなりの年数も経ったので、そろそろいいだろうと…。
    (って、わけでもないが。実際「ミーハー」は、今読んだらどうなのだろう?確か絶版で、家にも見当たらない…)
    で、佐野さんの「ふつうがえらい」。むぅ~!おもしろい!
    斜に構えて、エッセイから遠ざかっていた年月が実に惜しい。
    「正義が嫌い」と言ってのける勇気。私も!!!!
    「確信に満ちている人が嫌い」私も!!!!
    思っていても、なかなか口に出せないことを、すっきりはっきり言ってくれる、そんな佐野さんのエッセイ集。(佐野さん

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    2012年05月20日
  • 友だちは無駄である

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    タイトルに驚いて読んだ。面白かった!
    産まれてはじめの他人との接触から現在までの友達について谷川俊太郎と対談してる。
    友達は、なにも生産性がないからこそ大切。無駄なことにこそ光りがある。

    改めて思うのは、こどもって大変だったなぁということ。戻ったりしたらやってける気がしないや。

    ともだちといつも通りの無駄な時間を過ごしたくなる本。

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    2012年04月22日
  • 右の心臓

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    戦後の混乱期を生き抜いたある少女の話。
    大人のずるさ、弱さ、強さ、優しさを、じっと見つめていた少女の強いまなざしにたじろいだ。
    幼いお兄さんの死をめぐる生々しい描写は、読み返すことができない。
    今なら助けられたであろう幼い命が、当時はどれだけ失われたのだろう。
    親の悲しみを思うとやりきれない。

    その父母も、佐野洋子さんも、もういない。

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    2012年04月21日
  • 私はそうは思わない

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    題名からしてもう、生きる力をもらえる感じ。
    女の20代以降は変化ばかりで、でも気を遣わなきゃいけないのは変わらなくて、苦しくなってしまうのだけど、
    私は私でいいんだと、作者のエッセイを読んで、軸を持ち直す感じ。

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    2012年03月30日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    佐野洋子と西原理恵子、佐野洋子とリリーフランキー、それぞれとの対談集。
    本来の性格でもあろうが、がん再発の状況下で何に対するこだわりもない著者が、人生と格闘中の西原や、浮遊感のあるリリーと自然体で語り合った対談集。
    彼女の本を読むとなぜか励まされる。

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    2012年03月10日