佐野洋子のレビュー一覧

  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    本業は絵本作り、でも何だか、その場その場で深い思慮など何もなく雑文を書いてしまい、何の責任も感じずに書き散らかしてしまっている。でも後で本にするなんて考えてないんだもん。ふふふ、でも私嘘つきなの。

    強いのは、自分は自分って、しっかり自覚しているんですね。

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    2015年11月27日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    一般論ではなくお三方の"人生のきほん"が語られている。
    まず、自分が西原さんを苦手だというのを再認識。辛口だとか言いたい放題という面ではなく(それはむしろ好ましいくらい)、暗く黒い自分、怒りから離れられない自分、病んでいるかもしれない自分を認めながら(そこも良いと思う)それを売りにできてしまうところが嫌なのだと気付いた。もちろん見誤っているだけかもしれない。何しろこれだけ受け入れられている方なのだから、本質はそうではないのかもしれない。ただ私は、毎日かあさんを知人に贈られても一読したのみで数年経っても再読したいという気にならないし、まぁ単に相性が悪い、または同族嫌悪的なもの

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    2015年06月26日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    佐野さんのお母さん シズコさん 大分 本強くたくましく7人の子供をうみ三人男の子なくした夫亡き後よにんの子供たちをりっぱに育てた長女のようこさんとは確執があった晩年 ボケて かわいいおばあちゃんになった

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    2015年01月06日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    母親と娘の関係って突き詰めればこんな感じだよねぇと思いました。
    お金を払って捨てたという佐野さんは、お金を払わずとも捨ててしまいたいと思っている私より数倍まし。

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    2014年08月21日
  • 死ぬ気まんまん

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    佐野氏最期のエッセイとなってしまいましたが…最期になっても衰えない佐野節? みたいなものを堪能さしていただきました…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    んー…内容についてどうこう言える義理ではないんですけれども…なんというか、自分も死に際には佐野氏のように漂然としていたいな、と…この本を読んで思いました。

    あんまし生にしがみ付いてギャーギャー騒ぐ・喚くのはみっともないことなのだと…そして、死ぬのは決して悪いことではないこと! ということが現代では忘れられているような気がするな、とこの本を読んで思いました…おしまい。人間は必ず死ぬる存在なのだと…

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2014年05月24日
  • 役にたたない日々

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    この人は年をとっても病気になっても、世の中に反抗し毒づきながらパワフルに生きる。あまりに攻撃的すぎてびっくりする。70才って、元気なんだなぁと。
    いつもおっとりとにこにこしているおばあちゃんになりたいと思っていた。何があっても動じない、おだやかな心境を手に入れたいと。でもそれが何故理想かと考えたら、「楽だから」の一点だったのかもしれない。
    楽をすることなく最後まで全力で生きようとすると、こうなるのかも。

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    2014年04月26日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    母がボケてしまってから、母と自分との関係を見つめ直す物語。母と娘の関係って人生のなかでそんなに大きく占めるものなのかな。

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    2014年04月20日
  • 友だちは無駄である

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    ネタバレ

    友情というのは利益を目的としたものではなく、無駄なものだけれど、結果としてその無駄なものが肥料となり人生に実りをもたらせてくれるというところに感銘を受けた。

    幼少期のいじめについてのコメントで、いじめを受けた子は、その痛みを教訓に他人に優しくなるのではなく、いじめられる痛みを知った上でいじめを行うようになるだろうというところが参考になった。

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    2013年11月20日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    何とはなしに再読してしまいました…やっぱし良かったですね! 裏のあらすじにもある通り、読めば読むだけ元気になれるエッセイかと存じます…女性の世界でも決して華やかなグループ、つまりはモテモテの女性グループということですが…に入れなかった佐野氏の苦悩…っていうか、鬱屈した気持ちが…良い具合に発散されているなぁ、と思いました。僕もクラスん中で目立っている、中心的な人物よりも隅で何やらグジグジしているグループというか、人の気持ちを知りたい、なんてなことを思っていましたね…どうしても、集団から少し外れている人に興味を持つんですよね、僕は…

    などと要らぬ述懐をしたところでさよなライオン…。

    ヽ(・ω・

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    2013年11月10日
  • 死ぬ気まんまん

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     この人みたいに生きたいな。

     格好よく年をとる女性って、あんまりみないよね。

     こんなロールモデルがあるといい。

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    2013年10月22日
  • 問題があります

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    著者は馬鹿が付くくらい正直者で、信じられないくらい善良で、謙虚過ぎるくらい謙虚なのだ。更に明晰で冷静。何冊か読んできて、漸く著者に惹かれる理由と著者の文章の魅力に気付いた。ご存命の内に気付きたかった。

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    2013年02月15日
  • 私の猫たち許してほしい

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    『100万回生きたねこ』の佐野洋子さんのエッセイ集。
    猫本かと思ったら、猫に関するエッセイはタイトルの章だけでした。
    北京からの引き上げの事や外国に住んでいた頃の事が
    佐野さん独特の視点で語られていた。

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    2013年01月27日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    佐野洋子と西原理恵子のがっぷり四つトークが最高。二人が口にするやさしさと愛はとっても格好良い。
    さまざまな表現方法を持つ、三者それぞれの視点がまじりあって、どんどん展開していくのをもっと長く見たかった!と、残念な気持ちにもさせられる一冊。

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    2015年01月23日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    絵本「100万回生きたねこ」を描いた人とは知らず、ずいぶんざっくばらんで楽しい人生を歩んでいる方だなぁ。と思ったのだけど、絵本作家さんだと知って驚き。
    でももうお亡くなりになっているのね。。
    このエッセイを読んだだけで、とても親しみを感じていたので、なんだかさみしく悲しい。

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    2012年10月23日
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん

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    入院中、活字飢えの私を満たしてくれた一冊。特に西原さんは破天荒そのもにをネタにした生き方をする女性で、あまり好きではなかったけど、人の生き死にに関しての考え方があまりに自分と共通点があるので驚いた。
    佐野さんの奇抜さにのうらにあるどっしりとした一貫性は本当にかっこよくてあこがれる。
    リリーさんのお父さんと、井上陽水さんのくだりは病室で吹き出した。

    三方とも、私の兄の出身大学、武蔵野美大出である。とくにリリーさんは兄と世代がかぶっていることもあり、あの頃の東京を思い出す。


    三者とも、人生、というより、生死に関する考えが、私が思っていてもなかなか表現できないような、あれこれいいわけしてしまう

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    2012年09月09日
  • 神も仏もありませぬ

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    老いていく自分を時々卑下しながらも、
    まぁ いいか的な感じで日々を送っている作者の歯に衣着せぬ言いようが小気味よいエッセイでした。
    登場するご近所さんもかなり個性派揃い。
    自分も60歳をすぎてこんな風にユカイに過ごす事ができれば老いもそれ程悪くないカモ・・・。

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    2012年08月31日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    なんとも潔い言葉がバンバン出てきて、クスッと笑えたり、引いてしまったり・・。絵本の作者さんなので、勝手に想い描いていた人物像と全く変わりました。
    毒舌に嫌悪感もつ方にはお薦めできませんが、言いたいことが言えず、自分を変えたいなって思ってる方にはお薦め。

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    2012年08月26日
  • 役にたたない日々

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    やっぱりエッセイは苦手す。普段から、ブログとかツイッターとかにも一切興味がなくて、要するに他人の日記とかそういう類のものを見たいという欲求が皆無な訳で。作者の死生観は素敵と思うし、その点では共感出来ました。

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    2012年08月11日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    切り捨て御免!のロックなエッセイ。著者が抱く愛のかたちは、強く潔くてしびれるばかり。
    対談番組で、谷川俊太郎氏が元妻・佐野さんのことを「あんなに親切に 残酷に批評されたことはない」と語っていたことを思い出して可笑しかった。

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    2015年01月23日
  • 役にたたない日々

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    初体験佐野洋子。視点がえげつないほどシリアス。解説書いてる酒井順子に上野千鶴子が毒化して混ざった感じか。亡くなる直前というのがこれまた後から味わい出てくる感じです。好き嫌いは出てくる内容でもありますが。

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    2012年08月02日