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Posted by ブクログ 2009年11月12日
この本は、友達は無駄ものだと言っている本です。この本では、友人はお金になるわけではなく、社会的地位向上に役立つものでもない。すぐには役立ちそうもないし、何に使ったらよいのかもわからない。能率や成績や進歩にも直接かかわらない。そういう意味で無駄である。友達なんていなくてもいいけれど、ともに持つ無駄な時...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月07日
背表紙を見て思わず店頭でくすっと笑ってしまった。内容は「友達はいらない」ではなく、「だからこそ友達はいる」というものだった。語弊あるな。笑。インタビュー形式でありながら、最後まで聞き手の名前ははっきりと明かされない。なんとなく、あのひとだろうなあと思いながら読み、あのひとだった。
口が悪くて、情が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月23日
わたしなりに解釈すると・・・
幼少期は、友情など存在しない時代であり、友だちは玩具と同等。
その場かぎり、ただ全力で遊ぶ対象でしかない。
やがて、思いやりの心は芽生えるかもしれないが、
心にも体にも十分な力は備わっておらず、お金も時間も自由にならない年齢で、
友情と呼べるほどの交流を育むには不自由す...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月26日
「100万回生きたねこ」の佐野さんはエッセイも上手い。
タイトルからは一見寂しい印象を受けるけど、ここで表してるのは「無駄な時間をともに費やすもの=友だち」という意味。
言い得て妙なり。
一人っ子だったせいか今でも新しく友だちを作るのは得意じゃないけど、長い付き合いの友だちと無駄な時間をこれから...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月22日
タイトルに驚いて読んだ。面白かった!
産まれてはじめの他人との接触から現在までの友達について谷川俊太郎と対談してる。
友達は、なにも生産性がないからこそ大切。無駄なことにこそ光りがある。
改めて思うのは、こどもって大変だったなぁということ。戻ったりしたらやってける気がしないや。
ともだちといつも...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月02日
友だちは人生に直接役立つものでなく、役立ったらそれは友達でなく別の何かである。友だちと共に過ごす無駄な時間こそ貴重である、とか。
対談形式はなんだか入り込みにくいけど、この対談相手佐野さんと仲良しなのかなあ、頭がよくてインタビュアーとして冴えてて佐野さんとの会話のテンポもすばらしいなあ、と思ってたら...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月07日
表題についつい惹かれて手にとってしまった本。
著者の佐野さんのとっても自分の心に正直な雰囲気が伝わってきますね~。
友達ってものは、お互いの利害とか、そういったものとは全く違うところに存在するもんなんだと、改めて日ごろの自分の人付き合いについて再考する機会となりました。
ちなみに、対話の相手が谷...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
佐野洋子さんのエッセイは、何を読んでも、何回読んでも面白い。しかも今回は、谷川俊太郎さんとのインタビューが中心。面白くない訳がない。
「友だちは、無駄である。」
「でも、無駄なことが、どんなに大切か。」
彼女のメッセージが、胸に響いてくる。
中高生向けに企画された本らしいが、大人にだって、充分に面白...続きを読む
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