佐野洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
母の本棚から拝借。
「ふふふ、痛いのよー」は響いた。
子供好きな人が出産の素晴らしさなんか説いたって、
子供が別に好きじゃない人たちにはちっとも響かない。
だけど、子供好きなわけではない彼女が書いているので、
とても響いた。
いつかは子供が欲しいなぁーって、思わされた。
その他、
「彼女の魅力」では、「感情がむらなく一定」であることの重要性に気づかされ、
「タフで優しければ」では、「目標とする女性像だわぁ」とうっとりし(笑)、
「愛する能力」では、「恋愛は無法地帯」にナットクさせられました。
最初は「ふつうがえらい」っていうタイトルがちょっと好きになれません -
Posted by ブクログ
たまにこういう勘繰りたくなる本がある
おじさんはとにかく大事な傘を濡らしたくない
だから雨が降ってもささない
あめがふったらぴっちゃんちゃん
と心地好い言葉の調でお子さんも楽しく読める
さて、大人の時間だ
大事な傘、いいだろう。では傘を持ち外に出るのはどんな時か?
曇天や元々雨の日、または雨予報だろう
そう、おじさんは雨により使うだろうから持ち出している
にも関わらず使用しないのだ
ああ、おじさんよ
あなたの亡くなった妻の愛用だったのだろうか
ああ、おじさんよ
父親が大事にしていた傘だったのだろうか
ああ、おじさんよ
初めての子供にプレゼントした記念の傘が今では所有者がいなくなったのだろ -
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Posted by ブクログ
思いがけず、先日亡くなられた谷川俊太郎さんが登場してびっくりした。絵がそっくりだった。
他のシリーズよりは比較的ライトだった。
子育てについてと、老いることについてが心に響いた。
◯私は胃を痛めたり、身をよじって泣いたりする必要があったのだろうか。太っ腹に、どーんとおおらかに笑っていても、子供は子供の流儀を見つけていったのではないだろうか。
◯(暴力をふるっていた教師がいた。水に流して一緒に酒を飲むものもいれば、絶対に許さないと感じ、絶対に部下に暴力を振るわないと誓っている人もいる)
同じ行為が受け手によって全く違う意味を持つのだ。こだわり続けることで、自分を作る人もいれば、流すことで生 -
Posted by ブクログ
まず1977年に発行された絵本であることに驚き。
私が手にしたのは中古で、2004年のもの。
すでに、かれこれ20年前に印刷された代物である。
この100万回生きたねこは、100万回手に取られた絵本かもしれないなと空想する。
一方で内容は…、
一度読んだだけでは何も引っかからず。
大人になった私の無機質な心では、何も感じられなくなってしまったのだろうか。
理由はよくわからないけど、話題の絵本、長く読み継がれている絵本なので、子どもに読み聞かせしてみたいと思う。
子どもの純粋無垢な心で読むと、どんな印象になるのだろう。それを知るのが楽しみ。
とにかく、ちょっと変わった絵本である、と思う。
子