佐野洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
母の本棚から拝借。
「ふふふ、痛いのよー」は響いた。
子供好きな人が出産の素晴らしさなんか説いたって、
子供が別に好きじゃない人たちにはちっとも響かない。
だけど、子供好きなわけではない彼女が書いているので、
とても響いた。
いつかは子供が欲しいなぁーって、思わされた。
その他、
「彼女の魅力」では、「感情がむらなく一定」であることの重要性に気づかされ、
「タフで優しければ」では、「目標とする女性像だわぁ」とうっとりし(笑)、
「愛する能力」では、「恋愛は無法地帯」にナットクさせられました。
最初は「ふつうがえらい」っていうタイトルがちょっと好きになれませんでした。
向上心のない人たちの開き直りっていうか、
頑張れない人たちの負け惜しみっていうか、
結局「普通止まり」な人たちの傷のなめ合いか、
そんな風にうつったから。
でも、全然違う
あたしの解釈が間違っていました
あたしは上手に言葉にすることはできないけれど、
巻末で河合隼雄氏がちゃんと私が感じたことを言葉にしてまとめてくれています
さすが心理学者
いいこと書いてます
んーやっぱり佐野洋子好きだなぁ
次は「シズコさん」読みたい -
Posted by ブクログ
本のタイトルが気になり手に取ったが、読んでみると、内容はむしろタイトルとは逆に感じられた。前半は少しだるく感じたものの、後半からはスイスイと読み進めることができた。
私自身、子どもの頃の記憶はかなり薄れているのだが、佐野さんは幼少期の出来事を随分細かく覚えているのだな、という印象を受けた。引き揚げ者である佐野さんが小学校低学年の頃に敗戦を迎え、世の中が大きく揺れ動く時代の中で経験したことが、その後の記憶や人との関わり方の土台になっているのだろうか。
「友だちというものは無駄な時をともについやすものなのだ。」
また、
「昔すごく仲よくても、属する世界がだんだんちがって、やがて決定的に別世界の人になっちゃう人もたくさんいるのね。」
という言葉には、「あー、そうだな」と痛感させられた。
そして読み終えてふと感じたのは、今の時代、タイパやコスパを優先する価値観が広く浸透しているが、「無駄な時をともについやす」機会そのものが減っているのではないか、ということだった。
私自身、本筋とは関係のない話が入ってくると、面倒だからさっさと本題を終わらせたいと思ってしまうことがある。けれど、友だちと過ごす時間というのは、本来そういう本筋から外れた無駄な時間も含めて、その人との関係をつくっていくものなのかもしれない。
そう考えると、今は「無駄な時間」を意識的につくらなければ得られないものになっているのだろう。
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Posted by ブクログ
義母に勧められ、楽しく読み終えた。
初めてエッセイを読んだがとても魅力的な人だ。
2010年に永眠されたとの事、するとこれはその少し前に書かれたエッセイかと思うが、なるほどそれなら頷ける。ちょっと今の感覚とは違うところがあるように思う。
夫婦の関係について書かれているものが案外多く、まるで人は結婚するのが当たり前のようでそこに少し違和感があった。でも周りが夫婦だらけな環境ならばそうだよねと理解はしている。
「わけがわからん」以前に他人の夫婦関係の在り方に興味がないせいだけかも知れないが。
息子の嫌なところが自分と似ていると気付く件は面白かった。
何故なら勧めてきた義母とその息子(夫)が正にそれだからだ。……私にこの本を勧めてきた意図はそこか?
それはともかく、余命宣告を受けた時の「ラッキー」という感覚は素敵だった。
抗がん剤治療の辛さはあえて軽い表現にし、身体が楽な時の幸福な時間を全面に出してくれているので尚そう思える。
余命宣告を「お金の算段を付けられる」という感覚に置き換えられる心の強さは何とも頼もしいし、確かにその通りと膝を打つ。
大前提として、そう思える様な人生を送って来たというのが重要なのだが。
老後のお金、たっぷり持ちたいよなぁ…
あ、そうそう。
お葬式で息子が棺桶にかじりついて泣く、っていうのは残念ながら無いんじゃないかな(笑)
似たもの親子なら多分。 -
Posted by ブクログ
古典の入口として貸して頂いた
のがこの本でした。
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✾私はそうは思わない
✾佐野洋子
✾筑摩書房
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私の知識のなさと、
古典への苦手感は半端ではない。
さて、まずそうっと開いてみる。
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なぜか居心地の悪さを感じる。
居たたまれなさというか、落ち着かなさというか。
タイムスリップしたような気持ちになる。
知らない場所、知らない人。知らない時間軸。
歴史と言うには新しすぎて、
今の時代と言うには昔すぎる。
これがきっと初めてだから
慣れないからこんな気持ちになるのだろうなぁ。
読書でもこんな気持ちになることを初めて知った。
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佐野洋子さんは
『100万回生きたねこ』の著者さん。
それさえ知らぬまま本を開いたから、
まっさらな状態。
なんとなく、
折り目を正さなきゃいけない感じを感じていた。
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この本の中身はエッセイだから、
子供の頃の話、家族の話、考えなど、
飾らず、ざっくばらんに話してくれる。
最初の自己紹介的質問の応答はとても興味深く、
集中して読んでいた。
そして気さくな方だということがわかって
肩の力が抜けて読んでいくことができた。
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本を読んだ後次の本として、
100分de名著の谷川俊太郎特集を開いたところ、
佐野洋子と結婚、離婚の言葉が書いてある。
びっくりした。これこそセレンディピティ。
同じ世代の人でしかも夫婦だったんだ。びっくり。
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そんな情報を知ってから読んでいたら、
また印象も違ったんだろうなぁ、なんて思いながら、
これはこれでよかった。と、
初めての読書を終えたのでした。
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Posted by ブクログ
たまにこういう勘繰りたくなる本がある
おじさんはとにかく大事な傘を濡らしたくない
だから雨が降ってもささない
あめがふったらぴっちゃんちゃん
と心地好い言葉の調でお子さんも楽しく読める
さて、大人の時間だ
大事な傘、いいだろう。では傘を持ち外に出るのはどんな時か?
曇天や元々雨の日、または雨予報だろう
そう、おじさんは雨により使うだろうから持ち出している
にも関わらず使用しないのだ
ああ、おじさんよ
あなたの亡くなった妻の愛用だったのだろうか
ああ、おじさんよ
父親が大事にしていた傘だったのだろうか
ああ、おじさんよ
初めての子供にプレゼントした記念の傘が今では所有者がいなくなったのだろうか
ああ、おじさんよ
初めての給料で買ったのだろうか
ああ、おじさんよ
婚約者と待ち合わせ、見つけて手を振ったところ脇見運転に彼女は飛ばされ、転がった傘を今も持ち、あの時の雨の日を彼女と待ち続けているのだろうか
あ?そんな話でないだろって?
ええやん、別に 懐が深い作品ってことで