佐野洋子のレビュー一覧

  • 佐野洋子対談集 人生のきほん
     自己啓発本のようなものをよく読むことがあるけれど、
    こういう対談集でそれぞれ歩まれた人生を語りながらの
    価値観や文化、思考を知るっていうスタイルは
    意外にいいもんですね。受け取りやすい。
    語り手が見えすぎているから、説得力がある。
    しかも、この3名という豪華さ。
    面白かったです。

     佐野さんのお...続きを読む
  • 友だちは無駄である
    友だちは人生に直接役立つものでなく、役立ったらそれは友達でなく別の何かである。友だちと共に過ごす無駄な時間こそ貴重である、とか。
    対談形式はなんだか入り込みにくいけど、この対談相手佐野さんと仲良しなのかなあ、頭がよくてインタビュアーとして冴えてて佐野さんとの会話のテンポもすばらしいなあ、と思ってたら...続きを読む
  • 私はそうは思わない
    好きな本…「サン・ミケーレ物語」「アフリカの日々」「クレーブの奥方」「ぽるとがるぶみ」「ねずみ女房」「絶対安全剃刀」

    ううんおれメロン食いたい 『野々宮』は『天使のお道具』を運ぶ 腹が立っている時は自分がまっとうである様な気がして元気が出る  「私はそうは思わない」というのは「私はこう思う」という...続きを読む
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん
    軽々と語られているのに一つ一つの言葉が重い。読み終えたらなぜだかちょっと涙が出た。佐野さんのご冥福をお祈りします。
  • がんばりません(新潮文庫)
    百まんかいいきたねこの著者のエッセイ。等身大とおもわれる人物像にゆったり。一気読みじゃなくて、空いている時間にすこしずつ読んでいきたい本。
  • 佐野洋子対談集 人生のきほん
    途中で終わってしまっているのが残念。リリーさんとの対談がもっと読みたかった。やっぱり子どもを生むと人生観が変わるという話には子どもがいない身としては実感がわかないけど、まあそうなのかもと思ったりもする。
  • ふつうがえらい(新潮文庫)
    正論を嫌うあまり、逃げて茶化して攻撃し始めて会話が成り立たなくなるのがうちの家人なのだけど、彼女が言いたいのはこういうことなんだろうなと思った。
    佐野さんは佐野さんの「正しい」という判断に「理由は分からない」ということを説明してくれ、それでもどうして自分は正しいと感じるのかということを説明してくれる...続きを読む
  • 神も仏もありませぬ
    面白かった。佐野さんは少し前までは絵本「100万回生きた猫」の作家で、この間「シズコさん」を読んだ時には絵本作家とはまったく別の顔を見せられて衝撃を受け、今回はとっても自由に生きる一人の魅力的な人間だった。老いてますます元気になんて言わないところがいい。もう引退したい、くらいに思っているところがとて...続きを読む
  • がんばりません(新潮文庫)
    著名な絵本作家さんなのだそうですよ。
    絵本作家さんって夢の国に住んでるような
    人なのかと思ったら案外ふつうの人だったんだ、
    と、そうゆうのを佐野さんは吐き出したかったそうです。
    佐野さんのようなまっすぐで強い女性に憧れます。
  • 友だちは無駄である
    表題についつい惹かれて手にとってしまった本。

    著者の佐野さんのとっても自分の心に正直な雰囲気が伝わってきますね~。
    友達ってものは、お互いの利害とか、そういったものとは全く違うところに存在するもんなんだと、改めて日ごろの自分の人付き合いについて再考する機会となりました。

    ちなみに、対話の相手が谷...続きを読む
  • 神も仏もありませぬ
    ちょうど「ジャージの二人」とこちらを同時に読んでいて・・・
    長嶋有&父が登場したのが、なんだかうれしかった。
  • 友だちは無駄である
    友情って何?
    友達って本当に必要?

    「友だちは無駄」と言い切った大胆なタイトルの裏に隠された、繊細で柔らかい佐野さんの子供時代。
  • がんばりません(新潮文庫)
    神も仏もありませぬよりも大分前に書かれた作品。
    どれも短い散文の寄せ集め見たいな本だけれど、
    この人の何気ない発言にいつもはっとさせられる。
    辛口だけれど、大切なものに気づかせてくれる気がする本。
  • ふつうがえらい(新潮文庫)
    母の本棚から拝借。

    「ふふふ、痛いのよー」は響いた。
    子供好きな人が出産の素晴らしさなんか説いたって、
    子供が別に好きじゃない人たちにはちっとも響かない。
    だけど、子供好きなわけではない彼女が書いているので、
    とても響いた。
    いつかは子供が欲しいなぁーって、思わされた。

    その他、 ...続きを読む
  • 友だちは無駄である
    佐野洋子さんのエッセイは、何を読んでも、何回読んでも面白い。しかも今回は、谷川俊太郎さんとのインタビューが中心。面白くない訳がない。
    「友だちは、無駄である。」
    「でも、無駄なことが、どんなに大切か。」
    彼女のメッセージが、胸に響いてくる。
    中高生向けに企画された本らしいが、大人にだって、充分に面白...続きを読む
  • 友だちは無駄である
     中高生向けのちくまプリマー新書からの文庫落ち。インタヴュー形式で、佐野洋子の「友だち論」が詳細に語られる。封印したはずの過去の自分の感情が激しく揺さぶられて、非常に困った(苦笑)。 思春期になった息子らに、ぜひとも読ませたい。思春期の子供によって「親は敵」だから。親の言葉よりも深く心に染みて響いて...続きを読む
  • がんばりません(新潮文庫)
    この人の率直さ、好きだなぁ。
    がんばらない、ってのは肩肘張らない、って意味で、無気力、ってことじゃないのね。
    話が飛びに飛んで論理的にはむちゃくちゃだけど、なんとなく言ってることはわかるのがいい。
  • 100万回生きたねこ
    死生観に関する授業で初めて読んだ。
    話のテンポ感が良い。
    命の重さを感じさせられる話だなと思ったけれど、消化しきれないもやもやした感情が残った。
    まだ今の自分では理解しきれない。
  • おじさんのかさ
    なかなか傘をささないおじさんに、傘をささない理由が決め文句になっていて、テンポよく読める本。
    子どもも楽しめました。
  • 死ぬ気まんまん
    読み辛い、うるさい近所の婆さんのどうでも良い主張を聞いている気分でどうも心地よいものではないが、中にはなるほどと思う発言がある。

    引続き死に興味があり、余命2年を宣告された著者の主張を読む。「脳卒中は大変、ガンはいい病気」はそうかなと思う。

    どのような人かとググって見ると「100万回生きたねこ」...続きを読む