佐野洋子のレビュー一覧

  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    2007/04/30高円寺書林にて購入。正直で、率直でおもしろなエッセイ。100万回生きた猫の作者。他にも読んでみようっと。

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    2009年10月04日
  • 私の猫たち許してほしい

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    ひとつのテーマでいつつからむっつほどのエッセイを、子供時代の思い出だったり大人になってからの思い出だったり家族の思い出だったりを織り交ぜながら、語ってゆくもの。べらぼうに面白いです。あっという間に読んでしまいました。

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    2009年10月07日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    2〜3ページずつの短いエッセイがたくさん入ってる本。どこを読んでも面白かった。そうそうそうそう!という感じ。
    たいていの場合、あちこちにお差しさわりがあったりとか、そういうつもりはないけど無造作に選んだ言葉で人の気分を害してしまったりとか、はたまたどう言葉を選んでも表現をこねくり回しても 「アタシあんた嫌い」 ということがバレてしまうから言えないとか、、、いろいろ気にして結局なんのこっちゃ、みたいなもやもやしたような寝言のようなことしか言えなかったりしますが、この本はそんなことお構いなしに、言いたいことをスパー!っと言ってのけるの連続で、本当に気持ちがスカー!っとしました。

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    2009年10月07日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    絵本『100万回生きた猫』の著者です。読み終わったあと、すっきりとした気持ちになれました。こんな風には生きられないけれど、憧れます。

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    2009年10月04日
  • 神も仏もありませぬ

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    『神も仏もありませぬ』(筑摩書房)を読む。この佐野洋子さん、なんだかとっても面白い人。御歳65歳。鏡に映ったご自分の容姿にぎょっとしたり 過激な言葉を宣ってみたりと とても正直で、且つかわいらしいの。どんな女性なんだろう。豪快で繊細。文章も個性的で、所々 『_・)ぷっ』って笑える。ユーモアがあるんだね。

    絵本『百万回生きたねこ』(有名なんでしょ?)を描いた絵本作家さん。この『神も仏も・・』は彼女のエッセイ集だ。

    佐野さんは、生きていることにいくつになっても慣れきっていないところが素敵なんだよね。。冗談みたいなこと言いながらも、生きていくことに対して本当に謙虚。そして 歳とったなどとおっ

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    2009年10月04日
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

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    100万回生きた猫・・・を書いた人。
    あなたこういう人だったんですか!!!ってとても素敵です。
    でも、わたしふつうだわ・・・なんて言ってる人って、とうていふつうじゃなんかありません。
    そんなふうにふつうは、ひらきなおれないんです。
    最高。

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    2009年10月04日
  • 神も仏もありませぬ

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    最終章まできて、泣きそうになった。仕方ないよね、仕方ないよね、と繰り返される言葉が強くて、でも脆い。生きるって、老いるって、こういうことなのか。

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    2009年10月04日
  • 100万回生きたねこ

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    かなりのロングセラー作品。

    とても愛情深い一冊です。

    百万回人生を繰り返してきた猫が人生の大切なことに気づく。

    多くの人に読んでもらいたい本です。

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    2025年08月02日
  • ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ

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    人間年をとっても子どものころと何も変わらない自分がいる。感じるものは変わらないんだなぁ。不便なことへのノスタルジー、ブスは税金を安くするなどユーモアたっぷりでなるほどと感心。知人や猫の死への思いはしみじみと迫ってくる。

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    2025年07月13日
  • おじさんのかさ

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    りっぱなカサ
    使わないで大事にするより、
    大事に使う方がいいよね〜

    おじさん、
    それに気づいて良かったね^ ^

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    2025年07月12日
  • おじさんのかさ

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    ネタバレ

    おじさんには自慢のかさがある。
    雨が降っても、濡れてしまってはもったいないと思いささない。
    結果自分が濡れてしまうが、それもかまわない。
    かさが濡れなければそれで良い。
    そんなかさ大好きおじさんの
    お話。

    流行りに流されず、自分の好きなものを貫き通すことの大切さを教えてもらった。
    最後の奥さんの言葉も印象に残った。
    『あら、かさをさしたんですか。あめがふっているのに。』
    素敵な夫婦

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    2025年07月10日
  • 100万回生きたねこ

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    内容をうろ覚えになった頃、また読み返してみる本。

    生意気そうで自慢する自分好きな猫、それでもほんとうにほんとうに大切な存在に出会えたときは、素の自分が顔を出し愛情を注ぐ。
    大切な存在とのそばにいられる安心感ともう会うことの出来ない喪失感、温かさも受け応えも伝わらなくなる寂しさが動かなくなるまで涙した猫の様子がうかがえる。

    大切なものを失って本当の自分、優しさ、愛…がわかってくる。
    涙って正直だけど、悲しみに向き合うときはまだその現実を受け止めきれてなく、あとから後から実感してくる。
    猫にとってこれまで何度も生と死を繰り返したのは、ほんとうに大切な存在に出逢うまでの試練の道のりだったのかな。

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    2025年04月26日
  • 新装版 ぺこぺこ

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    ふんだ、ふんだ。
    小さい子にこのお話の深い部分は伝わるんだろうか。
    ふんだ。
    私はいばりんぼうじゃないけど、たまには言ってもいいじゃないか。
    ふんだ。

    …でも本当に見習うべきは王様よね。
    ぺこぺこしているけど、『平和』というものを理解している。
    だからお妃さまも大臣も食べられる魚までもが「ふんだ」と言いつつも王さまに従うんだろうな。
    大砲をぺこぺこして避けちゃうなんて素晴らしくない?
    兵隊だけじゃなくお城も木も草もみんなぺこぺこしちゃって被害はひとつもない。
    攻めてきた方だって、玉を使い果たして疲れ果てただけで怪我すらしてない。
    で、一緒にご飯食べて帰っていく。
    王さま素晴らしい!

    そもそ

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    2025年03月16日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    佐野さんが罪悪感と憎しみの狭間からゆるしを見つめる心情にグッときました
    母も歳をとる わたしもそうだけど 自分と母のこともいろいろかんがえました
    わかるーーってところもあったし、全然わからないこともあった
    良き時に死ぬ 生まれてこない人はいるけど死なない人はいない それもなんだか救われた言葉でした

    佐野さん涙が出てよかったです

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    2025年03月14日
  • 嘘ばっか 新釈・世界おとぎ話

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         『嘘ばっか』


    こちらは再読。

    作者は『100万回生きたねこ』でお馴染みの
    佐野洋子さん。

    「嘘ばっか」は…

    二十六編のお伽話のパロディです。
    一編一編がとても短く
    サックサク読めちゃいます。
    ただ…内容は決して夢いっぱいでもなく
    「きれいごと」もないもんだから…
    只々、感じ入ってしまいます。

    生意気言っちゃうと…
    感動は全くないです【一度読んだだけでは】
    お伽話のように何度も時間をかけて読むと
    ジワリジワリきます✨

    それぞれの登場人物の一人称視点で語られるんだけど…
    浦島太郎は乙姫様、親指姫は父親だったりで
    このお話はいったい誰目線?
    って迷子になっちゃうときもあるの。

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    2025年02月12日
  • 100万回生きたねこ

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    子どもの頃読んだのだけど、こうも印象が変わるのですね。シロネコと出会い100万回生きたネコは本当の愛を知り2度と生き返らなかったのですね。

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    2024年12月21日
  • おじさんのかさ

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    おじさんの、傘を使いたくない気持ちが何となく分かる。
    でも子供たちの楽しそうな姿を見て、自分も!と挑戦するのが素敵。

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    2024年11月19日
  • シズコさん(新潮文庫)

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    合わない母と娘なんてこの世にごまんといる
    友人だったら合わなければ付き合わなければいいけど、母娘だとそうもいかない
    なんと難儀なことか
    でもきっと時間をかけてそれを乗り越えて、歩み寄って、許し合うことが神様の与えた試練だと思うことにしている
    なんか自分と母との関係を思い出してしみじみとした

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    2024年11月10日
  • ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする

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     佐野さんにはあまり大切に思っていなかった友達がいたそうだ。見栄っ張りで嘘つきで、派手好きで、かっこばかりつけるバカな奴と思っていた。
    その友達が入院してお見舞いに行った時、その友達の大切さに初めて気がついたという。

    ◯この人は、私の馬鹿なところ、だめなところ、嫌なところ、くだらないところを引き受けてくれていたのだ。
    この人がいなかったら、私の嫌なところ、くだらないところは行き場を失って、私の中に溢れかえって生きてはいけなかったのだ。
    立派な尊敬に値する友人だけを持っていたら、私はなんと貧しい土に生きている生き物だっただろう。 二人で過ごしたおびただしい無駄な時の流れ、その無駄を吸い上げて、

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    2024年11月06日
  • ヨーコさんの“言葉”

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    ネタバレ

    NHKの番組に、「ヨーコさんの言葉」というものが2014年辺りにあったらしい。その書籍版。

     北村裕花さんの絵がたくさん描かれていて、それに佐野洋子さんのエッジの効いた言葉が添えられている。

     やはりこの方はただものではない。なんでもないような言葉が、心の奥深くまで染み込んで揺さぶってくる。少ない言葉でとめどなく襲ってくる。

     佐野洋子さん、大好きだなぁと改めて思う。
     
     特に好きだったところを少し…


    ◯愛は身近にいるものを
    いつくしむところから生れて、
    それは実に
    不公平なえこひいきで、
    美意識すら変えるものなのだ。


    〈個人主義のベルリンの老人たちを見て〉
    ◯いかに長い歴史と

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    2024年11月05日