宗田理のレビュー一覧
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映画化作品。
史実を元に戦下の友情を描いた感動作。
昭和18年,東京から愛知の国民学校へ疎開した少年。
自然の中を駆け回って遊ぶうちにかけがえのない親友ができる。
しかし,戦争はそんな少年たちも巻き込んでいく。
豊川工廠で働いていた彼らは,苛烈な空襲の中,
捨て身の覚悟で互いを守り合う。
本作は現代の不登校の子どもがその話を聞くという形式をとる。
著者自身もあとがきで現代と戦時の子どもを比較して述べている。
彼らの未来には死が待っていたというのに,目は輝いていた。
現代の子どもたちはなぜ目が輝いていないのか。
なぜ不安ばかり口にしているのか。
決して,戦時を生きた人たちが -
Posted by ブクログ
「悪夢ではないき。おれたちの青春だ」正志の視線は、解放区という文字にはりついたまま動かない。
「解放区なんて言葉、徹はどこでおぼえたのかしら。あなた、おしえたの?」「いや、おしえてない。しかし、おれたちはいつも、あのころのことを話していたじゃないか。知らずに頭の中に入っていたんだろう」
登場人物多いから話入ってくるか心配したけど、最後までキャラ付けできなかったけどまぁ読めた。すっごい昭和。セン公とかポリ公とかスケバンとか。
子どもの言いたいこともわかるし、大人も醜悪に描かれてるけど、子どももまぁ度が過ぎていて肩入れできない。痛快で読みやすいけど、言葉を選ばず言うならちょっと胸糞。
時代が変わ -
Posted by ブクログ
この本を手に取る前に仕事で一緒になった人に、
趣味は読書と伝えたら、
「宮部みゆきやぼくらの七日間戦争を読んでいた」
とその方が仰っており。
角川文庫文庫の夏フェア2026で本書を見つけて、
手に取りました。
私がだいぶ大人だからか、唐突に始まる印象と
主人公たちが解放区と称して工場跡に立てこもる理由があまりわかりませんでした?
でも、
わかっているなりの訴えや抵抗が
だいぶ大人になった私も気づいてないところで
この物語に登場する保護者や教師のようになってないか。
1ミリでも保身のような気持ちやずるい気持ちを持ってないか。
普段だったら手に取らなかったと思うので、
フェアに感謝です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ古本屋で買いました!
ぼくらのシリーズが有名なので、特に評価が良かった本作を選んでみました。
物語の展開が早く、絵をついているので読みやすかったです。
でも、今年で30になる私には少々子供っぽい内容でした。。笑
そもそも大人が読む本ではないのかもしれませんが、内容が無理がある箇所が所々あり、ちょっとそれはないでしょーっていうシーンになると、現実に戻される感じがしました。
せっかくいい設定なのに、所々の無理のある内容をもう少し作り込めばとても良い物語になると思います。
落とし穴で撃退するっていう中学生の考えを、いい大人が実行するって笑
ちょっと考えていたのと違っていたので、私個人の意見です。 -
Posted by ブクログ
1985年の発売当初からいつかは読もうと、40年近く経ってしまいました。
当時、若者世代だった我々を「新人類」という言葉でひとくくりしていたバブル時代の作品です。
映画化もされて単なる娯楽作品かと思っていましたが、読んでみれば学生運動真っ只中を経験した作者がその時代の若者に警笛を鳴らしている様にも感じられます。
当時無かった、スマホがあり、〇〇ハラスメントというワードが当たり前の様に浸透している今の時代に読むと昭和丸出しで懐かしさ以外は違和感を感じずにはいられません。
これだけメジャーだった小説も、時代の変化にはついてはいけない儚さを感じてしまいました。