宗田理のレビュー一覧
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映画化作品。
史実を元に戦下の友情を描いた感動作。
昭和18年,東京から愛知の国民学校へ疎開した少年。
自然の中を駆け回って遊ぶうちにかけがえのない親友ができる。
しかし,戦争はそんな少年たちも巻き込んでいく。
豊川工廠で働いていた彼らは,苛烈な空襲の中,
捨て身の覚悟で互いを守り合う。
本作は現代の不登校の子どもがその話を聞くという形式をとる。
著者自身もあとがきで現代と戦時の子どもを比較して述べている。
彼らの未来には死が待っていたというのに,目は輝いていた。
現代の子どもたちはなぜ目が輝いていないのか。
なぜ不安ばかり口にしているのか。
決して,戦時を生きた人たちが当時を美化しているだけではない。
個人的には,戦後の復興政策にその端緒があると思うが,
過去を論じても仕方ないので,未来を少しでも変えていきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私が十三歳の黙示録を読んだ当時、幸雄と同じ13歳でした。なんだかすげえ話だな、程度にしか思わなかったものですが、そんな私も一児の親となり、ふと思い立ってこの話を読みました。
物語の組み立てがどうこうというよりも、考えるきっかけとして価値とある一冊です。少年犯罪がスポットに当たってますが、殺人という罪を犯した者、被害にあった者、その関係者の心の在りようについて思いを巡らせる事ができます。
私は、どんな大義名分があろうと、人を殺す事には反対です(理想論である自覚もありますが)。
そんな私から見ると、寿江は菩薩の如き存在でした。夫の気持ちが分かる。私はたぶん、子を殺されたら一生許せない。幸雄が大活躍してる様をみて、良かったんだと思える日など到底来ると思えないな。
かと言って、では罪を犯した者が立ち直ることは許されざることなのか?というとそんなわけはないはず…と、我ながら矛盾を抱えながら悶々と読み進めました。(あと部外者が叩くのはどう考えてもおかしい)
一つだけはっきりと幸雄に同意できることは、自殺は卑怯であるということ。内山はすべてを放棄し、幸雄に被せて逃げてる。命を粗末にしちゃいかん。 -
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「悪夢ではないき。おれたちの青春だ」正志の視線は、解放区という文字にはりついたまま動かない。
「解放区なんて言葉、徹はどこでおぼえたのかしら。あなた、おしえたの?」「いや、おしえてない。しかし、おれたちはいつも、あのころのことを話していたじゃないか。知らずに頭の中に入っていたんだろう」
登場人物多いから話入ってくるか心配したけど、最後までキャラ付けできなかったけどまぁ読めた。すっごい昭和。セン公とかポリ公とかスケバンとか。
子どもの言いたいこともわかるし、大人も醜悪に描かれてるけど、子どももまぁ度が過ぎていて肩入れできない。痛快で読みやすいけど、言葉を選ばず言うならちょっと胸糞。
時代が変わったのか読み手の立場のせいか、あんまり思春期の子どもに薦めたいとは思わなかった。 -
Posted by ブクログ
この本を手に取る前に仕事で一緒になった人に、
趣味は読書と伝えたら、
「宮部みゆきやぼくらの七日間戦争を読んでいた」
とその方が仰っており。
角川文庫文庫の夏フェア2026で本書を見つけて、
手に取りました。
私がだいぶ大人だからか、唐突に始まる印象と
主人公たちが解放区と称して工場跡に立てこもる理由があまりわかりませんでした?
でも、
わかっているなりの訴えや抵抗が
だいぶ大人になった私も気づいてないところで
この物語に登場する保護者や教師のようになってないか。
1ミリでも保身のような気持ちやずるい気持ちを持ってないか。
普段だったら手に取らなかったと思うので、
フェアに感謝です。 -
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ネタバレ古本屋で買いました!
ぼくらのシリーズが有名なので、特に評価が良かった本作を選んでみました。
物語の展開が早く、絵をついているので読みやすかったです。
でも、今年で30になる私には少々子供っぽい内容でした。。笑
そもそも大人が読む本ではないのかもしれませんが、内容が無理がある箇所が所々あり、ちょっとそれはないでしょーっていうシーンになると、現実に戻される感じがしました。
せっかくいい設定なのに、所々の無理のある内容をもう少し作り込めばとても良い物語になると思います。
落とし穴で撃退するっていう中学生の考えを、いい大人が実行するって笑
ちょっと考えていたのと違っていたので、私個人の意見です。
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以下は、備忘録としてGeminiに要約してもらった内容です。
1. 秘島への誘いと予期せぬ発見
主人公の菊地英治(英治)たち「ぼくら」メンバーは、「南太平洋の美しい秘島にタダで行ける」という魅力的な話に乗って、島へと向かいます。当初は、島でサバイバルをするような展開になりますが、彼らはジャングルの奥深くで、地図にも載っていないバンダリ王国という黄金の宮殿を持つ幻の王国を発見します。
2. 島の秘密と大人たちの野望
バンダリ王国で暮らす人々から、この島には万病に効く奇跡的な薬効を持つ秘密の植物が自生していることを知ります。この情報は、やがて悪徳な多国籍製薬会社の知るところとなります。
3. 戦争の勃発
製薬会社は、この万能薬の原料を独占し、巨額の利益を得るために、私設の傭兵部隊を率いて島を武力で占拠しようと上陸してきます。彼らは戦車や戦闘車両、重武装の兵士といった近代兵器を持ち込み、平和なバンダリ王国と美しい自然を脅かします。
4. ぼくらの反撃
英治たち「ぼくら」は、島の王族や王国の人々と力を合わせ、製薬会社の侵略部隊との**「無人島戦争」**を開始します。
• 英治の冷静な判断と行動力。
• **瞬(ひとみ)**をはじめとする女子たちの機転と共同作戦。
• トリッキーなトラップや心理戦など、少年たちならではの得意のいたずらや知恵を駆使して、大人たちの重武装を出し抜き、翻弄します。
結末として、ぼくらは島の自然と王国を守るため、知恵と勇気で巨大企業の理不尽な侵略を打ち破ります。
この物語は、宗田理氏が描く、少年たちが理不尽な大人たちに立ち向かい、勝利する痛快な冒険活劇の要素が凝縮された作品です。 -
Posted by ブクログ
1985年の発売当初からいつかは読もうと、40年近く経ってしまいました。
当時、若者世代だった我々を「新人類」という言葉でひとくくりしていたバブル時代の作品です。
映画化もされて単なる娯楽作品かと思っていましたが、読んでみれば学生運動真っ只中を経験した作者がその時代の若者に警笛を鳴らしている様にも感じられます。
当時無かった、スマホがあり、〇〇ハラスメントというワードが当たり前の様に浸透している今の時代に読むと昭和丸出しで懐かしさ以外は違和感を感じずにはいられません。
これだけメジャーだった小説も、時代の変化にはついてはいけない儚さを感じてしまいました。