宗田理のレビュー一覧

  • ぼくらの七日間戦争
    子どもたちと、彼らを取り巻く社会との葛藤は今も昔も変わらずにある。そして、この本の中で社会に葛藤を感じているのは子どもだけではなくて大人もだと思う。しかし大人はそれを考えることを止めたり、自分の都合の良いように解釈して、社会の中で生活している。その見えない(本人たちも気づかない)不安や閉塞感や支配欲...続きを読む
  • ぼくらの(危)バイト作戦
    2020年21冊目。英治たちの仲間の安永が、父親がけがをした為に収入が安定せず、代わりにもぐりでアルバイトをして学校に来ないことを心配した英治たちが、色々な知恵を駆使して安永の生活費を稼ぐという話の筋。やることは痛快で過激な子どもたちに今回も笑わせていただきました。「ぼくら」シリーズを始めて読んだの...続きを読む
  • ぼくらの大冒険
    2019年97冊目。シリーズ第3弾。今回は英治たちの通う中学にUFOを呼ぶことが出来るという木下が転校してきて、実際にUFOを呼ぶ儀式を河川敷でやったら、仲間が行方不明になってしまい、それを僕らの面々が探す話の筋。瀬川さんやレポーターの矢場さんも活躍し、この巻で大体の「ぼくら」シリーズで活躍する面々...続きを読む
  • ぼくらの七日間戦争
    2019年93冊目。20数年ぶりの再読。人生で一番最初にハマった小説のシリーズということで思い出深い。今回、アニメ映画が公開されるので、久し振りに再読してみた。キャラ小説としては人物設定がロボットみたいで、各キャラに「子供は正義、大人は敵」という作者の主義が露骨に出ていて今読むとあまりいただけない。...続きを読む
  • ぼくらの天使ゲーム(角川つばさ文庫)

    ぼくらシリーズ2冊目です。
    今回は、潰れかけの幼稚園を老稚園にしたり、タバコに水をかけたり、1日1回イタズラをするというもの。

    そんなある日、東中で、飛び降り自殺とみられる美少女が校庭で発見された。犯人は大人⁈

  • ぼくらと七人の盗賊たち(角川つばさ文庫)
    泥棒が盗んだ物を英治達が盗んだり、泥棒と戦ったり、泥棒と力を合わせてクラスメイトのアルコール中毒の父親を懲らしめたり…… 。
  • ぼくらの七日間戦争(角川つばさ文庫)
    [自宅]

    夏休み前に入手した数冊の中の一冊。折角有名な良書だし、手元にあれば読むかも、と思っていただいてきたのに、まーーーーーったくその気がなくて諦めかけていたけれど、夏休みもあと数日なのに終わっていない宿題をやっている最中、目の前にあったので逃避読みしてハマったみたい。うん、うちの子、やっぱり読...続きを読む
  • ぼくらの(ヤ)バイト作戦(角川つばさ文庫)
    色々な方法で、仲間の為に大人たちから
    お金をとるのが面白い。
    自分だったら絶対こんなことは出来ないだろう。
  • ぼくらの七日間戦争(角川つばさ文庫)
    「そうさ。子どもはおとなのミニチュアじゃないんだ。自分たちの思いどおりになると思っていたら大まちがいだ。それを、はっきりと思い知らせてやるぜ。」
    明日から夏休みという日、中学校1年2組の男子全員が廃工場に立てこもり、大人たちへの反乱を起こす!
    子どもvs大人の、ある種の闘いは昔も今も変わらない。
    ...続きを読む
  • ぼくらのデスマッチ 殺人狂がやって来た
    解放区が取り壊され7日間戦争という出来事にも一区切りがつくころ

    そんな中真田先生という新しい先生が赴任してきます。

    この先生、スパルタで、最初こそぼくらと衝突をしますが、皆のことを考えてくれていることに気づき
    次第に仲間意識を持ち始めます。

    そんな折、真田先生へ脅迫状が・・・
    実際脅迫状通りの...続きを読む
  • ぼくらのコブラ記念日
    ぼくらシリーズ20冊目
    瀬川氏は自分の最期が徐々に近づいて生きていることを実感する。
    そんな折、瀬川氏は、いつものメンバーに、自分の息子を探し出してほしいと依頼をする。
    息子に隠していいた過去の秘密を話ために。
    メンバーたちは自分たちの情報網をフルに駆使し、息子を探し出すことに成功する。
    息子との再...続きを読む
  • ぼくらの最終戦争
    卒業をまじかに控えた、いつものメンバー、相原、菊池を中心に中学校生活最後の節行式を
    どう盛り上げていくかに考えをめぐらす。

    やられっぱなしの教師も警戒の色を濃くする中・・・・

    一方刑務所から出所したルミの父親が、殺人について不可解な話を残し、消えてしまう。。
    真相に迫るメンバー

    卒業式の最後を...続きを読む
  • ぼくらのC計画
    7日間戦争を戦ったいつものメンバーは、悪いことをしている大人にターゲットを充てる。

    その名もクリーン計画(C計画)

    しかし、相手も一筋縄ではいかない・・

    敵は政界・・・

    本気で殺し屋を送り込んできて・・・
    しかし、いつもメンバーには、汚いお金のやり取りを記載した手帳がある

    真っ向からいけば...続きを読む
  • ぼくらの七日間戦争(角川つばさ文庫)
    児童書のランキングで唯一入っている小説で、昔から今も読み継がれているということでテレビで紹介されていた。
    映画で観たことがあったので、子供と一緒に読む。


    映画と違い、クラスの男子全員が解放区に参加している。そこに大きな意味があり、最後は戦車は出てこない。

    子供は大人のおもちゃじゃない。大人にな...続きを読む
  • ぼくらの七日間戦争(角川つばさ文庫)
    今更ながら読んでいます
    1985年に出版された時は衝撃だったでしょうね
    題名だけは残っています
    つばさ文庫になって子供たちにも読みやすくなりました
    解放区
    学生闘争世代には懐かしい言葉です
    わくわく読みました
    でもこの三十年の通信手段の発達をもろに感じたことも事実です

    ≪ よく聞けよ 勝手な大人よ...続きを読む
  • 2030年の旅
    8人の作家が2030年の日本を舞台に“未来”を描いた短編集。AIやドローンなど今より少しだけ進んだ技術描写が面白い。個人的には支倉凍砂の『AI情表現』がコミカルな中に切なさとある種の爽快感があって好きだった。クライマックスでの自身の限界を認識しているようなAIの言葉の数々が刺さる…
  • 2030年の旅
    2030年を想定して書かれた近未来SF。ここまでは進まないんじゃないか、いやもっと進むんじゃないかという様々な考えがあって面白い。2030年には私は60歳ですが、どんな世界になっているんでしょう?
  • 2030年の旅
    未来の日本のお話を描いた恩田陸を含む8人の作家による短編集。私が気に入った作品。

    恩田陸「逍遥」。意識上で集まった3人がなくなった時計の謎に挑む。それは空間を越えて、情報を他人と認知できる能力。いつの世界も技術が発達しても、ひとがやることは変わらないのですね(笑)

    小路幸也「里帰りはUFOで」日...続きを読む
  • ぼくが見た太平洋戦争
    ・どの部分が宗田理さん自身の体験で、どの部分がそうじゃないのか、もう少しわかりやすく編集して欲しかった。
    ・「瀬川」のモデルになった人って具体的にいたんだな。
  • 2年A組探偵局 奥の細道失踪事件
    ラッキーマウス事件時に関わった美也の父親の会社員の息子含む5人が失踪。夏休み中の松尾芭蕉の研究に向かったまま帰ってこず、2年A組探偵局に捜査依頼が。
    社会から捨てられた老人たちと共に山にいた彼らは・・・。