宗田理のレビュー一覧
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ネタバレ追悼、宗田理さん
題名は知っていたけれど、内容を知らなくて、
ニュースを見て名作であると言われていたので、
すぐに買いに行った。
子供達が生き生きとえがかれている。
色々な規則、しつけ、勉強などから解放される空間解放区なるものを作り、自由を主張する。
自分たちで考え困難に立ち向かう。
電気も通ってないところで、テレビなんかないところで過ごす方法としては、人と話をすることや体を使ったゲーム。昔はそうだったんだろう。
そういう時間を過ごして皆んな団結していく。
そして、七日間、一人も離脱しなかった。
7日後、性格がまるで変わった子もいる。
そんな子供達の様子が生き生きと描かれている。
大人達は、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ昭和3年、1928年生まれの筆者や筆者と同じ、太平洋戦争を体験した人達の実体験などが書かれている物語だった。
筆者はまだ太平洋戦争中は学生だった。その学生の間の出来事などがかかれている。
他の太平洋戦争体験記には載っていないことや、新たに知ったことなどもたくさんあり勉強になった。
本文から、知らなかったことなど
1 昭和12年、東京ではランドセルと半ズボンが当たり前だったが三河の田舎では着物に草履だった。ズックみたいなかばんをぶら下げていた。中には裸足の子もいた。みんな鼻を垂らしていて、それを袖で拭くため着物の袖はテカテカだった。人をいじめるという考えを持っていなかったため、いじめはなかった -
Posted by ブクログ
直近での印象があったので読んでみましたが、1985年作ということで、ずいぶん古いんですね。映画化が2回され、1回目は宮沢りえのデビュー作、アニメ・舞台化もされ、今年も舞台であったので、その印象かもしれません。
大学紛争も経験しているので懐かしい感じ。中高生に人気だそうだが、実際に行われるようでは大変な事態になるし、憧れ程度かも知れない。談合、選挙の票の取りまとめなども今の時代にもまだ行われているのが情けないような。
迷路や撤退などの大人への対応や、並行して行われる誘拐事件の解決法は、子供らしいというか、ほほえましい。作者は子供の心に詳しいと感心してしまう。