宗田理のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
序盤のテンポや説明不足の感は否めないですが終盤の畳み掛けるように真実が明かされ…胸が大変痛くなりました。
少年法については最近はあまり聞かない気がしますが2000年に文庫発行ということで話題の時期だったろう。この作品は以前一度読んでいましてそれは私が高校生の時だったと思いますがこの升本幸雄というキャラクターに大変惹かれた記憶があり台詞をメモったぐらいでした。復讐のために13歳まで生きました。かっこよすぎです。
しかし序盤のテンポの悪さは最悪です。うーん。続編も以前読みましたがうーんだった気がします。この作者の文章は読みやすいが分かりにくくて。
でも幸雄のキャラと終盤の真実でこの評価ー -
Posted by ブクログ
映画化作品。
史実を元に戦下の友情を描いた感動作。
昭和18年,東京から愛知の国民学校へ疎開した少年。
自然の中を駆け回って遊ぶうちにかけがえのない親友ができる。
しかし,戦争はそんな少年たちも巻き込んでいく。
豊川工廠で働いていた彼らは,苛烈な空襲の中,
捨て身の覚悟で互いを守り合う。
本作は現代の不登校の子どもがその話を聞くという形式をとる。
著者自身もあとがきで現代と戦時の子どもを比較して述べている。
彼らの未来には死が待っていたというのに,目は輝いていた。
現代の子どもたちはなぜ目が輝いていないのか。
なぜ不安ばかり口にしているのか。
決して,戦時を生きた人たちが -
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