【感想・ネタバレ】13歳の黙示録のレビュー

あらすじ

札付きの非行少年・幸雄の閉ざされた心に、中学教師の千佳は献身的に向き合おうとする。少年の内にあった驚くべき葛藤とは? そして周囲の心配どおり、13歳の幸雄は千佳にナイフを向けた! 彼はなぜ、人を殺してしまったのか? どの教師も手を焼く非行少年の心を、千佳はこじ開けようとしたが……。少年向けに物語を紡ぎ出してきた著者が世に問う「人を殺めることの重さ」。親も子も読みたい、胸に迫る感動の傑作、心に突き刺さる衝撃作!

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Posted by ブクログ

これはテーマを持った文学です。宗田理さんはやはり凄い作家さんだったんだなと改めて思いました。エンタメだけでなく、感情に訴え心に残る作品も作れるし文章の構成力もさすがですが、シンプルで難しい言葉は使わなくとも読み応えがあり、あらゆる人向けにかける宗田さんはやはりすごいですね。子供にも大人にでも響くと思います。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

人を殺してはいけない。そのメッセージが強く強く伝わってきます。何故少年は罪を犯してしまったのか、なぜ本のタイトルが13歳の黙示録なのか。本当に考えさせられる本です。テーマは重いですが文章は読みやすいので是非13歳の子供達に読んでほしいです。

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2019年03月30日

Posted by ブクログ

中学生の頃に読んで衝撃を受けた。それから思い出す度に読みたくなって繰り返し読んでいる。主な登場人物の3人に感情移入しながら、どっぷりはまってしまう。とても心が痛くなる作品。

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2011年01月14日

Posted by ブクログ

天路と両方読んでみるといいと思います。
悲しすぎる話ですが、是非とも多くの人に読んでもらいたい一冊です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

友達に薦められて読みました。
テーマは確かに重いけど、そのだけ、私達が真剣に考えなければいけない内容なんだってことですよね。それが少年少女向けに書かれているから、同年代の時に読んだ私には衝撃が大きかった。
一気に読み終えてしまう程にグイグイと引きこまれていくストーリー。
やるせなくて悲しくて泣けて。読み終わった後、暫くボーっとしてしまいました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 出版社が違ったりするんですが、内容は同じだと思うので、ソレは置いておきます。で、宗田理さん曰く、現実にはこの物語の主人公のような人間はまだいませんが、いつか出てくる可能性があります。(自分も同じ少年として)
 本当に、少年犯罪が無くなる日が来る事を望むばかりです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

宗田理ということで読んだけど、七日間戦争とはまったく違うテイスト
犯罪被害者について深く考えさせられた。
15で読んだけど衝撃を受けた

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2010年02月14日

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人知れず暗い過去を背負う升本幸雄とそんな彼をなんとか理解しようとする1人の教師。その先には予想だにしない結末が。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

20年以上前にぼくらシリーズは何作か読んだことがあったが、先日、訃報のニュースをみてそれ以外の作品をとおもい読んでみた。とても読みやすいうえにスリルもあって、メッセージ性もある。やっぱりさすがだとおもった。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

面白くない訳ではなかったが、前半はどうも各登場人物のイメージが湧かず、登場人物の言動など、全体的に何とも言えない不自然な感じがあって微妙だったが、Ⅱ部からは一気に読んでしまった。

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2017年01月27日

Posted by ブクログ

ちょっと話題になった本だったなと思って読んでみて、その重さに愕然としながら読み続けました。人を殺める罪の計り知れない暗闇をひしひしと感じ、これを中学生に読ませるのは?と、思って読んでいましたが、読み終わって中学生が読んで良い、と思いました。

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2013年04月30日

Posted by ブクログ

心の中でどんなに悔いていても、伝わらないとこういうことも起こりえます。伝わっていたとしても、赦せたかどうかは難しいと思います。いわんや反省の色を微塵も見せなかった場合をやと。「目には目を」をつきつめてはいけないことは分かりますが、何もしないでは済まない気持ちもよく分かります。

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2012年11月21日

Posted by ブクログ

これが2002年に書かれた作品なのか・・・。

2012年になった現在でも目を逸らすことの出来ない作品でした。

教師を目指してるわけでも、子どもたちを説得できるわけでもないけど、少年犯罪を止める方法があればなんて深く考えた。

剣で殺すものは自らも剣で殺されなければならない。
その通りではある気もする。

人を殺めること・・・その罪の重さを教えてくれる。
大切な一冊だと思う。

しかし、疑問が残ったので☆は4つにしました。

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2012年03月31日

Posted by ブクログ

因果応報といっていいのかよくわからないけれど、こういうのはめぐりめぐってくるものなんだね。日本では実際に起きても不思議じゃない。
続きが出ているようなので早く読みたい。

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2011年05月12日

Posted by ブクログ

中高時代に読んで衝撃を受けた作品。
13歳という年齢がカギ。
テンポがよく、どんどん読んでしまったためすぐに読み終わった

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2011年03月04日

Posted by ブクログ

序盤のテンポや説明不足の感は否めないですが終盤の畳み掛けるように真実が明かされ…胸が大変痛くなりました。
少年法については最近はあまり聞かない気がしますが2000年に文庫発行ということで話題の時期だったろう。この作品は以前一度読んでいましてそれは私が高校生の時だったと思いますがこの升本幸雄というキャラクターに大変惹かれた記憶があり台詞をメモったぐらいでした。復讐のために13歳まで生きました。かっこよすぎです。
しかし序盤のテンポの悪さは最悪です。うーん。続編も以前読みましたがうーんだった気がします。この作者の文章は読みやすいが分かりにくくて。
でも幸雄のキャラと終盤の真実でこの評価ー

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2010年11月19日

Posted by ブクログ

少年犯罪という非常に重たいテーマであるが、
ぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまった。
簡単にキレる若者が衝動的に罪を犯したのかと思いつつ、
読み進むうちに、過去に布石があることがわかってくる。
作者のあとがきに、
少年のその後を書く準備をしているとあったが、
ぜひとも読みたいと思った。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

こういう「小説」みたいに、本当はちゃんとした理由があるんだと思う。わかんないけど。自分が大人になっちゃうと、小学生とか中学生って「子供で何考えてんのかわかんない」って思うんだけど、よーく思い返してみると小学生の時だって中学生の時だってそれなりに色々考えていた。それはもう一生懸命に。あー、でもやっぱ10年も経つと変わっちゃうのかなぁ。わたし「死にたい」とは思ったことあるけど、「殺したい」とは思わなかったもんなぁ…。うーん。次はこの続きの「天路」を読むんです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

13歳の幸雄は、13年前に生徒によって殺された教師である母親の復讐のため、その生徒の最愛の人であり、自分の担任の先生である千佳を殺してしまう。

毎日起こる殺人事件で苦しむのは加害者と被害者だけではない。周りの家族も一生の傷を負う。
「どうして人を殺してはいけないのか」と尋ねた少年の話は有名だが、その答えを明確に持っている人は、大人の中にさえいないかもしれない。しかし、この本を読んで、殺人の罪の本当の重さを知った。

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2023年08月04日

Posted by ブクログ

札付きの非行少年の心を開こうと献身的に接する若い女教師。
しかし,彼は女教師にナイフを向ける。
彼の内にあった驚くべき葛藤,そして女教師を刺した理由とは。
ジュブナイルが得意な著者が少年犯罪を正面から扱った作品。
現在は厳罰化傾向により出版時から少年法は改正されているが,
やはり少年の凶悪犯罪は世間の耳目を集める問題である。
その理由の一つには,動機の不明確さがあると思われる。
大人には理解できない理由で簡単に人を殺してしまう少年たち。
その視点はある意味で恐怖で,大人たちは理由付けに奔走する。
しかし,それでは実際に何の解決にもならない。
そういった意味では,本作は驚くべき理由が明かされるので,
実際の少年の凶悪事件とは異なっているが,
社会に対して一石を投じる作品ではある。
被害者の関与など少年法の壁が少しずつ壊されてきている。
それが少年たちにどのような影響を与えるのか。
答が出るのはこれからであるが,いいことばかりとは思えない。

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2009年10月04日

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