宗田理のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
YAの黄色の表紙の七日間戦争で読んでた勢だったので、その頃を思い出して懐かしくなりました。
子供の頃読むのと、22の大人になった今読み返すのでは全然刺さり方が違った。
無駄に男女関係を気にしたり、相原みたいにみんなを引っ張るんだ!とか思ったりしてた気がする。
22に差し掛かり、あの頃のパッションみたいなものは薄れてる気はする。
何かを変えるんだ!みたいな気概とか。
色んなことを知ると、人の努力とかが分かるようになって人のことを尊敬できるようになると思う。
勉強不足のくせに、無駄に先輩を馬鹿にするような人にはなっていたことに最近気づいて恥ずかしい思いをした。
小中学生の頃って、そういう人 -
Posted by ブクログ
子どもたちと、彼らを取り巻く社会との葛藤は今も昔も変わらずにある。そして、この本の中で社会に葛藤を感じているのは子どもだけではなくて大人もだと思う。しかし大人はそれを考えることを止めたり、自分の都合の良いように解釈して、社会の中で生活している。その見えない(本人たちも気づかない)不安や閉塞感や支配欲、歪んだ全能感のしわ寄せが子どもたちに来ている。
子どもたちは、まだまだ見通しが甘いこともあるけれど、物事を忖度なく冷静に見られていることが多々ある。
子どもたちから見て今の社会はどう見えているのか、気になった。
執筆されてもう30年以上経つのに、全く色あせない。それとも、その時から社会の様子が変わ -
Posted by ブクログ
2019年93冊目。20数年ぶりの再読。人生で一番最初にハマった小説のシリーズということで思い出深い。今回、アニメ映画が公開されるので、久し振りに再読してみた。キャラ小説としては人物設定がロボットみたいで、各キャラに「子供は正義、大人は敵」という作者の主義が露骨に出ていて今読むとあまりいただけない。ただ、それはシリーズを経ることに、読んでいて「オーッ」となるのでその辺は我慢。相原君や英治君たちの仕掛けるイタズラが大人をきりきり舞いさせる部分は、今読んでもやっぱり痛快である。それにしても懐かしいなあ。シリーズ全巻ブックウォーカーにあるか分らないが、最後まで追いかけていきたいなと思う。