【感想・ネタバレ】ぼくらの秘密結社のレビュー

あらすじ

新宿で中国人が殺される事件が発生。英治はTV局に勤める矢場から、その事件に巻き込まれた中国人の林を匿う相談を受ける。林はだまされて組織の運びをやらされたうえに、友人殺しの容疑者にもされ、中国の密輸組織と警察の両方から追われていた。なんとか林を救おうとぼくらグループは秘密結社KOBURAを結成、囮作戦や紀州作戦で組織を混乱に陥れる。そして隅田川花火大会の夜、組織との最終決戦のため川沿いのKOBURA館に一味をおびき寄せるが……。日本と中国の間に横たわる国際問題に、ぼくらグループが喝!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

このシリーズは本当に先が楽しみ。
もう何回も読んでいるけれど、全く飽きません。

ただ、ひとつ疑問。
この装置とか旅費、総額いくらなんだろう(笑)

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2012年04月21日

Posted by ブクログ

ひかるの誕生日の日、懇意にしているTV局の矢場から中国人、林が大変な立場に今あることを教えられる。

林は密入国組織に命を狙われているらしい情報を得る。

林を守るため、いつものメンバーは、秘密結社KOBURAを結成する。

尾行、囮作戦、奇襲など相手の意表を突く作戦を展開。

隅田川花火大会の夜、KOBURA館で最後の戦いが始まる。


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2018年10月28日

Posted by ブクログ

ぼくらシリーズ!悪い大人と戦う中高生の姿が生き生きと描かれ、実に熱く爽快な気分になります。仲間・情熱・いたずら心は失いたくないものですね!小中高生に読んでもらいたい本です!

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2009年10月04日

残念。

登場人物、特に大人が誰も彼も、浅はか。
高校生達の思考や行動が幼く思慮に欠けるのは、まあ、子供だし・・・と納得できるが、
敵も味方もとにかく大人が皆、バカとしか思えない。

大人の凝り固まった常識を、子供達が型破りなパワーで飛び越えていくところに爽快感があるのがこのシリーズの良さだと思う。

しかし、今作では大人は皆、子どもと同じレベル、ともすればそれ以下の描かれ方をしている。
周りを下げることで、子どもが優れているように見せるのはつまらない。

殺し屋や密入国を行なっている組織がこんなにマヌケででは、残念ながらスリルも何もない。
したがって、そんなやつらをコテンパンにやっつけたところでなんの爽快感もない。
初めから勝つに決まっている。
ただでさえ、主人公達は高校生へと成長し、大人へと近づいている。体も大きくなり力も強くなり、できることが増えていく。
なのに相対する敵がパワーダウンしていくのでは、ただのヌルゲーでしかない。

主人公達の触れる世界は、自身の成長に伴いより広くなっていく。
そこには「社会」という圧倒的に多様で、理不尽な世界が広がっている。
彼らにとって、頂上がはるか遠くに霞む大山であるべきで、それでも必死に食らいついて登っていくからこそ、成長やカタルシスが生まれるのではないだろうか。

シリーズが進むにつれ、違和感が増え続ける。
登場人物達の時間軸を進めることを選んだからには、彼らに迫る危機も、もっとパワフルで理不尽であるべきじゃないだろうか。
子ども達は、子ども達の夢見がちな世界から一歩も前に進んでいない。
幼い子ども特有の万能感がいまだに彼らを突き動かす。
そして、作者はそんな幼さでも楽々クリアできてしまう、ぬるいステージしか用意しない。

残念だ。

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2020年07月04日

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