今尾恵介のレビュー一覧

  • ゆかいな珍名踏切

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    ネタバレ

    <目次>
    第1部  珍名踏切の由来を歩く
    第2部  傑作踏切123選

    <内容>
    どうも踏切名は、小字名が選ばれるわけでもないらしい。地域の通称だったり、その当時合った施設や商店名が付けられている。第1部では実際に著者が廻って、その由来を聞き取っている。本当の地域の歴史が浮かんでくる。地名は歴史なのだとつくづく思う。

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    2020年02月03日
  • 地図で読む昭和の日本:定点観測でたどる街の風景

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    今尾氏お得意の定点地図比較の本です。
    一万分の1の地図を使用しているので、銭湯や交番などの
    場所も今と昔で確認することができます。

    千葉や川崎の海岸線などは、同じ場所とは思えないくらい
    の変わりようです。

    そんな地形の移り変わりを「見てきたかのように」実感
    できる一冊です。

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    2019年11月27日
  • 地図帳の深読み

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    私は地図マニアではないが、本屋でたまたま手に取った本書がなかなか愉しくて紐解いた。世界と日本の地図が全頁カラーで載っているけれども、私の興味関心から日本の「深イイネ!」と思った部分をメモする。

    ⚫︎四万十川が太平洋を目前にして内陸へ向きを変えているのは、南海トラフ地震が何度もあって、海岸線に山ができたから。
    ⚫︎この前広島県三次もののけミュージアムに行ったのだが、そこを流れる江(ごう)の川は、そのあと広島港まであと25キロまで来て、八千代から島根県方面に流れて江津にたどり着く。これは、中国山地の隆起量に対し江の川の浸食量が根性で凌駕した結果らしい。
    ⚫︎私がパラパラめくって面白いと思った所。

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    2019年10月09日
  • 地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関西2 近鉄・南海

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    相変わらずおもしろいよねこのシリーズ。
    南海は阪堺線と平野線、近鉄もあすなろとか湯の山、養老あたりについても書いて欲しかったかな。

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    2019年06月05日
  • カラー版 東京凸凹地形散歩

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    東京都区内(一部多摩)の各地の地形を、標高差に注目して見ていく本。読みやすくて分かり易い。これは実際に地形を見に行きたくなる本ですね

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    2019年02月18日
  • 日本全国 駅名めぐり

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    タイトル通り、駅名めぐりでたくさんの駅名が出てくる。多過ぎてわからなくなるぐらいである。この本を読むと駅の豆知識を得られる。

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    2019年02月07日
  • 地図で読む戦争の時代:描かれた日本、描かれなかった日本

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    2枚の地図を比較することによって、戦争前と戦後の違いを見ることができる。また、戦局が厳しくなるにつれ、地図に記載される軍事的に重要と思われる情報(軍港、飛行場、師団本部等々)が消えていくことがわかる。

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    2018年10月20日
  • 鉄道でゆく凸凹地形の旅

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    山手線の高低差の考察は楽しかった。
    各地の鉄道のカーブやスイッチバックの紹介もためになった
    てっちゃんには外せない

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    2018年02月11日
  • カラー版 東京凸凹地形散歩

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    <目次>
    はじめに
    第1章  都心・山の手編
    第2章  都心・下町編
    第3章  山の手・西北編
    第4章  武蔵野・郊外編

    <内容>
    平凡社『太陽の地図帖』のシリーズ「東京凸凹地形案内」の解説をベースに加筆、再編したもの。「デジタル標高地形図」をカラーでしっかりと載せているため、とても分かりやすい。近年流行りの地図読み&街歩きに最適な本である。そもそも著書は地図オタクで有名。
    しかし、「はじめに」にあるように、近年のマニアは「地図ナイト」と称してマニアが集っているらしい。まあ、若者は少ないと思うが(本校でも地理を受講する生徒はとても少ないし、地理担当教師が「地図が読めない」とボヤているので。教

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    2017年05月14日
  • 日本地図のたのしみ

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    さすがのうんちくの宝庫。
    山口県の周南市に、東京的地名(銀座、有楽町・・)がある理由は、・・・戦災後の復興で地割を刷新し、新名称を充てることになったため、等。。

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    2018年10月21日
  • 地名の楽しみ

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     著者は、テレビ朝日で放送されている「タモリ倶楽部」にも出演したことのある人だ。そんな著者が地名に関して書いたのが今回の本。


     ブラタモリですっかりおなじみになった「段差」と言う言葉。何しろ「ダンサー」と名乗る方がいるくらいだからなあ。その「段差」に関して、色々地名がついていることが分かる。


     地名の安全性に関して、著者は、何とか丘、何とか台とついているからと言って一概に安全なあb書とは限らないと指摘している。一時期、週刊誌で「住んでも安全な地名」なんて言うような特集を組んでいるのをちらっと見たことがある。ここ数十年のうちに「台」や「丘」と名の付く場所に化けた可能性が考えられるからだ。

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    2016年05月22日
  • 地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東(2)京王・西武・東武

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    関東大震災後に、京王が横浜市電に旧型車を融通した時、自走で行けた話がすごい。新宿追分で東京市電に入り、京急を経て横浜市電へ。
    戦中に変電所が爆撃されて甲州街道で省線を越えられなくなった話は有名だが、その勾配は 40 ‰ だったと言う。
    現井の頭線と東京山手急行電鉄の話題が興味深い。
    鉄道省文書という範囲から、多摩川以西の相模原線は言及されない。

    西武は、国分寺から川越への川越鉄道を起源とするが、川越への競合路線として東上線と所沢から東京へ短絡する現池袋線が開業してしまう。対抗するために東村山から東京へ向う線を種々計画するが認可を得るのに苦労し、最終的にやっと実現したのが現新宿線という経緯が興

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    2015年11月15日
  • 地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東(1)東急・小田急

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    東横線の計画時に、柿ノ木坂と交叉するところが平面つまり踏切という点に反対運動が起きている。土地勘がなくわからなかったのだが、踏切への反対よりむしろ急坂の途中を横切ることへの反対だと言う。地形図から計算して 9% の坂だそうで、荷車を人馬が牽く時代には切実な恐怖だったのだろうと。なるほど。
    陳情書はガードで鉄道が道を越えることを求めているが、その後の地形図によると、現在の環七に続けて道の下を潜った様子。
    池上線の五反田が高いのは高架で山手線内に入る意図があったのだと言う。その当時、五反田には市電も来ておらず、京急が青山七丁目まで行く免許を持っていたそう。そこから東京市外だったのだと。

    小田急で

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    2015年11月07日
  • 地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東(3)京成・京急・相鉄

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    鉄道建設の通史だが、当初計画に対する横槍変更や、計画図にあるその時代の直接関係ない事情も興味深い。
    今は標準軌で直通している京成、京急。京成が直通のために 1960年代に馬車軌から改軌したことはよく覚えているが、京急の横浜以北が湘南電鉄との直通までは馬車軌だったことは、すっかり忘れていた。また、昔の路面電車の終端が多くループ (欧州に今でもある) だったことも、開通時の地図で知った。
    羽田の穴守稲荷が現空港敷地にあった時代、そこよりさらに沖合に運河を挟んで競馬場があったことを知った。

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    2015年11月07日
  • 線路を楽しむ鉄道学

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    線路のことなら何でも、という感じです。お約束のスイッチバックやループはもちろん、勾配、カーブ、橋、トンネルから、路線名、路線の付替え、果ては引込み線までトリビア満載です。
    川端康成の「雪国」のトンネルの話が載っていますが、今まであの列車は汽車だと思ってましたが、実は電車だったのですねぇ。この本で初めて知りました。

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    2019年12月17日
  • 地形図の楽しい読み方 不思議でおもしろい地図の世界へ

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    益々、地図が好きになります。

    数十年前、小学生の頃から子供たちだけで、キャンプやサイクリングをしていました。
    (良いことか悪いことかは別にして。)
    当時は、国土地理院発行の地図を、大きめの書店で買って旅立ち前にワクワクしていたものです。
    この本を読み、子供の頃のワクワクしながら見た地図の記憶が蘇ってきました。
    最近は用途別に専用の地図が販売されており、非常に便利ですが、国土地理院発行の地図を見直そうかと思う次第です。

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    2014年07月29日
  • 地名の社会学

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    地名から社会の成り立ちなどに言及していく。
    大変面白く読んだ。

    地名を大事に、保存して使っていく重要性を感じた。

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    2013年10月17日
  • 地図で読む戦争の時代:描かれた日本、描かれなかった日本

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    昔の地図を眺めるのは楽しいけれど、改めて昔の地図眺めてみようかと思えた一冊。

    戦時改描自体は知ってたけど、まぁこれほどまでに稚拙な表現だったとはねぇ。筆者は色々と考察してるけど、一番の理由は人出が足らなかったのではないかと思う。

    なかなか面白く、読みやすく本だが、白黒のため地図が見づらいことと、筆者の要らぬコメントが何点か目についたのが残念。

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    2013年09月08日
  • 線路を楽しむ鉄道学

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    鉄道についての雑学などが、とても、丁寧に書いてあります。
    電車に乗って旅行したくなります。
    車窓からの地形のことなども楽しい。

    個人的に一番気に入ったところは、八高線の横田基地の辺の記載です。

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    2013年05月04日
  • 線路を楽しむ鉄道学

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    表題は「線路を楽しむ」とつけられているが、内容はほ「地形」についての話である。だから面白くないというわけではない。様々な鉄道関係の著作があるが、(主として)地形に着目しているのは、私が知る限りではほかにないと思う。等高線入りの鉄道地図というのを目にすることはあまりないので、鉄道の路線が描く形に殊更興味を持つことはあまりないのだが、本書によって、むしろ地形を考えながら路線図をみることは非常に面白い作業であることを痛感した次第である。

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    2013年05月03日