今尾恵介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
帯には「地図帳(新詳高等地図)と一緒に読もう!」とある
ああ、懐かしい…地図帳!
あいにく私は捨ててしまった…
家人が持っていたのを拝借することに
(非常に為になるし、その時代の歴史がわかる!取っておけばよかったなぁ)
地図を見る機会ありますか?
車に乗ればカーナビ、道に迷ったらGoogle マップ…
地図をみる機会が大幅に減った
それでも旅行に行く前、一番よく見る
旅行から帰ってから軌跡を辿るのも好きだ
でもこれって完全に地図を平面に、ある1面からだけ見ていることになる
楽しいけど、もったいない
そんなことに気づかせてくれるのがこちらの書だ
面白かったトピック
■川、分水嶺
川の源流をたどるのは面白い
ただし、平面地図では見づらいのでパソコンかスマホがベターである
川は名前も変わるので、思った以上に長かったことも多々あり、こんな遠くから繋がってるんだ!と感動すら覚える(笑)
特に登ったことのある山が源流だとなんか嬉しい
■飛地
様々な事情で飛地が出来てしまう…
統廃合による場合、戦争による分断等
世界最大級はアラスカ州ですね!
ロシアこの植民地経営を維持できずアメリカへ売却
■分断された国
ベトナムやドイツ
新旧地図の比較がわかりやすい
■半世紀で7割の湖が消えた
水位が減る→海水濃度上昇→漁業の壊滅
地図は…
地学がわかる
その場所の歴史がわかる
時代背景がわかる
土地や川や山脈の名前の由来、
人口統計の変化、面積統計、
言語、宗教、名産物までも…
新旧地図の比較も興味深い
(家の地図にユーゴスラビアが載っていた、時代の移り変わりを感じる その瞬間には気づかないことを気付かされる)
また国内外の戦争において地形がいかに大切か…そういう目で地図を見るのも面白い
幅広い知識の宝庫だ
こちらはカラーだし、写真も多く楽しめるのだが、様々な方面からのご紹介的な感じなので物足りなかった
つい奥行きある物語を求めてしまう…
(恐らくこういう見方もあるんですよ!
という親切な内容なのだが)
自分自身が興味あることで深読みするのが一番かも…
また地図を平面的ではなくもっと立体的に、また想像力を持って楽しむとよいだろう
個人的には国土地理院の地形図
わかるようになると登山がもっと楽しめるだろう…
わかっているけど、つい…
それはさておき
地図って本当に飽きない! -
Posted by ブクログ
ラジオで作者が登場されていて、興味をもったので購入。
踏切には名前が存在していて、普通だったら駅名と第○号がセットで表示されています。ただ、中にはコレってどういう由来で名前がついたの?というものが存在しています。
「爆発踏切」「パーマ踏切」「異人館踏切」など「何でその名前がついたの?」と思う場所が多くあり、作者は実際に現地に行き、周辺の住民の証言や書物を頼りに由来を探っていきます。
なかなか振り返ってみて、これはこうなんだと詳細には語れませんが、「ふーん、そうなんだ」と雰囲気で味わえるかと思います。「踏切にも歴史あり」で、知ることで、その背景としてどんなことが起きていたのか、ちょっとしたミステリーとしても楽しめました。
テレビ東京系列の深夜帯に放送されてもいいぐらい、様々な所に珍しい名前の踏切が多く紹介されていました。名付けた人って安直なの?と思うくらい、シンプルな理由ばかりでした。でもシンプルな分だけ、その事実の奥行き感がとてもありました。その土地では、こんなことがあったんだと歴史としても楽しめますし、もしかしたら自分の近くでも…と思わず確認したくなりました。 -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入。
普段、電車で通り過ぎる駅名やニュースで聞く地名など改めて由来について着目すると、「地名にも歴史あり」というのを実感しました。
本書では、様々な地名・駅名を挙げて、分析をしています。比較的、関東の地名や駅名が多く載せられているので、関東の人には親しみがあるかと思います。
こうして、由来について改めて見ると、「あーたしかに」と思ってしまった地名が続々とありました。
合併されて消滅してしまった地名や新たな地名が誕生したりと何かのきっかけでないと、あまり意識しません。
近年では、漢字とカタカナ、漢字とひらがなの組み合わせも目立ちます。なんとなく漢字のみだった硬いイメージから丸みを帯びた柔らかいイメージへと変化することは、時代の流れでもありますが、なんとなく違和感もあります。その例が「高輪ゲートウェイ」駅。何年か経ったら、慣れるかもしれませんが、これで良いのかなぁと思ってしまうこともあります。近い将来、このような組み合わせが当たり前になるかもしれません。
地名で考えると、色々と合併されて覚えやすくなる反面、消えた地名が寂しくなります。何十年か経ったら、多くの人の記憶から忘れ去られるかもしれません。
自分自身としましては、生まれた故郷・今まで育った場所の地名・駅名だけでも記憶の片隅に残していけたらなと思います。
世間としましては、何かの商品や店名などに昔の地名を加えて、未来へと残してほしいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 地名の成り立ちと由来
第2章 駅名と地名の関係
第3章 キラキラ地名が生まれる事情
第4章 土地の安全性が地名でわかるのか
第5章 地名を崩壊させないために
<内容>
平成の市町村合併が終わり、多くの市町村が消えていった。また地名も激減している。地名そのものの危機とその状況を丁寧に書いたもの。
「高輪ゲートウェイ」がきっかけのようだが、著者の言う通り、手遅れの可能性も…。どの時代の地名ならいいのか?というラインもないが、昔からそう呼ばれているわけと使用頻度が、地名を使うかどうかのラインではないか?誰もが「ああ」というものが地名だろう! -
Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
第1章 水の力、太古からの流れ~中野区弥生町
第2章 地下に現れた「神殿」と「測量の人」~善福寺川
第3章 幻の土手とののどかな風景~神田川を東中野付近から下流へ
第4章 暗渠の魅力と洪水対策のグラウンド~妙正寺川①
第5章 文豪の暮らしと「気の毒」が募る寺~妙正寺川②
第6章 土地はどのようにして人を受け入れるのか~日暮里崖線
第7章 発展する都市が目を背けた川~渋谷川
第8章 崖から一路、コンクリへ~国分寺崖線
第9章 人工河川の魅力~小名木川
第10章 映画の聖地と縄文海進~四谷・鮫河橋谷
第11章 湿った土地に集う人々~四谷・荒木町
第12章 意識にのぼらない、しかし長い~石神井川
<内容>
白黒の写真を撮る写真家の都会の川をめぐるエッセイと地形(地図)の専門家、今尾恵介氏の解説による本。多分に詩的であるが、東京の景色を最近流行りの「地形」から見届けている。それも大きな川ではなく、中小河川(多くは痕跡であったり暗渠化されていたり)に注目し、坂や崖といったところから見ている。 -
Posted by ブクログ
自分も地図を眺めるのはキライじゃないが、これだけの情報を地図から読み取れるとは。やはりその道の達人は違うと感心する。
戦争を経て変わる土地の様子を年代ごとの地図で追うのと、軍事施設を地図上から隠してしまったりする戦時改描が2つのテーマ。
・観光用の路線などは廃止して線路を供出。鉄道の上り坂を迂回して補助機関車を不要にして輸送力アップ。駅を間引きして燃料節約。
知恵はあるが、余裕がない。。。
・ベルリン市街には瓦礫でできた小山がある。木造建築だった東京との違い。
・しかし、ちょっと前まで等高線を描いてあった地図を慌てて改描しても遅いのでは。やれることをやるということだろうが、やっている姿勢を見せるのが肝腎の官僚主義の香りもする。
・見知った場所の地図も。変なところだと思っていたのが腑に落ちたり。
新川崎の操車場は荒地に改描、しかし戦後にホントに荒地になる。。。船橋市行田の「丸」は通信所。光が丘公園は成増飛行場→グラントハイツ跡。 -
Posted by ブクログ
地図のサイズが小さく、またノドにかかってしまっており見にくさがあるのが残念。内容はといえばまさに書籍版ブラタモリともいえるもので、地形好きにはたまらない一冊に仕上がっていると思う。我が町の地形的特徴がどのようなものかという点に興味をひかれ読んでみたが、もっとページを割いて、と思ってしまうのは読者のわがままといえるでしょう。より詳細に書こうとすれば今度は専門的な内容になりすぎてしまい、それはそれで読みづらさ・解読しにくさも出てきてしまうので、落としどころが難しいですね。そう考えるとこの手の話しは本で読むよりテレビを通して人の話しを聞く方がよいのかもと思ったりします。