今尾恵介のレビュー一覧

  • #クイズ空から見たら 日本地図に強くなる頭の体操

    Posted by ブクログ

    地図マニアにも難しい。空から見た日本の風景。その場所がどこかを当てる、あのゼンリンのx企画から。
    北が上の地図に慣れた我々の脳を刺激する。
    河岸段丘、三角州など特異な風景も写真で見るとまた一風面白い。

    0
    2025年12月16日
  • 遊べる、学べる、役立てる 地理院地図の深掘り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    赤色立体図やらジオイドが地面にめり込んでるところがあるとか磁北線が局所的にズレてるとか、蘊蓄の拡がりが良い

    0
    2025年11月13日
  • 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる

    Posted by ブクログ

    「土地家屋調査士」というマイナーな業界誌に連載
    されていた内容を一冊の本にまとめて、
    毎回「こんな地名はどれほどあるのだろうか」
    というテーマで話が進みます。

    「虫」の名前が入った地名、「花の名前」さらに包丁やノコギリのような「道具」の名前が入った地名を
    調べまくります。

    日本の地名は本当に多様性に富んでいます。

    「マイナンバー騒動」でも明らかになりましたように、一言に「住所」と
    言っても表記次第では、間違い、宛先不明になってしますのです。

    地名の奥深さを楽しむ一冊です。

    0
    2025年09月03日
  • 地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本

    Posted by ブクログ

    「地図」というメディアをこれほど楽しんでいる人は他にはいないのではない
    でしょうか。

    二次元の地図が表している情報を、たとえば珍地名を探すなどという楽しさを
    求めるだけでなく、過去の同位置の地図との比較により、その土地がどのよう
    な歴史的経緯を辿ってきたかことに着目します。

    最近でも江戸時代の街並みの地図を確認しながら、現代を歩こうという企画が
    花盛りです。

    それはデジタルによる恩恵が大きいことは否定できません。一方で、デジタル
    時代により、紙の地図は消えつつあるかもしれないです。

    しかし、いつでもどこでもデジタルで地図を見ることができる現代こそ、いつ
    でもどこでも最高のエンターテイメ

    0
    2025年06月25日
  • 地図帳の深読み 鉄道編

    Posted by ブクログ

    100年以上わたる地図の内容の変化に着目する本
    です。これは鉄道路線の変化を取り上げています。

    鉄道マニアでもあることを公言する今尾氏ですが
    彼は著作の中では、それほどマニアックなところ
    を見せないのが好感が持てます。

    本書でも日本以外に、欧州の鉄道路線も紹介して
    その路線変更の目的が航空機からのシフトを促す
    ためである、という鋭い分析をしています。

    また路面電車でも同様です。

    日本でもようやく議論が始まったLRTの効用は、
    欧州ではとっくに先を見越して取り入れています。

    こういったグローバルは視点で書かれているのが
    特徴です。

    「古きをたずねて新しきを知る」の温故知新を体
    現でき

    0
    2024年03月17日
  • 地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本

    Posted by ブクログ

    地図好きにはたまらない今尾恵介氏の最新作。地図との出会いから他の作品同様、マニアな楽しみかとを教示してくれる一冊。中央公論連載のコラム。

    0
    2023年11月20日
  • ふらり珍地名の旅

    Posted by ブクログ

    星を付けるかどうしようか大変に悩みました。何故ならば、面白くてもっと読みたいのに絶妙に物足りない分量でもっとちょうだいよ!とお預け状態を引きずった読後感を覚えたからです。が、自分ルールの縛りで評価を付けないと平均点が下がってしまうのもアレなのでやっぱり星を付けることとしました。
    実際、自分の街歩きにも影響を与えまくるだろう、言わずと知れた地図・地名界隈のレジェンド研究者・今尾恵介先生による金言の数々と変態的とも言えるムーブがたまらなくたまりませんぜ。

    ただダラダラと地名の由来の答えのみを記すだけなんてそんな甘っちょろい事は致しません。まず事前にたんと妄想を繰り広げたのちに現地へ入り、地形図・

    0
    2023年11月17日
  • 地図帳の深読み 鉄道編

    Posted by ブクログ

    嘗て都市計画を志した人間として、この号が一番面白かった。
    特に鉄道忌避伝説に言及した説は鉄道敷設に必要な前提に触れていることで、地図の表面だけでは理解できない部分を含めて解説しており評価できる。

    0
    2022年12月17日
  • 地図帳の深読み 100年の変遷

    Posted by ブクログ

     今尾恵介さんが書かれた、帝国書院の地図本。
     前作『地図帳の深読み』に引き続き、帝国書院が今まで発行してきた地図をもとに地理的なことからわかる国土、交通、産業などについてかかれています。
     今作は特に、100年の間に帝国書院で出版してきた地図帳からわかる歴史を、詳しく書かれています。

     パナマ運河ができていく過程など、世界的な開発を地図から読み取る。
     時代で変わる国境を地図から見る。時の政権に翻弄されて名前が変わっていく都市を見る。

     明治以降、日本の国境が、樺太、千島列島、台湾、南方の様々な島、朝鮮半島など拡大していくのを地図でも描かれているのを複雑な思いで読みました。

     場

    0
    2022年03月03日
  • 地図帳の深読み 100年の変遷

    Posted by ブクログ

    端的に、ガチで興味深かった。

    前作は文章と図の対応が非常に読みづらかったが、大きく改善されている。
    主な地図や表が数枚に対して、説明の文章が3−4ページ。
    分量も構成も丁度いい。

    現代とは違い、領土を血で奪い合う歴史がよく分かる。

    ・満洲
    ・パナマ運河
    ・戦前日本の東西南北端
    ・台湾統治とサトウキビ、鉄道
    ・日本産レアメタル
    ・沖縄、奄美、小笠原の無い日本
    ・樺太
    ・磐梯山
    ・新高山
    ・日本人移民

    0
    2022年02月22日
  • 地名崩壊

    Posted by ブクログ

    地名にもキラキラネームの波は押し寄せて
    います。

    市町村の合併などで新しい名前の地名が生
    まれます。その名称はまさしくキラキラネ
    ームのオンパレードです。

    ひらがなだけで表現する⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎市、地名と
    は全く関係なくイメージだけで選ばれた
    ⚪︎⚪︎ヶ丘など、もはやその地名がどこの県
    にあるのか判別できなくなっています。

    なぜそうなるのか。

    誰からも文句が出ない名前に落ち着いた感
    があるキラキラ地名が決定されるプロセス
    や、そもそも以前の地名は何だったのか。

    今となっては以前の地名のままの方が良か
    ったのでは?と思わせるくらい過去の歴史
    を紐解いて、地名にこだわりぬき、キラキ
    ラ地

    0
    2021年04月07日
  • 地図帳の深読み

    Posted by ブクログ

    これ、私の好きなやつ。
    学校では教えてくれない、でも、地図を見てて何となく感じるザワザワ感や、全く気になって無かった事まで、
    気持ち良く網羅?されてる。
    この本は、つまんない人には、まーったくどうでもいい事しか書いてないでしょうが、
    ハマった人には、あるある!ってなんかニヤニヤしながら読んでしまう、そして誰かに話したくなり、うっかり撃沈するヤツです(笑)

    0
    2019年12月05日
  • カラー版 東京凸凹地形散歩

    Posted by ブクログ

    東京がどうして坂道だらけなのか考えたこともなかった。土地の価値に高い安いがあるのは、治安や便利さだけじゃなくて水害に対する安全性ってのが標高地形図を見るとよくわかる。
    地方から渋谷へ来た人が銀座線を尋ねて3階ですと返したら、田舎者だと馬鹿にするな!地下鉄は地下を走るぐらい知っていると怒りを買ったというエピソード面白い。駅自体が低い谷にあるから、地下鉄なのに地上になってしまう。

    0
    2019年12月01日
  • 地図帳の深読み

    Posted by ブクログ

    地図研究家として多くの著作のある筆者。
    今回テーマに選んだのは懐かしい帝国書院の地図。学校でお馴染みのカラー版の地図帳から見えてくる奥深い地理の世界。

    日本人なら誰もが手に取っただろう帝国書院の地図帳。標高、国境から各地の名産地や宗教、言語まで。地図から浮かび上がる蘊蓄の数々。

    本書を読み地図帳から広い世界を想像したこと子供の頃を思い出した。まだ見ぬ異国。単にテストのためでなく大好きな学科だった。クリスマス島やエロマンガ島。

    本書は地図をそれこそ穴のあくほど眺めて筆者でなければ気づかなかったトリビアの連続。四万十川の蛇行や、山越えをする吉野川ら江の川など。

    本書はベストセラーになってい

    0
    2019年11月25日
  • 地図帳の深読み

    Posted by ブクログ

    地理学への興味が強く誘起されました。

    帝国書院の地図帳をテーマにして、そこから読み取れることや楽しさが紹介されています。日本地図も、世界地図も取り扱われています。
    現在の地理的な話のみに留まらず、歴史的な要素も紹介されていおり、文化・領土・地形の変遷を実感できてとても面白いです。

    0
    2019年11月24日
  • 地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関西1 阪神・阪急・京阪

    Posted by ブクログ

    シリーズ自体は気にはなってたけど首都圏はよう知らんしな、と思ってたら関西版登場。内容的にはだいたいは知ってたけど、細かいところは知らん話やったり。公文書とか読みづらいところもあるけど、何せ書いてる方が楽しそうなんが伝わってくるのがええよね。

    0
    2017年05月03日
  • 地名の楽しみ

    Posted by ブクログ

    今尾さんの地名本は、本当に人柄のよさが溢れんばかりだ。すでに何冊も地名本を出しているので、 おそらく今回新書にしたのは、気軽に知って欲しい、でも基本は押さえて欲しい、という双方の折り合いを懸命に探し当てた、今尾さんの誠意なのだろうと私は想像した。

    まず、地名本ではあまり見かけない、地形形成から始まるのがいい。たいていは、県別や地域別にばっさり切られ、ひどいものだと印象の良くない漢字別にいたずらに列挙されているだけで、由来すら浅いままに放置されているものまである。

    私が地名に興味を持ち始めた時も、地形形成から水源や土地利用、漢字伝来、神仏信仰、時代や文化などの人の生業、そしてその地名に根ざす

    0
    2016年07月17日
  • 地図入門

    Posted by ブクログ

    主に東京の地図に興味あるのだが、今後それをもっと深く読み取るのに大変参考になったと思う。地図から窺える地質・歴史・気候・変遷・地名に隠された土地の特徴…。こんなに情報量があるとは。そして日本国内だけでもあふれるほど変化に満ちた地形が存在することも改めて思い知らされた。

    0
    2015年05月26日
  • 地図で読む戦争の時代:描かれた日本、描かれなかった日本

    Posted by ブクログ

    例えば西新宿の異様なビル群だったりとか、再開発地域だったりとか、昔ここは何だったのか?ということが割と気になるので、かなり興味深く読みました。
    第二次世界大戦後、ドイツで戦争未亡人たちが手作業で瓦礫処理をした結果、山ができた、みたいなびっくりするような話が満載です。

    0
    2011年06月03日
  • 地名の社会学

    Posted by ブクログ

    南大沢はあるけど北大沢はないよね、ということがずっと気になっていたのだけど、八王子市加住町というところが北大沢にあたるらしい。「消えた地名」の典型例。

    0
    2009年10月04日