あらすじ
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「地理院地図」とは、国土地理院(国土交通省)が発信するウェブ地図です。誰でも無料で、パソコン、スマートフォンなどを用いて利用できます。国の基本図とされる地形図はもとより、年代別の空中写真、標高、地形分類、災害情報など多種多様な情報にアクセスできます。また、これらの情報を用途に合わせてセレクトし、重ね合わせて「自分だけの地図」が作れることも魅力の一つです。中学時代に国土地理院の地形図に魅せられて以降、紙地図を友として半世紀――。地図研究家として活躍する著者が、ついにスマホを手にしてデジタル地図の扉を開けると、もはや「地理院地図を見ない日はない」という日常を過ごすまでに! 「100人いれば、100通りの使い方ができる」「まるでファミレスのようなメニューの多さ」とまでいわれる地理院地図の、著者ならではの楽しみ方・使い方を、満を持してお届けします! 〈主な内容〉第1章 紙では望めなかった機能あれこれ ●18までのズームレベル/5つの地図モード/同じズームレベルでも、北海道と沖縄では縮尺が違う!/自宅玄関と裏口の標高差さえわかる/「ズレた子午線塔」の理由/地図の「北」と、方位磁石の「北」はズレている/3Dモードで、渋谷の見えざる「川」も浮かび上がる 第2章 いろいろと測ってみよう ●東京~ロンドン間も、1m単位で計測/「四国最長の川」は本当か?/一筋縄ではいかない! 湖の計測 第3章 多種多様な地図を使おう ●地形分類図 「地形」の成り立ちが、一目瞭然!/土地条件図 ハザードマップの資料となる地図/陰影起伏図 溶岩の流れもリアルにわかる/地質図 3億年前の地層も明らかに/赤色立体地図 富士樹海の「隠れた地形」も可視化 第4章 自分だけの地図を作ろう ●色別標高図 「吉原」の微高地も、くっきり/断面図で、日本列島の起伏をCTスキャン/パワポ併用! 鉄道変遷地図を作ろう/「変な地名」を採集する 第5章 防災に役立てよう ●あなたの家の「災害リスク」は?/天災は忘れた頃にやってくる/豪雨災害を迅速に把握せよ/次の地震で動くかも……!? 「活断層」を把握しよう
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Posted by ブクログ
「地形図マニア」として名をはせる筆者。
自分も『地名の謎』や『地図の遊び方』をこれまで読んだことがある。
地図について、さまざまな角度から光を当ててくれる書き手だ。
本書では国土地理院地図で何ができるのかを紹介されている。
基本的な使い方に始まり、等高線や色もカスタマイズできる。
3Dモードで3Dモデルを作成し、データをダウンロードして3Dプリンタで出力すれば、立体模型も作れる…!
距離や面積の計測もできる。
GoogleMapでの計測と、どちらが使い勝手がいいだろう?
地質図、赤色立体地図も利用でき、その土地の成り立ちもわかる。
任意の場所の断面図もできる。
登山をする人はコースと予定を組むのに利用できるのだそうだ。
複数の地図を重ねて編集することもできる。
たとえば、「標準地図」に「陰影起伏図」を重ねると、地形の凹凸がくっきり表現できる。
等高線を読むのが難しい場合に便利。
しかも、ベースの図をグレースケールにし、重ねる図の透過性を調整することで、非常に読みやすくなるといった具体的な利用のコツも伝授される。
いろいろカスタマイズができるということも知った。
高さをある一色の濃淡で表現したり、ある施設だけを表示したりといったこともできる。
でも、なかなか自分では地図を編集することまではしないかなあ、と読みながら思っていたら、地名採集にも使えるらしい。
この辺りは今尾さんらしい内容だった。
最後は近年重要度を増すハザードマップへの利用。
これは先年家を買うとき、ずいぶんお世話になった機能。
でも、災害記念碑まで検索できるとは知らなかった。
実際にサイトで操作しながら読むと楽しい本だった。