あらすじ
内陸にも多い「海」がつく地名、「町」という名の村、地図にないのに生きている「幻の地名」……全国の不思議な地名を取りあげ、土地や日本語の由来をたどる。ひとつひとつの地名にその土地の歴史が隠されている。
【目次】
第一章 モノの名前を冠する理由
第二章 意外な名付けられ方
第三章 一筋縄ではいかない「読み」
第四章 地名の表記揺れ
第五章 境界・通り・橋
第六章 悩ましい地名
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Posted by ブクログ
「土地家屋調査士」というマイナーな業界誌に連載
されていた内容を一冊の本にまとめて、
毎回「こんな地名はどれほどあるのだろうか」
というテーマで話が進みます。
「虫」の名前が入った地名、「花の名前」さらに包丁やノコギリのような「道具」の名前が入った地名を
調べまくります。
日本の地名は本当に多様性に富んでいます。
「マイナンバー騒動」でも明らかになりましたように、一言に「住所」と
言っても表記次第では、間違い、宛先不明になってしますのです。
地名の奥深さを楽しむ一冊です。
Posted by ブクログ
広い知識がないとここまで書けない。素人には情報過多という感じであったが、全国の地名については非常に奥が深いことを知った。興味が湧くのだが、ここまでの域に達するには相当な勉強と経験が必要そうである。少し土地家屋調査士についてどんな仕事か調べててみたくなった。
Posted by ブクログ
地名は無形文化財かつ日用品。業界紙「土地家屋調査士」に連載の続くコラムから。漢字、キーワード等から語る地名土地の由来等の雑学。
良くぞネタが続くものと感心する。日本の地名には当て字が多いことをりっしょうしてくれるところが良い。字面で判断(サンズイ地名等)の表面上上ではない、由来の考察が良い。漢字等から後付けの由来も地名には多い模様。
筆者の本には本当にハズレがない。