今尾恵介のレビュー一覧

  • 路面電車 ――未来型都市交通への提言

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    今話題のLRT議論の先駆けとも言える本。この本自体はかなり前から知っていたのだが、じっくり読んだのは最近になってから。
    前半は国内の路面電車事情。後半は公共交通先進国ドイツの事例と今後の公共交通の展開について。
    化石燃料の消費をいかに抑えるか、また本当に生活しやすい街とはどんなものなのかを考えさせてくれる本。筆者は紀行文の延長のような感じで執筆したのだろうが、このように読者を考えさせるような文章を書いてみたいものだ。

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    2009年10月04日
  • #クイズ空から見たら 日本地図に強くなる頭の体操

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    飛行機からの航空写真を示して、ここはどこかと当てるクイズの本。初級編はまあ何とか分かるが、中級編ではヒント頼り。上級編は全く歯が立たない感じかなあ。家族4人で盛り上がった。周りに海や湖があるのは分かりやすいが、それがないとなかなか難しい。ご近所の伊良湖岬や中部国際空港があったのはご愛敬。

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    2025年11月29日
  • 地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本

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    面白かった。いろんな地図がいろんなところで使われている。時代や国によってさまざまなある。やっぱりテツと地図は密接な関係なんだなと思った。

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    2025年09月09日
  • 遊べる、学べる、役立てる 地理院地図の深掘り

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    国が無料で提供する高精細、多機能な地理院地図を使い倒すためのガイド。内容もさることながら、著者の溢れ出る地図愛が素敵。

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    2025年07月26日
  • 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる

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    広い知識がないとここまで書けない。素人には情報過多という感じであったが、全国の地名については非常に奥が深いことを知った。興味が湧くのだが、ここまでの域に達するには相当な勉強と経験が必要そうである。少し土地家屋調査士についてどんな仕事か調べててみたくなった。

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    2025年07月01日
  • 不思議3D地形図鑑

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    地図だけでなくフルカラーの航空写真で見る世界の不思議な地形。造形主の気まぐれが創ったダイナミックな景観が楽しめる。

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    2025年03月10日
  • 地図帳の深読み 100年の変遷

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    まえがきから地図愛にあふれていて胸が熱くなる。地図が好きならぜひ読むべき。ずっと前から色鮮やかで印刷技術にも感嘆させられる。
    戦時中、日本国土として台湾やら満州やらの記載があるのは興味深い。富士山が日本一でなかったのも納得

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    2024年11月28日
  • 地名の魔力 惹きつけ、惑わす、不思議な力

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    <目次>
    第1章  ああ、紛らわしき日本の地名~ところ変われば、名も変わる
    第2章  「平成の大合併」が変えた地名~人あるところ、忖度あり
    第3章  消えた東京の地名~23区編
    第4章  変わりゆく東京の地名~三多摩編
    第5章  一目瞭然!地名を見ればわかること

    <内容>
    地理に関すればこの著者。また地名にも造詣が深く、昭和・平成期のつまらない地名の改変にかなり批判的である。私もその点は賛同である。一方近年の歴史書や国語書を読んでいると、地名や人名の表記が、現在のように固定されるのは、明治以降の話で、その点を考えると、漢字から地名を考えていくのは無理があると思われる。なんせ、字が読めない、書

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    2024年11月26日
  • 地図で読む昭和の日本:定点観測でたどる街の風景

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    タブレットに東京時層地図というアプリを入れて、たまに都心の地図やら自分の住んでいる周りの過去を調べたりしているのでこの本はその全国からピックアップされた場所を今尾先生の解説で理解を深めるという贅沢な本であった。どんどん海岸線が変わっていく湾岸の地域などは面白いし、消えた路線をたどるのも楽しい。出身地の名古屋や、土地勘のある堺などなど、興味深く読んだが、全く行ったことのない広島、宇品の変遷にも興味津々。
    私も今尾先生同様、昔の地名はそのまま残しておいてほしい派。昨今の似たりよったりのひらがな地名やらキラキラした変な地名や駅の周りは自分だったら住みたくないなーと思う。

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    2024年11月12日
  • 地図記号のひみつ

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    地図記号にもさまざまな歴史あり!

    地形図の発展は陸軍が関連していたり、
    学生時代に習った記号がいつの間にかなくなっていたり…

    さよなら工場や自衛隊の地図記号(*´-`)
    ようこそ老人ホームや博物館!
    お馴染みの卍ですら実は向きがあったり、幸福や吉祥の印だったり、西南戦争時の田原坂の戦いなどで土地勘がなく苦戦した経験など学びがたくさんありました!

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    2024年10月09日
  • 地図帳の深読み

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    冒頭の、濃い緑を探せ!海面下の土地という題材から、地図帳をこんな風に楽しむとは!と白眉でした。なんともなしに地図帳開きながら昼ご飯食べたりするのを若い頃からやめられないが、上には上がいる。説明と、地図を見比べるのに忙しいがあっという間に読めた。続編もまた読もう。

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    2024年09月23日
  • 地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本

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    今尾先生の本久々に読んだけど、本当にバカだ、ファナティックだわ。いろんな地図を紹介、その時の入手方法やら説明してくれて嬉しさが伝わってくる。でも、こういう話はずっと聞いていたい。紙の地図は本当に魅力的。かなり昔の地図も、印刷技術が高く素晴らしい色合いなのも目を引く。

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    2024年06月29日
  • 地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本

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    地図好きの 地図好きによる 地図好きのための本――まさにサブタイトルどおりの本でした。一般に女性は地図を読むのが苦手といわれますが、むしろ私は好きな方で、よく社会科の授業中に授業と関係なく地図帳を読んでいたクチです(笑)知っている土地もまだ見ぬ場所も、地図を見れば行ったような気になれるし、こんな面白い地名があるのか!とか、鉄道や高速道路がこんなところを通っているのか!とか…いまだに地図は好きですね。時代の異なる地図を見ることでその土地の栄枯盛衰が分かるのも面白いし、すっかりデジタル地図が主流になってしまった昨今ですが、やはり紙の地図もなんとか生き残ってほしいなと思います。新書なので致し方ないか

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    2024年06月28日
  • ふらり珍地名の旅

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    注意すべき点としては、まず本作は学術書ではなく随筆であるということ。そのため、随所に「~だろうか」というような推測表現が頻出するが、その後「正解」について記載がないまま話が進行することが多い。司馬遼太郎作品を読んでいると「著者」が急に顔を出してあれこれと講釈を垂れることがあるが、ちょうどあのような感じである。しかしだからといって学術的に不正確であるといいたいわけではない。むしろ著者はわたしを含めた地理好きにとっては名前が知られた存在で、地名に関しては一家言をもっている。そのため豊富な智識量をもとに、各地に伝わる地名の由来とされる「俗説」についてすぐに疑問を呈するなど、さすがの博学ぶりを発揮して

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    2024年05月06日
  • 地形図でたどる日本の風景

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     紙の地図を見る機会はどんどん減っている。国土地理院の地図は大きな書店でしか扱っておらず、引き出しのような入れ物から抜き出して買った。数枚同じ地図を買って等高線に沿って厚紙を切って貼り、立体地図もどきを作ったこともあった。
     本書は地図を読む楽しさを述べたものでここまで読み込めればいろいろなことが見えてくることが分かる。平面から立体を感じる方法である。
     もちろんそれには複雑な地形な人々の営みを一枚の地図にまとめた職人技がある。コンピューターの地図が便利なのはそれとしてやはり平面図の知恵には学ぶべきものが多い。

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    2024年04月01日
  • 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる

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    地名は無形文化財かつ日用品。業界紙「土地家屋調査士」に連載の続くコラムから。漢字、キーワード等から語る地名土地の由来等の雑学。

    良くぞネタが続くものと感心する。日本の地名には当て字が多いことをりっしょうしてくれるところが良い。字面で判断(サンズイ地名等)の表面上上ではない、由来の考察が良い。漢字等から後付けの由来も地名には多い模様。

    筆者の本には本当にハズレがない。

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    2024年02月09日
  • 地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本

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    <目次>
    第1章  余はいかにして「地図バカ」になったか
    第2章  地図を愛した先人たち
    第3章  お宝地図コレクション
    第4章  西へ東へ、いざ机上旅行
    第5章  地名・駅名・バス停名あれこれ
    第6章  地図に刻まれた栄枯盛衰
    第7章  天災と人災

    <内容>
    地図好きの地図好きによる地図好きのための本、とあるとおり、最近のニッチな趣味者向けの本。今尾さんは骨の髄まで地図好きなのだが、もともとは雑誌「中央公論」連載の記事をまとめたもの。今尾さんは地図から派生して、地名の問題、災害との関連など、社会への提言もあり、地名好きの私としては、かなり重なる趣味者なのである。

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    2024年01月14日
  • 地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本

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    好きが高じて、ライフワークとなる人は多くいるが、それがきちんと収入源として成り立っている人はどのくらいいるだろうか。著者の地図好きについてのルーツやその収集方法や視点はとても興味深い。現代において紙の地図が主流でなくなったことについては、我々もかつて車を運転する時には地域のドライブマップが必ずどの車にも載せていたのが、今はスマホやカーナビがその役割をやっている。また、古本店がどんどん無くなっていることについても言及されていたが、本屋自体が街から消えていっているということも改めて感じた。

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    2023年12月10日
  • 地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本

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    説明が具体的だったので岐阜市出身かと思えるほど著者の地図解説が好きだったんですが、その秘訣が垣間見える
    一体どんだけ収集しているんだろうか
    紙が消えていくのは寂しいがnetで過去未来を旅できる事を活用したい

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    2023年11月11日
  • 日本の地名遺産 「難読・おもしろ・謎解き」探訪記51

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    ネタバレ

    読みにくい地名なんて言うのがあり
    なぜその文字が余計に入っている(!!)と思う地名も
    でてきます。

    それといくら調べても詳細は闇の中というのもあり
    本当沼りそうなジャンルだと思いますね。

    あと筑波山の周りにはなぜか富士という名称も
    多いんですよね。
    これはちゃんと由来があるようですが。

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    2023年08月31日