あらすじ
北は北海道から南は鹿児島まで、今も現役で活躍し続ける路面電車。高度成長期に自動車社会の到来とともに、次々と姿を消していったこの路面電車が、環境問題や渋滞解消、またバリアフリーなどの観点から、いまあらためて注目されている。行き詰まりを見せている都市交通問題を大きく打開する可能性をもったシステムとしての路面電車を考える。
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Posted by ブクログ
今話題のLRT議論の先駆けとも言える本。この本自体はかなり前から知っていたのだが、じっくり読んだのは最近になってから。
前半は国内の路面電車事情。後半は公共交通先進国ドイツの事例と今後の公共交通の展開について。
化石燃料の消費をいかに抑えるか、また本当に生活しやすい街とはどんなものなのかを考えさせてくれる本。筆者は紀行文の延長のような感じで執筆したのだろうが、このように読者を考えさせるような文章を書いてみたいものだ。