信田さよ子のレビュー一覧
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ネタバレとても面白かった。著者の口調がどこかいい意味でふてぶてしく、パンクな感じにすごく好感を持った。大きなものに萎縮せず、堂々と啖呵を切るような感じで、こういう知識人があと100人くらいいたら、日本社会のナラティブが変わるのになと思う。
臨床心理士と精神科の領域の棲み分けやアプローチの違いなど、あまり知らなかったことがわかり面白かった。
また、アメリカではベトナム戦争後の復員兵のトラウマ、その家族のDV被害から、精神科で診断基準ができ治療が進み始めたこと、一方日本では、戦後同様に復員兵とその家族に大きなトラウマと暴力の問題があったのに、全て家族に対応を押し付け国として医療面からの対策は取らなかっ -
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心理療法士の信田さよ子氏の2021年の著書。暴力はいかなる理由があれ絶対的悪であるとの前提で書かれている。DV.依存症.(アディクション)アダルトチルドレン(AC)性的虐待をテーマに詳細に論じられてます。
今の日本人のもっている家族観は明治に入ってつくられたらしい。男は家父長として一家を支えるという意識、まずは戦後民法からして、間違ったジェンダー意識を明治から植え付けられてきた。男のDVも多くの事例はこの事を起点としている。家族を絶対視する考えは改めなくてはいけない。家族もそれぞれ人格を持ち同床異夢の世界で生きているのだから。自民党や安倍政権、日本会議が推し進めようとした明治いらいの家族主 -
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2012年文庫発行の新装版でした。
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誰かにとって
「かけがえのない存在」になることの快楽は、
支配の快楽と同じだ。
引きこもり、ギャンブル・アルコール依存、
DV、母親問題、
家族関係に悩んだとき、明快な答えがここにある。
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ニュースで目にする痛ましい事件。
そのなかには子どもが犠牲になるものも。
前半は、共依存についての説明や、
周辺情報を説明してくれているのですが、
症例や事例も織り交ぜて語られていて読みやすく、
知識のない素人の私でも理解できました。
後半は、実際にというところと、 -
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社会学者の上野千鶴子さん、心理学者の信田さよ子さん、女性向けアダルトグッズの店をやっている北原みのりさんの対談本。テーマは「毒婦」(と呼ばれた女たち)。木嶋佳苗や角田美代子、東電OL、畠山鈴香など。
その事件だけにはとどまらず、女性を取り巻く社会について、さまざまな視点から描かれている。私が1番衝撃を受けたのはここ。
P143-144
『彼女たちは、誰かの性的対象になることで、自分のアイデンティティを復活させようとする。アイデンティティって言うのもおかしいんだけど、性的対象にならなければ自分というものが存在しないっていう自分、を持っている人たちが一定数いるわけですよ。…中略…自分が性的な女性と -
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ネタバレ「カルトの子」に衝撃を受け、何度も読んでいる身としては読まずにいられないテーマ。宗教と発達障害の関係については考えたこともなかったけど、人生がうまくいかずに宗教に助けを求めることを思えば、生きづらさを感じやすい人たちがはまってしまうのはなるほどと思う。当事者のインタビューは読みやすかったけど、専門家のところはちょっと読み飛ばすところも。信田さよ子さん、久しぶりに読んだけど、やっぱ分かりやすかった。斎藤環さんとの対談のとこも。こういう本を読むと、あの高校時代のエホバの子を思い出す。今どうしてるんだろうなぁ。エホバの個別訪問が辛い思いをさせて、コミュニティへの帰依を高めるためだという意見にはなるほ
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ネタバレ宗教者、精神科医、ジャーナリストなどこの問題に向き合っている様々な専門家との対談や取材と2世当事者の声を集めた章が秀逸。
むしろそこだけでも良かったのでは、と思うくらい。
最後の方の章は著者自身の著作や宗教関連の文学や映像作品の紹介と見解が多く、興味を惹かれるものもあったが映像に関してはほとんど見ることのできないものが多いこともありちょっとうるさく感じてしまった。蛇足感がある、と言ったら言い過ぎだろうか。
p253で著者が創価学会について、エホバの証人のように2世問題を唱えてる人や宗教被害を受けたと言っている人が実数からすると多いと思えない、ゆえにエホバが2世問題を生み出しやすい宗教と言える -
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DV、虐待、性被害についてや、加害又は被害を「聴く」「治療する」ことについて、考えさせられる対談だった。近接領域で働いているのでお二人の話にそうですよね〜と深くうなずきたくなる場面も結構あった。加害者って映画の世界みたいに綺麗に変わらないですよね。被害者の気持ちを真に理解できる人も少ないんだろう。
もちろん知識や経験の不足を痛感することも多々あった。海外ではDV加害者が裁判所命令でDV加害者のためのプログラムを受講を義務付けられると知って驚いた。
信田さんの面接で愛着障害だとか自己肯定感が……とかいう言葉を禁じているという話もなるほどと思った。その人の中で物語として完結してしまっていたらそれを -
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依存症やDVのカウンセリングを長年行なってきた著者による子育て論。「これだけは(親に)してほしくなかった」という地点から逆算して書かれたものなので、読者がどれだけ我が事と引き寄せられるかでアドバイスの意味も変わってくる。読み口は平易。p71「子どもが抵抗し反抗できる親であること、ちゃんと自分の責任で対峙してくれる親であること。それが親のもっとも大切な役割であり、親の責任を果たすということだと思います。人間として自立の条件とはと問われたら、責任をとること、引き受けることだと答えるでしょう。お願いばかりしている親に、子どもに対して『自立しなさい』という資格はないとさえ思います。」自戒を込めて引用。