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Posted by ブクログ 2021年02月25日
「毒親」「毒母」という言葉がよく聞かれるこの頃なので、親子関係とくに母子関係に悩んでいる人は多いのだろうとはわかっていた。
「何かが上手くいったあとには必ず落とし穴が待っているような気がする」と物語の主人公が言うように、私も手放しで褒められることに居心地の悪さを感じてしまう。
これは子どもの頃に褒...続きを読むめられた経験が少ない、もしくは叱られたり貶されたりした経験の方が多いことが要因かもしれない。
褒められて居心地悪そうな私に「じゃあ、どういう状況になれば素直に自信を持てるのか?」と聞かれた時に答えた言葉を主人公が作中でも言っている。
「上には上がいる。日本一にでもならない限り」安心して満足は出来ないのだ。仮にトップに立てたとしても、今度はその座を失うことの不安の方が大きくて喜べない。
これまでは「自分の育ち方」を振り返って今の思考パターンを意味付けしてきたけれど、本書によれば「母親の生育状況」を分析することの方が役に立つらしい。
もう折り返し地点をとっくに過ぎてしまったけれど(笑)自分の人生、自信を持って生きられるように。「子どもは生まれてから3歳までに親孝行を終えている」という言葉をかなり久しぶりに聞いた。子どもとしても、母としてもこの言葉を頭に置いて良い距離感を保っていきたいと思った。
Posted by ブクログ 2023年07月26日
・自分を認め、自信を持つ
・乱されない範囲で付き合う
・泣き落としには動じない。ガードする壁を堅牢に
・相手の体調の悪さの元凶は自分ではない姿勢を貫く
・自分の気持ちを大切に、自分の人生を生きる
・一呼吸して、「私はどうしたいの?」と問うてみる
Posted by ブクログ 2021年03月12日
信田さよ子さんのコラムはうなずくことばかり。言語化しづらかったことを書いてくれている。
母親についての理解が進む。
小説仕立てになっており、設定等はおいといて、母娘のやり取りは単純化されており、わかりやすい。
Posted by ブクログ 2016年09月03日
君島瑠衣という女性の置かれた状況を物語仕立てして、エピソードごとに説明が付け加えてある。
分かりやすいような、そうでないような。
信田さよ子著の本の方が私には読みやすい。
Posted by ブクログ 2016年07月15日
妻に勧められ読む。父と息子の関係も大変だが、母と娘の関係もまた違った種類の粘着質っぽい大変さが有るのだなあと思う。外から見ていると、なかなか分からないものだが、心配になってくる。また、娘たちとはこのような間にならないと良いなと思う。
【学】
母はどんな話をしても素直に喜ばない
母が喜ぶからと柄に...続きを読むあわない優等生を演じていた事は葬り去りたい過去だ
「母の存在が重い」「いつまでも支配されている」と感じる娘は珍しくアリマセン
どこか虫の居心地が悪そうな母の声を聞いてると内蔵という内臓がギュッと小さく縮む気分になる。仕事以上のストレス
だんだんと人間関係にまで口出しするようになった
母は、私が私らしい幸せを掴むのを望んでいるわけではなく、自分の思い通りの人生を歩ませたいだけなんだ
良いママとは誰にとって?
Posted by ブクログ 2016年06月26日
毒親育ちのため、関連書籍は何冊も読んでいて、なんとか自分の人生を生き直そうと努力中。
それでも生きづらさは拭えない。
老いていく母への罪悪感も増える一方。
ここまで苦しんでいるのに、
一瞬、
この本の著者はなぜこんなに
母親を疎むのか、
なんて考えてしまった。
根が深い問題…。
実際には、瑠衣...続きを読むのように母娘関係を話のできる相手なんかいないからな…。
Posted by ブクログ 2016年06月10日
発売日に朝倉さんご本人から購入!
最近は「毒母」という言葉もあり、
それぞれ家庭ごとの問題を抱えている母娘関係。
辛く重くなりがちなテーマですが、
朝倉さんの読みやすい文章、
カウンセラーの信田先生のコラムが
すんなりと心に響きます。
我が家もご多分に漏れず、母は「微毒」を
持っています。
...続きを読む親による負の言葉の数々を受け流し、
大人になった自分の人生を自信をもって
生きていこうと思います。
・母親は、論を尽くせば通じる相手ではない。
母親の介入から自分を守る壁を築くこと。
・できないことや無理であることを断言し、
一線を引く。
母親は何を言っても響かないと判断した
人には潔く撤退する。
・母親の人生を研究して、「心理的な距離」
を作る。
「乱されない範囲でつきあう」
・母親研究は自分研究にもつながる。
文章化することでどのように母親から
コントロールされていたかが明らかになる。
・「やさしい娘」を脱して「幸せな娘」になる。