信田さよ子のレビュー一覧

  • ふりまわされない

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    シンプルで読みやすかった。

    分かりやすい言葉で実践形式のカウンセリングの話と
    紙の妖精パピルスの問いかけ。

    考え方の転換でものの見方はこんなに変わるのかと思った。

    こういう本は沢山読んでいるはずなんですけどね。
    不思議だ・・・。

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    2011年05月06日
  • 選ばれる男たち 女たちの夢のゆくえ

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    よくぞ言ってくれた!

    世の男性たちにぜひ読んでほしい。
    というか、読め!と言いたくなるくらいだ。

    「自分なんて関係ない」と思っている人こそ危ない。
    もしくは「こんな本ばからしい」と言っていたらかなり危ない。

    とにかく既婚者・未婚者、男女に関わらず、全員読んでもらいたい。
    こんな高校生の小娘でもためになったと思える本なんだから、大人の人ならだれでも今の自分を見つめなおすきっかけになると思う。

    私が大人になる(もしくは結婚する)ころにはこの本に書かれているような男が一人もいなくなっていることを願う。(ありえないと思うが)

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    2011年02月06日
  • 選ばれる男たち 女たちの夢のゆくえ

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    常に主体であり自分達が客観される側になることなど思いもよらない男性と、理想の男性を求めることを隠さなくなった女性達…何だか筆者の述べたい事と違う気もするがそんな風に読みました。その他にも筆者がカウンセリングを通して見てきた女性達(夫婦像)など、読んでいて怖くなったり苛々する所も多々あります。結婚したその先が(勿論全てではありませんが)この本のようだとしたら、辛いなぁと思いました。

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    2009年10月04日
  • 母は不幸しか語らない 母・娘・祖母の共存

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    ところどころ難しかったが、子育て中の自分は娘にとって、どのような存在だろうと考えさせられた。
    私がこの本を手に取った理由は自分と母の問題ではなく、自分と娘の関係に何か得られるものがあるかもしれないと思ったから。
    本書に出てきてハッとしたのは母から見て順風満帆に見えていた娘が本当は辛かったが親には言えず、大人になって初めて本音を言った体験談。そして、やはり母娘の問題には夫(父親)の存在が大きく関わっているということ。
    娘がこの先、私(母)に対して思ってもいなかったような想いをぶつけてくることがあるかもしれないし、黙って離れて行くような事もはないとは言えない。そんな時他責にしたり娘の問題だと切り捨

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    2025年12月07日
  • なぜ人は自分を責めてしまうのか

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    母の影響力を改めて思い知った。正しく影響力を使わないと。この本を読んで、母と分離できていることに気付かされた。

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    2025年08月17日
  • なぜ人は自分を責めてしまうのか

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    人が自責の感情を意識するのは2歳半から始まる。そうして、心理的にも身体的にも自分と外の世界との対話と体験を通じて自分の心や意識と向き合い、「ごめんなさい」と心から言えるようになる。
    さて、本著では、自分を責めてしまうことについて問いと視点を与えてくれる良書である。私たちは人間であればどんな者であれ、自責することはある。それは決して悪いことではなく「今いる環境と状況に適応する状態」と本著では示唆している。自責から学べることは多い。問題の根幹や本質は、本当に自分でコントロールできる範囲内での出来事や状況なのか、自分ではコントロールできないことなのかを分けることでより生きやすくなるだろう。だが、自責

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    2025年07月26日
  • 明日、学校へ行きたくない 言葉にならない思いを抱える君へ

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    ネタバレ

    信田さよ子さんの本を探してて出てきたやつ。ニコニコ生放送の番組を元に作った本だそうで、3人の対談やコラムで構成されていて読みやすい。ほんと、悩める子ども達に読んでほしいわ。私も学校に行きたくなかったけど、やっぱ勉強がある程度できたから不登校にならずにすんだよなとは思う。あと絶対父親に怒られるからそっちの方が嫌だったし。それでも友達としゃべって楽しいとか好きな先生とか好きな授業もあったし。高校に通うのは面倒だったけど。やっぱ何か人の役に立つことをしたいとは思うね。脳もそういう風にできているという茂木先生の言葉を読んで改めて思う。そろそろ勇気を出して動くべきか。

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    2025年07月20日
  • みんなの宗教2世問題

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    編者は自身が宗教二世であることを明かしている横道氏。自身の発達障害についても触れている。

    第一章は宗教2世らの生の声。
    そして著名人らによる様々な意見。
    いろんな人の声に耳を傾けるということの大切さがよくわかる。

    後半は宗教二世を扱った作品についてデータベースのようになっている。今まで気づかなかったが、これだけ作品化されているということは、表現者がそれぞれに問題意識を持って発信しているということでもある。

    安倍元首相銃撃事件から3年経過し、改めて読んでみようと手にした一冊。

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    2025年07月11日
  • なぜ人は自分を責めてしまうのか

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    母が自責感を感じている本だと思って手に取ったけど、書かれていたのは主に子どもが感じる自責感だった。
    そして、子どもにそう思わせているのは、主に母親なのだそう。
    例えば…とあげられている例に思い当たることがあり過ぎて、とってもショック。
    多くの親が言ってしまうセリフだと思うけど、これって私だけだったんだろうか?私は毒親認定だな…と悲しくなってしまった。
    親の立場でこの本を読んだ他の方の意見を聞いてみたいなぁ。
    ダメ出し部分が多かったので、どうしたらいいかということももっと書いて欲しかった。

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    2025年05月25日
  • 後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと

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    アルコール中毒、DV家庭の世代間連鎖を防ぐために、よくない家族関係から逆算して望ましい対応を指南するという面白い本。
    子どもにお願いしてはいけない、両親と子どもが2:1になるのはいいが、母親(もしくは父親)子どもと父親(もしくは母親)が2:1になるのはよくない、子の目の前で夫婦喧嘩してしまっても後でフォローすればセーフなど、他では読めないような経験則が豊富である。
    しかし、どこまでが精神医学的な知見に基づくもので、どこからが信田さんの経験に基づく価値観なのかがわからない。かなり信田さんの個性が強い部分がありそう。
    あと、ママ友の仮面を被った闘争や乳を与えようとする祖母などのソリッドな話題は耳目

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    2025年05月21日
  • なぜ人は自分を責めてしまうのか

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    正確には専門書ではなく、
    一般向け講座を書き起こしたものだが、
    信田さよ子先生が積み上げてきた経験があるからこその、
    深い洞察についてとてもわかりやすく書かれている。

    私の患者さんに読んでもらいたい。

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    2025年05月11日
  • なぜ人は自分を責めてしまうのか

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    ネタバレ

    タイトルに興味を惹かれて購入。

    著者の信田氏の講演をまとめたもの。どちらかというと女性向けの本で、母と娘間の人間関係からここ最近話題になっている概念「きょう依存」や「アダルトチルドレン」「自責感」などを紐解く1冊。
    前述の通り、母と娘の関わりに焦点を当てているため、男性に対しては当てはまるのかよくわからない。
    また、講演をまとめたものなので口語体で著したとまえがきにある。私にはどうも馴染めず、理論や結論がなかなか読み取れなかった(これは私の読解力が低いこともあるので読み返すうちに理解できるかもしれない)。

    印象に残ったのは第2章「ケアすることで相手が弱体化する」という一文。
    実質的に相手を

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    2025年04月15日
  • 共依存 苦しいけれど、離れられない 新装版

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    イネーブラーという概念を知ってどきりとした、知れてよかった。本書の論点がそこにないとは思いつつも、ではどうすればよいのか?と問いたくなる。それからここで描かれる男に奥行きがなさすぎるのではないかとも思う。

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    2025年01月13日
  • 母は不幸しか語らない 母・娘・祖母の共存

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    連載をまとめたものって読みづらいなぁといつも思います。
    本書で取り上げられている世代の祖母にも母にも娘にも孫にも微妙にマッチしない世代ではありますが、やっぱ団塊世代って特殊な環境に生きた人たちだったよなと思う。
    核家族化が進む中で、家庭に無関心な夫に絶望し、娘に依存するパターンは2024年の現在だからこそわかりみだけど、この本が書かれた15年前は確かに表面化されてなかった気がする。
    今はコミックもエッセイも学術書もいっぱいあって、著者をはじめとする、団塊、団塊ジュニアの先立が私たちに残してくれたものに感謝するしかない。
    あと、女にとって1番大事なのは男を見る目だってことはわかりました。

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    2024年11月17日
  • みんなの宗教2世問題

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    私も宗教2世、いや、正確には3世です。
    皆さんの体験談は、自分と重なるところも多く、改めて、自分もいろんなことを我慢してきたんだろうな、本当の自分を出すことができずに大人になったんだろうなと感じました。

    せっかくなので、私の記録も(長くなりますが)ここに残します。
    私は、父方の祖母、母方の祖父母が創価学会に入会し、父と母は子どもの頃から学会員で、学会活動の中で出会って結婚し、私が生まれました。
    父母は地元でちょっと有名な活動家だったので、その長女である私も期待されていると(勝手に)感じていました。
    小学生になる頃、母から勤行唱題を教わり、土日には未来部として会合や合唱団の活動に参加しました。

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    2024年06月21日
  • 家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ

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    タイトルを見て手に取ったが、期待していた内容ではなかった。国家間の対立と家族内でのDVや虐待の共通点を指摘しており、それはそれで面白いのだが、そういうことが知りたかったわけではなく、昨今の国や社会の仕組みが、家族のDVや虐待をどのように形作るのか、その構造が知りたかった身としては物足りない内容だった。

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    2024年02月05日
  • みんなの宗教2世問題

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    安倍元総理大臣襲撃事件の容疑者山上氏の行動からクローズアップされた宗教2世 さまざまな宗教2世の生の声がつづられている。一時はマスコミも騒ぎ立てたが今では、冷めてしまったようだ。この本を読みもう一度宗教2世について考えることとなった。

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    2023年08月31日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    読みやすいし、面白い。
    本当にただ3人のおしゃべりを横で聞いているようで、何か特段新しい気づきや発見はないのだけれど、こーゆーおしゃべりがそれぞれの著作につながるんだと思う。

    あ、フェミニズムはおしゃべりってみのりさんが書いていたことはとても好きで、「事件を自分に引きつけて考える女と切り離す男」という視点はジェンダーなのか個人差なのかこれは考えたい。

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    2023年06月08日
  • 言葉を失ったあとで

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    対談相手、「裸足で逃げる」の人とわかってドキッとした。詳しい内容は覚えてないけどとにかく衝撃的な本だったから……。自分は心理系の仕事をしてないので「ふーん、そうなの?」と思うところもあったけど……もっと時間のある時に読みたかった。フラッシュバックは回復の兆しという話が良かった。自分は本当に恵まれた人生を生きてるけど、環境次第で人生って本当に大きく変わるしそこから巻き返していくことの大変さって凄まじいなって思う。

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    2023年04月28日
  • ふりまわされない

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    著者は非常に碩学な公認心理士だが、誰にでも分かりやすいようとてもカジュアルな物語仕立てで、ふりまわされてストレスを感じる7つのケースについて紹介している。カウンセラーの一言一言が、こう考えれば楽になるのかと、たくさんの気づきを与えてくれる。

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    2022年07月29日