信田さよ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読後の”気圧され感”がとても強い鼎談録だと思います。
角田美代子、三橋歌織…と東電OL・木嶋佳苗以外で関心の高い人物の話題も多く、特に木嶋佳苗と同時期にニュースになっていた上田美由紀の事件に対する考察は、両者の比較もありとても興味深いものでした。
そして、自分が知らず知らずのうちに男性目線の報道を何の疑問も持たず受容していたことに気づきました。
でもまたしばらくしたら忘れちゃいそうですが。
北原さんのあとがきで、信田さんに壇蜜をどう思うかと訊ねた際の
「私、好き!あの人、女のパロディだから!」
という一言が強力にヒットして電車の中で思わず笑いそうになりました。
その後の「なぜパロディなのか」 -
Posted by ブクログ
女性カウンセラーの書いた父親の本ということもありとても興味深い。妻息子からの視点が新鮮で、よくある「強い父親を取り戻せ」みたいな男の書く本とは一線を画している。
父親として耳の痛い共感することがたくさんある一方で、さっき言ってた失敗父親の逆もまたうまくいかない、という展開は「どうすりゃいいの」と思ってしまう。
きっと著者はそれもわかった上で、結論めいた締めくくりとして、理想の父親像なんてものはなく、家族から愛される父親になるよう努め続けること、を推奨するに至ったのだと思う。でもやっぱり、それってどうすりゃいいの?って場面が出てくると思う。
家族って不思議。 -
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信田さんは、母娘関係やアダルトチルドレンの本をたくさん書いている。父息子は父親殺し理論とかあるけど、母娘ってこれまで語られてこなかった。2000年くらいからかな?けっこう本が出てきたのは。自分自身も自分の母についてもっと理解したいと思っているので、何かヒントになるのではと、信田さんの本は読むように心がけている。
今回の本は、母の支配から逃れられない女性たちついて解説している。母は「愛情」という美しい言葉に包んで、子どもを思い通りに支配したり、自分の人生の生きがいを与える人に仕立て上げたりしている。「誰も抵抗できないケア、世話、愛情という無敵の価値」を利用して行われる母の支配に苦しむ女性が社会 -
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講義形式なので読みやすい。ただ他の本の間にチラッチラ少しずつ読んだのであまり頭の中でまとまっていない。ただ最後のあとがきではたと気付かされた。筆者は自己肯定感と言う言葉が大嫌いだとある。というのも「自己肯定感を上げるにはどうすればよい?」「自分を好きになりたいのに、、」という問いが呼び水的に生まれ、この問いの建て方は出口がない。問題の建て方は言葉によって決まり、自分を責める方向に誘導されてしまう。とのこと。
ほんまや!自己肯定感て言葉は強者が強者を粒立てるのに使うワードなんや!言葉選びひとつで相手を出口のない迷路に誘ってしまう事もあるんや!気をつけなきゃ!
あと自責感は自分自身を傷つけ、こわ -
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信田さよ子は母と娘問題の本をたくさん出しているのだが、わたしも母娘問題を勉強したくて手に取った。のだが、けっこう難しかったなー。続けて3回読んだにも関わらず、全部理解できた気が全然しない。理解できないというよりも、私の経験値が不足している感じだ。
タイトルは「なぜ人は自分を責めてしまうのか」だが、内容はアダルトチルドレンとか、依存症、共依存メイン。自己肯定感云々はあまり触れられない。
読んでいて辛い気持ちになったり、新しく触れる文脈があったり、自分の子育てを振り返ってみたり。刺激はたっぷり。
いくつか印象に残ったフレーズ。
ー親の愛には限界がある。
母は愛情という美しい言葉に包んで、子供 -
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私は心理学に詳しくなく、こういった本を読むのは初めて。おすすめされて読んでみたのだが、色々と発見があった。
「われわれが当たり前と思っている親子像というのも、多くは日本の近代化とともにつくられ、ある種、教え込まされた家父長制度によるものと言える」という記述にびっくりした。新しい事を知ることができるのは、読書の醍醐味のひとつだ。
主に家族間の、権力とか、愛という名を被せた支配とか、それによって苦しい思いをしてきた人について書かれている。
タイトルを見ると自責感の強い人のための本のようだが、もっと一般的に読まれたらいいのにと思った。私も、おすすめされてなかったら読んでないだろう。これから結婚や育児 -
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ところどころ難しかったが、子育て中の自分は娘にとって、どのような存在だろうと考えさせられた。
私がこの本を手に取った理由は自分と母の問題ではなく、自分と娘の関係に何か得られるものがあるかもしれないと思ったから。
本書に出てきてハッとしたのは母から見て順風満帆に見えていた娘が本当は辛かったが親には言えず、大人になって初めて本音を言った体験談。そして、やはり母娘の問題には夫(父親)の存在が大きく関わっているということ。
娘がこの先、私(母)に対して思ってもいなかったような想いをぶつけてくることがあるかもしれないし、黙って離れて行くような事もはないとは言えない。そんな時他責にしたり娘の問題だと切り捨 -
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人が自責の感情を意識するのは2歳半から始まる。そうして、心理的にも身体的にも自分と外の世界との対話と体験を通じて自分の心や意識と向き合い、「ごめんなさい」と心から言えるようになる。
さて、本著では、自分を責めてしまうことについて問いと視点を与えてくれる良書である。私たちは人間であればどんな者であれ、自責することはある。それは決して悪いことではなく「今いる環境と状況に適応する状態」と本著では示唆している。自責から学べることは多い。問題の根幹や本質は、本当に自分でコントロールできる範囲内での出来事や状況なのか、自分ではコントロールできないことなのかを分けることでより生きやすくなるだろう。だが、自責 -
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ネタバレ信田さよ子さんの本を探してて出てきたやつ。ニコニコ生放送の番組を元に作った本だそうで、3人の対談やコラムで構成されていて読みやすい。ほんと、悩める子ども達に読んでほしいわ。私も学校に行きたくなかったけど、やっぱ勉強がある程度できたから不登校にならずにすんだよなとは思う。あと絶対父親に怒られるからそっちの方が嫌だったし。それでも友達としゃべって楽しいとか好きな先生とか好きな授業もあったし。高校に通うのは面倒だったけど。やっぱ何か人の役に立つことをしたいとは思うね。脳もそういう風にできているという茂木先生の言葉を読んで改めて思う。そろそろ勇気を出して動くべきか。
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