信田さよ子のレビュー一覧
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私には役に立たない。紙の精パピルが馴染めない。と思っていたが1年ぶりに読んでみると心がスッキリした。
大事なポイント
善悪では無く損得で判断する。正しくても自分の損になることはしない。
望ましい未来を考える。
これまででホッとできる体験を思い出す。
その体験を安心できる場所としてしまつておく。
人間関係で損をするコストなレンズをかけていないか。
他人が褒めてくれることを素直に信じるベネフィットなレンズを掛けよう。
ハツカネズミにならないためにバリューフリー、選択肢は色々ある。
願い事はふたつより3つが良い。そうすると選択の2ではなくバランスの3になる。
イエスでもなくノーでもない。ノエスの魔法 -
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Posted by ブクログ
他の本と併読をおすすめ 「母と娘はなぜこじれるのか」
「母は娘の人生を支配する―なぜ「母殺し」は難しいのか
(NHKブックス)」を読んでからこちらを読むことをおすすめします。
著者の斎藤さんが、母娘問題にゆかりのある方と対談していきます。
角田さんの小説は同じ日に読み終わったばかり、
萩尾望都さんの「イグアナの娘」はマンガもドラマも見、
信田さよ子さんの「母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き」も
読んでいたので対談の背景を知った上ですっと読んでいきましたが、
今、実際困っている人は、「母は娘の人生を支配する―なぜ「母殺し」は難しいのか (NHKブックス)」、
「母が重くてたまらない―墓守 -
Posted by ブクログ
母と娘の間には
母と娘の間にある問題がクローズアップされてきている。
母は娘を支配しようとし、娘はそれに応えるために必死になる....
その問題を5人の女性と対談形式で齋藤環が論じる。
一番興味深かったのが水無田気流氏との対談。
現代の育児の負担というものが女性に過剰に負担を強いているという論調であるがこの点は非常によくわかる。
保育園が見つからない、見つかっても子供が病気になれば休まなければならない、夫は帰って来ない、孤独感を募らせていく......
これは現代の母親には感じるものがあるのではないだろうか。
ある程度の社会基盤がある人ならば公的サービスを受けられる(それがあることを知ること -
Posted by ブクログ
うーむ。
なるほど……。と言おうかなんと言おうか。
女性が生む性だからなのか、産む性で有ることを社会的に期待されているからなのか、母、祖母、とさかのぼり、もしかしたらミトコンドリア・イブにまでたどり着く呪詛を感じる。すげーわ。
社会や人情、世間の常識に照らし合わせて間違っているとしても、本人が辛いならば「辛い」って言うのは当たり前なんですよ、と言うことを切々と語っているなぁと。
そして何より、逆もありき、と言うのが新しかった。端から見てどんなに辛そうでも、本人が大丈夫ならばそれでいいい。
本人にとっては、本人が感じていることが真実なのだし、それを大切にしてほしいと思いました。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読後の”気圧され感”がとても強い鼎談録だと思います。
角田美代子、三橋歌織…と東電OL・木嶋佳苗以外で関心の高い人物の話題も多く、特に木嶋佳苗と同時期にニュースになっていた上田美由紀の事件に対する考察は、両者の比較もありとても興味深いものでした。
そして、自分が知らず知らずのうちに男性目線の報道を何の疑問も持たず受容していたことに気づきました。
でもまたしばらくしたら忘れちゃいそうですが。
北原さんのあとがきで、信田さんに壇蜜をどう思うかと訊ねた際の
「私、好き!あの人、女のパロディだから!」
という一言が強力にヒットして電車の中で思わず笑いそうになりました。
その後の「なぜパロディなのか」 -
Posted by ブクログ
女性カウンセラーの書いた父親の本ということもありとても興味深い。妻息子からの視点が新鮮で、よくある「強い父親を取り戻せ」みたいな男の書く本とは一線を画している。
父親として耳の痛い共感することがたくさんある一方で、さっき言ってた失敗父親の逆もまたうまくいかない、という展開は「どうすりゃいいの」と思ってしまう。
きっと著者はそれもわかった上で、結論めいた締めくくりとして、理想の父親像なんてものはなく、家族から愛される父親になるよう努め続けること、を推奨するに至ったのだと思う。でもやっぱり、それってどうすりゃいいの?って場面が出てくると思う。
家族って不思議。