信田さよ子のレビュー一覧

  • 共依存 苦しいけれど、離れられない 新装版

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    イネーブラーという概念を知ってどきりとした、知れてよかった。本書の論点がそこにないとは思いつつも、ではどうすればよいのか?と問いたくなる。それからここで描かれる男に奥行きがなさすぎるのではないかとも思う。

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    2025年01月13日
  • 母は不幸しか語らない 母・娘・祖母の共存

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    連載をまとめたものって読みづらいなぁといつも思います。
    本書で取り上げられている世代の祖母にも母にも娘にも孫にも微妙にマッチしない世代ではありますが、やっぱ団塊世代って特殊な環境に生きた人たちだったよなと思う。
    核家族化が進む中で、家庭に無関心な夫に絶望し、娘に依存するパターンは2024年の現在だからこそわかりみだけど、この本が書かれた15年前は確かに表面化されてなかった気がする。
    今はコミックもエッセイも学術書もいっぱいあって、著者をはじめとする、団塊、団塊ジュニアの先立が私たちに残してくれたものに感謝するしかない。
    あと、女にとって1番大事なのは男を見る目だってことはわかりました。

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    2024年11月17日
  • みんなの宗教2世問題

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    私も宗教2世、いや、正確には3世です。
    皆さんの体験談は、自分と重なるところも多く、改めて、自分もいろんなことを我慢してきたんだろうな、本当の自分を出すことができずに大人になったんだろうなと感じました。

    せっかくなので、私の記録も(長くなりますが)ここに残します。
    私は、父方の祖母、母方の祖父母が創価学会に入会し、父と母は子どもの頃から学会員で、学会活動の中で出会って結婚し、私が生まれました。
    父母は地元でちょっと有名な活動家だったので、その長女である私も期待されていると(勝手に)感じていました。
    小学生になる頃、母から勤行唱題を教わり、土日には未来部として会合や合唱団の活動に参加しました。

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    2024年06月21日
  • 家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ

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    タイトルを見て手に取ったが、期待していた内容ではなかった。国家間の対立と家族内でのDVや虐待の共通点を指摘しており、それはそれで面白いのだが、そういうことが知りたかったわけではなく、昨今の国や社会の仕組みが、家族のDVや虐待をどのように形作るのか、その構造が知りたかった身としては物足りない内容だった。

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    2024年02月05日
  • みんなの宗教2世問題

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    安倍元総理大臣襲撃事件の容疑者山上氏の行動からクローズアップされた宗教2世 さまざまな宗教2世の生の声がつづられている。一時はマスコミも騒ぎ立てたが今では、冷めてしまったようだ。この本を読みもう一度宗教2世について考えることとなった。

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    2023年08月31日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    読みやすいし、面白い。
    本当にただ3人のおしゃべりを横で聞いているようで、何か特段新しい気づきや発見はないのだけれど、こーゆーおしゃべりがそれぞれの著作につながるんだと思う。

    あ、フェミニズムはおしゃべりってみのりさんが書いていたことはとても好きで、「事件を自分に引きつけて考える女と切り離す男」という視点はジェンダーなのか個人差なのかこれは考えたい。

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    2023年06月08日
  • 言葉を失ったあとで

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    対談相手、「裸足で逃げる」の人とわかってドキッとした。詳しい内容は覚えてないけどとにかく衝撃的な本だったから……。自分は心理系の仕事をしてないので「ふーん、そうなの?」と思うところもあったけど……もっと時間のある時に読みたかった。フラッシュバックは回復の兆しという話が良かった。自分は本当に恵まれた人生を生きてるけど、環境次第で人生って本当に大きく変わるしそこから巻き返していくことの大変さって凄まじいなって思う。

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    2023年04月28日
  • ふりまわされない

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    著者は非常に碩学な公認心理士だが、誰にでも分かりやすいようとてもカジュアルな物語仕立てで、ふりまわされてストレスを感じる7つのケースについて紹介している。カウンセラーの一言一言が、こう考えれば楽になるのかと、たくさんの気づきを与えてくれる。

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    2022年07月29日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    木嶋佳苗、角田美代子、上田美由紀、下村早苗、畠山鈴香
    など毒婦をテーマに、
    フェミニストな論客3名でだべりまくる。

    女性は、男性を殺した女性犯罪者に自分を同一視するが、男性は女性を殺した犯罪者と自分はいかに違う存在かを力説するという。これは、女性が男性に力で圧せられていることへの反逆を、男性は弱い部分に付け込んでの卑劣な犯罪であることの嫌悪を感じているからなのかもしれない。

    また、一般的にモテる容姿ではない木島佳苗が圧倒的なケア力でモテていたというのも、なるほどと思った。

    3人のお話は、ある意味、暗黙知が共通的な立場の方々なので、話が通じあうことで、若干ヒートぎみに上っすべりになるところ

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    2022年07月03日
  • 家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ

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    筆者はカウンセリングという仕事を大変知的に行なっていることがよくわかる。
    「共感」みたいなものを示されるよりも説得力があるしより深い関心を持てる。

    ・虐待やDVにおいては、「被害者側に立つことこそが中立である」というのは繰り返し唱えていかないといけない。
    ・虐待とDVはつながっている(抑圧移譲)
    ・家族の問題解決のためには「構造改革」
    →「この人がこうなったのはなんでなのか」という原因を探す「因果論」ではなく、「この問題は、こういう状況の元で発生する」という「システム論」的に考えることで、問題を実際に解決することができる
    ・加害者像の構築こそが被害経験に意味を付与する。そういう意味では加害者

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    2022年05月16日
  • 家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ

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    直前に武田砂鉄さんの「マチズモを削り取れ」を読んだので、マチズモじゃん!とツッコミ入れながら読んだ。
    「自己肯定」は「自己責任」に結びついてしまうというのは、なるほど…という感じ。
    使ってしまう言葉だからこそ、その視点を持つことは大事だなと思った。

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    2021年11月29日
  • 母・娘・祖母が共存するために

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     信田さよ子先生の言葉は明確だ。
     女性の努力のみで共存するのは困難。これを読むと逆に父親の不在というものを強く感じさせる。

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    2021年06月19日
  • 家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ

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    局所局所で読むと面白いが、エビデンスベースよりも個々のケースや映画のワンシーンから考察を深めて、主張をしていく方法が最後まで馴染めなかった。またイノセンスなどの用語が常用語のように使われており、専門外の人が読むには、少し骨が折れるところもあった。

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    2021年06月05日
  • 家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ

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    ネタバレ

    家族と国家のつながりは最後の方に明確に出てくる。それまではDVやカウンセリングの話が多い。

    以下読書メモ
    ーーーーー

    ・「堅くて変化に乏しい」から「めまぐるしく配置や距離を変える」関係性が主流となったのである。そこで求められる労働者は、適応できる即応性と柔軟性を備えていなければならない。資本主義社会の多くの場で、このように期待される人間像が大きく転換したことを、ポストフォーディズムという。

    ・ 注意深く見ると、これが日本で主流だった「男らしさ」の価値を下げたことがわかる。男は黙って、自分の信念を曲げずに、頑固なまでに固執する、といった態度がプラスの価値を持っていたのだが、それらは現在では

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    2021年05月03日
  • 明日、学校へ行きたくない 言葉にならない思いを抱える君へ

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    ホームスクーリング等学校に通わなくとも学習は出来るという気付きや社会の仕組みを知る事が出来ました。私としてはメンタル面のケアを期待して読んだので、求めていた内容ではなかったです。
    慰めより具体的な施策がないと救済にはならないので、本書が役に立つ方もいらっしゃるかとは思います。表紙の絵、表情が逸品です。

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    2021年05月03日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    一言に母と娘の問題といっても、様々な違う問題を抱えていることに改めて気づいた。著者と5人の女性との対談でも、やはりそれぞれの母娘関係がある。息子は娘のように母親に罪悪感は抱かず、恩義を感じない、ということが1番の発見だった。

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    2021年01月04日
  • 傷つく人、傷つける人

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    自分は人を傷つけていないだろうか?
    傷ついたことはあるが、相手のせいと考えて良いかは疑問である。確かに、相手が悪いと思えば楽になるかもしれないが、総てがそれで良いとは思えない。ち、傷つき方によってや弱い人(どういう人が弱いかは判断が難しい)には良いかもしれない。

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    2020年11月29日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    ネタバレ

    「東電OLは私である」と発言する女性がたくさんいたという
    女性差別企業の中で惨憺たる思いをした彼女は均等法施行前に社会人となった世代
    均等法が施行されてからだってそう変わらない
    会社に入ってみたらこんなはずじゃなかった
    といったことは多々あったし今でも劇的にそうした状況が改善されているとも思えない

    この事件は覚えている
    マスコミが騒いだ内容については詳しく知らなかった
    本書でそうしたことを読み解いているのかと
    しかもこのお三方
    楽しそうではないかと思い読み始めた

    この事件というよりは「木嶋佳苗」に焦点をあてて語られる日本の「性」の扱われ方

    援交世代についてはっとさせられたのは
    そうだ彼女

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    2019年09月30日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    特に信田さん、水無田さんとの対談が勉強になった。

     女であることと人間であることの違いが大きすぎた
     第二次性徴の身体的感覚の違い、
     女装してる 服は脱げても体は脱げない
     良妻賢母は明治に作られた

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    2019年05月14日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    「毒婦」をテーマに上野千鶴子、信田さよ子、北原みのりが鼎談している。
    「毒婦」って何だろう。男性版のそういう言葉ってない(と思う)からそもそも「婦」にだけ「毒」がつくっていうのが上野さんあたりが突っ込むべきところじゃないかと思うけどそういう話は出てこない。勝手に女性に聖性を求めてそれと違う女性には「毒」をつけて侮蔑したり揶揄したりという構造だと思う。
    ここで双璧に論じられているのが東電OLと木嶋佳苗。木嶋佳苗は一時期ブログなど愛読しその非凡さはそれとなく知っていた。一方東電OLについてはこの本を読んで初めて知った逸話もあった。どこか正気でない淫らなひとという印象だったんだけど、それ以上に既存の

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    2018年12月31日